凡才ですから

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人生をやり直せるなら高校は中退するかもしれない

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 どうも、タイヘイです。

 

あなたはもし人生をやり直せるならどんなことを変えたいと思いますか?

 

もっと勉強をしておけば、もっと部活に打ち込んでいれば……。

色々な後悔があると思います。

 

ただ、考えてみると意外とレールの上に乗った人生になってしまう気がしませんか?

 

勉強して良い学校にいって良い会社に入る、なんだかんだこれってかなり強く思い込まされていますし、コスパも悪くありません。

 

そんな決められた人生の中で、一つズレてみるとしたら高校を中退するという選択肢があるんじゃないかと最近ふと思ったのです。

 

就職活動では最終学歴を見る

なぜ高校中退かというと、多くの場合就職活動では最終学歴を見るからです。

 

僕の人生やり直しコースは、

中学卒業→高校入学→1年終了と同時に中退→20歳までに大学進学→就職もしくは自営業

を想定しています。

 

大学卒業までは好きなことをして、その後は上手く行けばその道で自営業、無理そうなら就職というパターンですね。

 

この中で一番就職に影響を与えそうなのが最終学歴です。

 

逆に、最終学歴ではない高校を中退したという過程はいわゆる一流大学を出ていれば結構な割合でリカバリーできるのではないかという思惑があってのこと。

 

ここで重要なのが、高校を中退しても勉強をしないというわけではないということです。

 

好きなことをやりながら、普通の子が1浪か2浪くらいまでの間に偏差値最低60くらいの大学に受かるだけの勉強をしていきます。

 

公務員試験とか普通の就職でも試験があって、基本的な学力って案外馬鹿にできないというのは高校時代には知る機会が少ないです。

社会人に就職活動が始まってようやく気づくのでもったいない気がします。

 

甲子園を目指さない人には高校は無意味?

そもそも、なぜ高校中退を考えたかというと基本的に学校って無駄が多いからです。

できれば中学も行かなければ良いなら行かない方がいいくらい。

 

勉強って、

自発的な勉強>>会社での研修>>学校

という感じに効率が悪くなっていくと思います。

 

甲子園に出るみたいな目標がある人には高校に行く意味はありますが、逆にそれ以外の人に3年間拘束されるだけの価値はあるのかというと疑問に思います。

 

人間関係を学べるとか反論があるかもしれませんが、他のコミュニティに属した方がもっと効果がある気がします。

 

例えば地域のスポーツチームとかですね。

 

身体が作られる時期に運動をしないのはもったいないので、水泳とか自転車とか何かしらやるといいかも。

 

身体を動かすのが苦手な人はそこまで本気じゃなくても、ウォーキングとかジョギングとかやっている人も結構いたりします。

 

 

やりたいことがない人には一定のレールがあった方がいいと言う人もいる?

 

僕は実は学校って出会いが少ない気がします。

同い年の人間と教師しかいないし、授業も基本的に同じ教室の中で行われていますよね。

 

部活とかは選べますけど、そこでも回りにいるのは基本的にほぼ同い年。

学校に縛られないと出会う人の幅がかなり広がる気がします。

 

そして、与えられた選択肢ではなくて自分で選ぶということが重要。

 

大学を選んだり就職先を選んだり、大きな決断がその先にいくつもあるのにやり直しが利く段階で経験を積ませないのってよく考えると怖い。

 

だったら中学とか高校のうちに、自分で何かを選んでそれに取り組むという経験は大切だと思うのです。

 

「高校に行かない」ではなく「高校中退」という保険

高校の進学率がほぼ100%に近い現在、一般的な家庭や中学校ではそもそも高校に行かないという選択肢を取ることはかなり難しいでしょう。

 

そこで出てきたのが高校中退という選択肢です。

 

もちろん、親や高校の先生を説得する必要があるので高校1年が終了するまでに準備をしておきます。

 

具体的には昔の大検、今の高認の試験に合格すること。

 

これに合格していると普通の子が高校を卒業する年に大学を受験する資格が与えられます。

さらに、興味があって一度調べてみたのですが問題自体はかなりやさしめ。

 

そこそこの高校に行けるだけの学力があれば高1の夏休みまでにそれなりに勉強してれば十分受かります。その上で秋の試験を受けるのがいいかなと思うのです。

 

さらに高校をやめて打ち込みたい好きなことでも形に残る何かを残しておく。

 

漫画とか小説とかならどんなに下手でも1本作り上げて賞に送るとか、YouTubeとかブログなら100本動画を作ったり記事を書いたりとかそういうことですね。

 

1本作り上げてようやく自分が本当にそれがやりたいのかどうかが分かるというのが僕の持論です。

 

この段階では評価は無視してOK。

 

才能とかはもっと後になってから分かるものだと思います。

とりあえず1つ成し遂げて、それからまだ続けたいかどうか判断するのって効果があるのです。

 

「高認の合格」と「1つ作り上げる」の2つがそろってはじめて高校中退を考える、これなら高校をやめなくても勉強は大学受験で無駄になりませんし、それで食べていけなくても他の人とは違う個性が身につくと思います。

 

 

いろいろな人の話を聞くと成功するために会社をやめたりして背水の陣で頑張った、みたいな話も多いです。

 

でも、前提条件が端折られたりしてるんですよね。

 

本になったビリギャルなんかは、実はそもそも有名な進学校に通っていて地頭が良かったとか。

 

漫画だと『3月のライオン』の主人公である零くんは将棋でプロになって1年遅れで高校に入ったり、『BECK』の主人公コユキが高校を辞めるのは大きなライブで成功してアメリカに渡る段階になってからだったりします。

 

ビジネスだとホリエモンは高校時代にゲーム雑誌に自作ゲームを送ったり、ライブドアを立ち上げる前にプログラミングのバイトをしたりしています。

 

そういう実例を見るとゼロを1にする段階は背水の陣で行うんじゃなくて、保険をかけた上でやるほうが絶対良いのです。

 

 

 

いろいろ話してきましたが、これは夢物語の話とは限りません。

 

自分の子供や親戚が高校とか大学を辞めようか悩んでいたりするときに少しだけ考えを柔らかくするヒントにもなります。

 

独立を考えている人とかも、会社という組織の看板を失ったときの自分の実力を考えたり応用できるんじゃないでしょうか。

 

ありがとうございました!