凡才ですから

凡才だから努力して一日ひとつだけ強くなる。

僕はホワイト企業を作りたい

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どうも、タイヘイです。

 

仕事で体調を崩し、退職後の寝たきりの状態から1年余りが過ぎました。

 

社会復帰のためのダイエットも順調に進んでいるので、ゆっくりとですが働くことについて考えなければいけません。

 

しかし以前に就職活動をしたときにも、

ホワイト企業の求人があまりにも少なくない?

と思ったものです。

 

確かに良い会社ほど辞める人が少なく、求人も少ないのでしょうがそれにしても目につく求人をちょっと調べてみるとあまりにも残業ありきが前提になりすぎている……。

 

文句を言ってもしょうがないので、今日はどんな事業をしたいかではなくホワイト企業を作るという目標から逆算して会社を作ることを考えてみたいと思います。

 

 

今はなき9時17時の会社が最低ライン

 

前提としてまずホワイト企業の定義を定めます。

(社会保険等については入っているのが前提なのでわざわざ含めません)

 

  • 基本的に9時17時の拘束時間が最低ライン
  • 土日祝日完全休業で有給を含めた年間休日は120日以上
  • 月の残業時間は10時間未満(1日30分未満を目安)

 

色々な求人サイトで探してみると、9時17時の拘束時間の会社って今は本当に少ないですよね。

 

でも元々はアフター5という言葉があったように、仕事は本来1時間の昼休みを挟んでの8時間拘束だったはずなのです。

 

ここ30年くらいで土曜が完全休日になった会社が増えたのが影響しているのかもしれませんが、流通だとか情報技術の進歩でそれくらいの効率化はなされているはずなのですが還元されてない感じがします。

 

ちなみに先にあげた労働条件は現代の日本の若者にとってはびっくりするほどホワイトなものですが、年間240日8時間働いた場合の労働時間は1920時間。

 

日本の平均労働時間はパートなど正社員以外も込みで1750時間ほど、ドイツが1400時間ほどなので無理とは言えない基準だと思うのです。

 

数字から見れば、「普通の会社」が年間200日稼働で8時間勤務とかも無理ではないように思えます。

 

 

利益率から考える業種はやっぱりIT系?

で、ホワイト企業を作るためには会社に余裕が無いといけません。

 

そのためには儲からない業界に別分野や新しい知識や技術を持ち込んでシェアを奪うか、そもそも儲かる業界で無難にやっていくかの二択になります。

 

僕は特別な知識や技術などは特に持っていないので、まずは「儲かる業界」を探してその中で何を出来るかを考えることにしました。

 

(このあたりは『ドラゴン桜』作者による転職漫画『エンゼルバンク』の14巻でラーメンの値段の決め方という話を参考にしています)

 

というわけで、利益率の高い業界について調べてみると儲かる業界にいくつかの傾向が見えてきます。

 

  • ソフトウェア・インターネットなど新しい技術で高付加価値な分野
  • 証券・金融など物ではなくお金を動かす分野
  • コンサルティング・警備など物ではななくサービスを提供する分野

 

このあたりが上位には多いです。

他には、ガスや鉄道などインフラ関連や医療機器・工作機械などBtoB(企業向け)の会社が目につきました。

 

逆に小売や飲食などは利益率が低く、自営業を考えるときに頭に浮かびやすいですが選ぶべきではないことがよくわかります。

 

 

もう一つの選択軸、初期投資とリスクの大きさ

ただ必ずしも利益率の高い業種が優れているというわけではありません。

 

というのも金融などは元手となる運転資金が多く必要になりますし、インフラやBtoBだと設備投資が物凄い金額でかかってきます。

 

脱サラしてコンビニ経営などが非常に怖いのは、元々利益率が高くない上に店を作る際にこの初期投資として開店するために1000万円単位の資金が必要になるからです。

 

 

そうなるとパソコンが1台と自分の身、あとは10万円以下の運転資金があれば準備ができる可能性のあるIT系がやはり強いんですね。

 

ただ、IT系には2つの問題があります。

 

1つ目はソフトウェア開発系だと知識や技術が必要だということ。

売り物になるレベルの役に立つソフトやサービスは、かなり洗練されてきておりプログラムだけでなくデザインや保守といった様々な要素を必要とする用になってきています。

 

最初に1人で作るならスマホアプリでニッチな市場を狙ったり、ゲームのような方向性の方が良いかもしれません。

 

 

2つ目は最近流行りのブログやアフィリエイトの場合だと競合が多いということ。

 

成長著しいインターネット広告市場ですが、低リスク・低コストで大きなリターンが見込めることから参入者は非常に多いです。

 

こうなってくると他の人との差別化が必要になり、マーケティング的なセンスや知識が必要になってきます。

 

ただ、アフィリエイトを専業にできる人数の限界値は、5000人から1万人ほどは最低ありそうだと市場規模を人数で割った大雑把な概算から導くことも出来るのです。

 

人数的には約2万人前後の市会議員とか司法書士くらいの人数は吸収できる余地があると考えて良いでしょう。

 

おそらく「よくある宣伝ほど楽には稼げないが、1,2年フルタイムで時間をとれば専業に十分なれる」くらいの難易度だと思われます。

 

 

もちろん、向き不向きもあるでしょうしネットで目につくのは半年から1年くらいで稼げるようになった特別な人ばかりですが真剣に時間を割いて取り組めばそれほど分の悪い挑戦ではないのではないでしょうか。

 

 

理想的には、

 

1.アフィリエイト・ブログで自分が生活できるだけの資金を稼ぐ

2.稼げるようになった複数人が集まって(もしくは未経験者を育てて)会社として取り組むことで安定性を高めつつ資本金を集める

3.インデックス投資を元にしたリスクを抑えた投資会社として活動する

 

といった感じにステップアップできると良いと思います。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

会社のように組織化する前にまずは自分が稼げるようにならないといけないは確かですが、安定を求めると組織として活動することがやがて求められるのもまた事実ですよね。

 

ちなみにあえて触れなかったお給料についてですが、自分の稼いだ額を予算としてその範囲内で決裁権限を与えるという形だとモチベーションを維持できると思います。

 

そう考えると理想的な会社というのは「個人が効率を求めてたまたま集まって活動している集団」なのかなと思ったり。

 

もちろん会社として信用とかネームバリューのように見えない力もあるわけですが、大多数の企業は人数が増えるに連れて非効率になっていますし、そこに付け入る隙があるのではないでしょうか。

 

僕もダイエットの挑戦中は家で出来る仕事として役に立つ記事を書くことに真剣に取り組んでみようと思います。

 

 

ありがとうございました!

 

 

ホワイト企業の非常に興味深い実例を書いた本。オススメです。