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エロマンガ先生から学ぶ正しい引きこもりからの脱出方法

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どうも、タイヘイです。

 

もう時効だと思うので言ってしまいますが、僕は10年近く前にニートで半引きこもりだった時期がありました。

 

今からするともったいないなと思うのですが、あの頃は将来が真っ暗で毎日が辛かったです。

 

一方で今期の中でもかなりの人気アニメ、エロマンガ先生の作中においてヒロインの和泉紗霧は家からまったく外に出ないかなりの重度な引きこもりとして描写されています。

 

今日はアニメと原作ライトノベルにおいて、この紗霧を取り巻く環境などから引きこもりの脱出方法について考えてみたいと思います。

 

一撃必殺!○○○を使えなくすれば引きこもりは外に出ざるをえない!

アニメ2話において、紗霧を学校に連れて行くために委員長である神野めぐみが言い放った一言。

 

「ネットを解約してください」

 

これは引きこもりはにおいて間違いなく最強の、即死技になります。

 

国の統計だと引きこもり(ニートとは別)は最低25万人、予備軍も含めると150万人もいると予想されているのですが、おそらくこの内の8割はネットが解約されたら外に出ざるを得ないと思います。

 

紗霧のように絵を描いていたとかはかなりまれなほうだと思いますし、それでお金を稼げているというのはさらに少数でしょう。

 

ただ、この方法には致命的な弱点があります。

 

それは逆上した引きこもりによって家族が害される可能性があるということです。

 

普段から暴力や暴言を吐くタイプの引きこもりにはこの方法はオススメできません。

 

逆に大人しいタイプであれば仕方なく外に出てくる可能性が高いと思いますし、あるいはネットを人質に取ることで話し合いの余地があると思います。

 

いずれにせよネットを解約するというのは劇薬だと思いますので、よく考えた上で試すべきだというのは間違いありません。

 

 

お金を稼いでいるなら引きこもりでも構わない

ネットを解約するのは最終手段ではありますが、ネットがあるとお金を稼げる可能性があるといのもまた確かであります。

 

紗霧のようにプロのイラストレーターはもちろん、アマチュアの漫画家でも同人誌のネット販売や広告収入で稼いでいる人は結構います。

 

YouTuberなんかもそうですし、クラウドワークスなどでライターをしたり、アフィリエイトとか稼ぐ手段は昔に比べればかなり多くなりました。

 

普通に就職するのが一番安定するとは思いますが、全員が全員そういう生き方に向いているわけでもありません。

 

あるいは良い会社に出会える可能性というのは運次第なところもかなりの割合であったりします。

 

ネットを使った自営業の場合、特に広告系だと広告料を出している会社やGoogleの方針次第で突然収入がほとんどゼロになったりする可能性はあります。

 

ただこの不安定と引き換えに普通に働いていたら超エリートでもほとんど得られない金銭を得られる可能性もあることを考えると、それは好みと向き不向きの問題のようなきもします。

 

もちろん「組織に属して働くことも出来るし、自営業でもやっていける」といのが最強だと思いますが「組織に属してしかやっていけない」「自営業でしかやっていけない」だとどちらが良いのかは本当は微妙なところだと思います。

 

僕の個人的な考え方としては、今の労働環境だとごく一部のエリートや運良く良い会社に当たった人以外はやっていけるなら自営業の方が割りに合っていると思うことが結構あったりします。

 

ただ、YouTuberのヒカキンの1日が公開されて凄く激務だと話題になったこともあったりしたのは記憶にあたらしいですね。

思ったより自分の力で稼ぐというのは楽なことではないというのは理解する必要があります。

 

口だけではなく実際に500時間1000時間、漫画にせよアフィリエイトにせよ取り組むとそれまでとは見方や考え方が全然違ってくると思います。

 

引きこもりの人と社会復帰について話すのであれば、普通に働くの以外にも家にいても半年とか1年とか条件をつけて自分で稼げたらOKなど選択肢を示せたら良いですね。

 

一緒に住んでいる親兄弟だと感情的になりがちなので、叔父など少し離れた親類を始めとした客観的に話せる人が間に入るとなお良いかと思います。

 

僕は家庭教師として不登校の子を長期で見たことがありますが、親だと近すぎて駄目なことも多いように感じました。

 

学校に行かなくちゃいけないというのも実は思い込みで、勉強するだけなら自習の方がよっぽど効率が良いです。

 

ただ、もし高校を出なかったら高卒資格がないとか中退したことで就職を考えたときに選考で不利になったりするとかのマイナス面はその人自身が引き受けなければいけません。

 

それらを天秤にかけた上で、自営業でやっていけるなら高校は高認で資格を取って仕事でも役に立つ好きな勉強をしに大学に行くというのが一番コスパが良い気がします。

 

 

ガチの引きこもりは実は大変

あと実際に自分が半分くらい引きこもりだった経験から考えると、実は引きこもりというのは普通の人にとってはかなり大変な生き方だと思います。

 

まず、親などに頼らず経済的に自立するというのが第一関門。

 

就職難でも経歴が全然駄目でも、選ばなければ介護などの仕事はなくはないからです。

 

この誰にでも開かれている仕事というのはほとんどが肉体労働で、外に出ないと仕事をすることができません。

 

必然、収入のある引きこもりのほとんどはネット経由でお金を得ることになると思います。

 

以前より増えたとは言え、まだまだネットの経済活動はリアルの経済活動に比べて幅が狭いということが大きなネックになっています。

 

 

2つめの問題が買い物です。

 

僕が「半引きこもり」だったといのは家族と買い物や外出をしたり、ちょっと畑の手伝いなどをしたりしていたから。

 

一人暮らしで引きこもりをしようとすると、この買い物がネックになります。

 

引きこもりでも食べなければ行きていけませんから、食料を買う必要がありますが家から出れないガチの引きこもりだとスーパーはおろかコンビニにも行けません。

 

これは致命的です。

 

今なら自宅まで宅配してくれるサービスも増えましたが、田舎になると配達の範囲外だったりすることはままあります。

 

宅配の人とも接することができないなど、対人関係に問題がある場合はこれも通販利用の妨げになります。

 

光熱費の支払いや銀行の利用などは口座引き落としやネットバンクで対応できるものが増えたので、だいぶ緩和されたように思います。

 

強いて言えば、コンビニ支払いも含めた窓口での税金関係の支払いくらいでしょうか。

 

家から一歩も出ないなら、このあたりのことを引き受けてくれる協力者が必要になるのです。

 

 

最後の問題は健康です。

 

どうしても外に出ないと規則正しい生活が崩れたり、運動不足で太ってしまったりして体調を崩しやすくなります。

 

これは引きこもりでなくても漫画家などに30代40代での死亡者が目につくレベルで多いことからも確かだと思います。

 

本気で引きこもるなら、カーテンをきちんと開けて1日に一定時間日光を浴びたり、室内で筋トレやエアロバイク・ルームランナーなど運動をすることを意識する必要があります。

 

それでも健康診断などで外に出られませんし、風邪を引いたら医者にかかることもできません。

 

風邪くらいならそのうち治るかもしれませんが、虫歯などは放っておいてもまず治らないのでかなり厳しいのではないでしょうか。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

実は本気で引きこもりをするのはかなり大変だということがお分かりになられたでしょうか。

 

おそらく大半の人にとって一番居心地がよいのは本気の引きこもりではなく、週に2~3日は買い物など気軽に出かけられる半引きこもりなのだと思います。

 

それを叶えるためにはお金が必要ですが、家にいて稼ぐというのはなかなか難しいですね。

 

ただ、何百万も払って無理矢理に引きこもりを外に連れ出したりするのはその後の関係を致命的に壊してしまいますし、ビジネスとしてかなり怪しいのでやめたほうが良いのは確かです。

 

まずはしっかりとコミュニケーションを取る、家族では難しいならボランティアや適正な金額で引き受けてくれる第三者を通すというのが良いと思います。

 

 

 

ありがとうございました!

 

 

 

一番幸せなニートの兄弟と両親の漫画です。

何気にお兄ちゃんは自宅でお金を稼げるくらいにハイスペックだったり。