どうも、タイヘイです。
本やインタビューを読んですごく感動して、何かに挑戦しようと思った。
でもいざとなると動けないという経験をしたことがあなたはありますか?
僕はしょっちゅうあります。
ダイエットとか資格の勉強とか、部屋をキレイにしようとかそれはもうありとあらゆる種類のことに対してです。
ただ、何事も数が増えると上手くいく特別な場合が出てきたりします。
数多くの「できなかった」経験の上に、いくかの「できた」経験が現れるのです。
そうして手に入れた「できた」経験を増やすにはどうしたら良いのかと考えたとき、
「できた」経験には共通点があることが見えてきました。
キーワードは、「自己肯定感」です。
これくらいなら自分でも出来るんじゃないかとか、
普段は役に立たないけどこの知識や方法なら使えるぞとか、
そういう場合に「できた」ことが多いのです。
お金を払って道具をそろえたり、人に教わるというのはおそらくその底上げに過ぎません。
「自己肯定感」があるから「できる」と思って挑戦のハードルが下がり、
一つ挑戦に成功すればあとはドミノ倒しのようにより難しい挑戦も成功しやすくなる良い循環が生まれます。
しかし、最初にその人がどのくらいの「自己肯定感」を持っているかは育ってきた環境や今まで経験してきたことによって大きく異なるのも事実。
今日はそんな自分に自信がない人でも手軽に挑戦でき、「自己肯定感」を手に入れるために役立つ、短期間で身につけられるスキルについて語ろうと思います。
挑戦するべきは「100%役に立つこと」か「ぜんぜん役に立たないこと」
さて、それでは短期間で身につけられる「自己肯定感」を手に入れるのに役立つ挑戦とはどんなことでしょうか?
プログラミング? 英語? 簿記?
いえいえ、それらはもっと先の、「自己肯定感」を手に入れてから挑むべき内容です。
というのも、身につけるのにそれなりに予備知識やお金、時間がかかったりしますし、出来るようになった! と言うには特に英語などでは求めるレベルが高すぎるのです。
そういう理由があって、僕が考える「自己肯定感」を得るための挑戦に必要な条件は、
「短期間でお金をあまりかけずに身につけることが出来ること」にくわえて
「100%役に立つこと」か「ぜんぜん役に立たないこと」
のどちらかだと思うのです。
前二つはともかく最後はどういうことかというと、
変に役立つことを期待すると楽しめないことが多い(結果続かない)から。
出来るようになった! という実感、「自己肯定感」を得るのが大切なのであって、
最初の挑戦ではスキルそのものが役に立つかどうかは二の次なのです。
そして、「ぜんぜん役に立たないこと」だと思っていたことが意外と役に立つことが多かったりするのも事実。
ちょっとした会話やブログのネタにもなりますし、次の役に立つことに挑戦する基礎になっていたりすることが結構あるのです。
「100%役に立つ」5つの挑戦
それでは実際に「100%役に立つ」ものから挑戦を説明していきます。
タッチタイピング
キーボードを見ないでパソコンの文字を打つ技術のことです。
ちょっと前まではブラインドタッチなどとも呼ばれていました。
これは、PCを使うほとんどの仕事やレポートを作る学生さんなどには必ず役立つスキル。
学校の情報の授業や新入社員研修で教わることも結構多いかもしれませんが、
意外としっかり時間を取って訓練することが少なく、
身についていないスキルの一つです。
経験論としては、特殊なキーや数字を除いた普通のローマ字入力をストレス無くできるようになるまで2週間。長く見積もって1ヶ月程度かかります。
1日の練習時間は30分程度で十分ですし、
ネットとパソコンさえあれば特に必要なものもなく、お金がかからないことも優れています。
練習方法としては、下のサイト「e-typing」がオススメ。
メールアドレスを登録すれば無料で体系付けられた
効率の良いトレーニングを積むことが出来ます。
早寝
早起きとセットで語られることが多いですが、あえて早寝単体です。
自分の生活をコントロールしているという実感は、自分の人生をコントロールできるという実感に繋がります。
小学生の頃にも言われたことがあると思いますが、実際に自分の意志で取り組んでみるとかなりインパクトがあります。
ちなみにもし早く起きることができたらラッキー、くらいの気持ちだとプレッシャーがかかりにくくて続けやすいというのが早起きを含まない理由です。
残業なども多く、現代人は特に平日の睡眠時間が不足していると言われていることもあるため、身体を大切にするという意味で選びました。
仕事によりますができれば3時間、少なくとも2時間寝る時間を早くしましょう。
帰ったらするのは軽い食事とお風呂(入っている内に洗濯)くらいで、ネットやTVを見なければできると思います。
ダラダラするのは僕も好きなので難しいのはわかっていますが、1日だけ、1日だけやってみると意外とできるもの。
僕の場合は1時に寝て7時に起きていたのを22時に寝て5時に起きる生活にしたことがあり、睡眠時間が増えたぶんやれることは減るかと思ったらメリハリがついて逆に生活の質が上がったのは嬉しいサプライズでした。
また、ゆっくりお風呂に入って洗濯している間にスマホでネットをするようにしたらネットがしたい! という欲も満たせたので特につらく感じたりはなかったです。
最初は寝付けなかったのでアイマスクと耳栓を買いましたが合計で1000円もしていません。
仕事の質が上がったり、土日に活動的になったりの副次効果も感じられてオススメの挑戦の一つです。
一時的ではなく、長く続けよう身につけようと思ったら最低1ヶ月、できれば3ヶ月から半年くらいは必要なのが唯一の弱点でしょうか。
アイロンがけ
一人暮らしの男性、特に就活生や新社会人にオススメの挑戦です。
直接的な効果としてはシャツがパリッとして人から見た目で悪印象を持たれる可能性が減ります。
ちょっとだけ頑張って朝に行うと、1日の最初を自分でコントロールしている実感をもって始められるのが選んだ理由です。
時間は慣れれば丁寧にやっても5分くらいで、案外かかりません。
3000円くらいのアイロンに1000円くらいのアイロン台で十分。それ以上のものはもっとオシャレに興味を持って、しかもお金に余裕が出来てから。
僕は場所をとるのが嫌なので、立たないまな板のようなタイプのアイロン台を机に載せて使っています。
下の動画が参考になりますが、ここまで丁寧にやらなくてもポイントを軽く抑えるだけで十分見た目がよくなりますよ。
仕事のある日だけでも毎朝続ければ1ヶ月で十分身につきます。
オシャレ以前の清潔感のある服装への第一歩としてはコスパ抜群!
レコーディングダイエット
人によって相性がありますが、これだけでもダイエットが成功する確立が3,4割くらいある感じです。
僕も含めて体型がコンプレックスの人は多いと思いますが、ライザップや健康食品に手を出す前にまずこれが絶対オススメです。
僕は2回ほど15kg以上のダイエットをしましたが、周りの反応もですがそれ以上に自分自身に対する気持ちの変化がすごく大きかった。
やり方はシンプルでたった2つ。
- 朝起きてトイレの後に体重をはかってアプリに記録(体脂肪などは余裕があればついでに記録)
- 移動時間やお風呂に入っている間にその日食べたものをすべて残らずアプリに記録(写真やカロリーは不要。飲み物も含めて口にしたものの種類と量だけを記録する)
これだけです。
食べ物は意識して制限しなくていいし、運動も不要です。
ただし、記録に関しては一切の甘えなく厳密に確実に行います。
食べすぎても大丈夫。
来月からダイエットする準備だと思いましょう。
それだけでもダイエットは半分成功といってもいいくらいです。
自分を褒めてあげましょう。
もし無意識に食べる量が減ってやせられたらラッキー。
自分を褒めてあげましょう。
どっちに転んでも、記録することがしっかりできていればそれだけでいいのです。
体重計は2,3000円で買えますし、アプリは無料のもので十分です。
1ヶ月、休みなく毎日続けてみましょう。
上手く行ったら一番劇的な変化が起こるのはこれだと思います。
歩く
ウォーキングだと頑張り過ぎな感じなのでもっと簡単そうに表現しました。
やり方は2種類あって、初日に1時間早歩き、翌日は5分に減らして少しずつ増やす形か、あるいは最初から5分で少しずつ増やす形のどちらか。
最初だけちょっと無理をして1時間歩いてみると成長が感じられて良いと思います。
金曜の夜(休日の前日)にちょっと遠くのコンビニに好きなものを買いに行く形で始めると次の日が休みということもあってちょっと成功率が上がるかも。
ブログや文章を書いている人はあえて音楽やラジオは聞かないのがオススメ。
一つのことを集中して考えられます。
僕はウォーキングすることで原稿用紙300枚強の小説を何本か完成させたことがあります。
必要なものは上下のウェアとシューズ。合わせて1万円から何着かそろえて2万円くらい。
ウェアは学生時代のものかユニクロので十分です。
シューズだけは足にあったサイズ(縦幅・横幅)のものを買いましょう。
あとはスマホで歩いた距離と時間をはかる無料のアプリがあればいいですね。
弱点は運動経験が本当にゼロだったり、体重があると効果が出るのに時間がかかること。
短くて1ヶ月、長くて3ヶ月くらいが目安です。
あとはやはり天気!
極端な大雨や台風・雪でない限りは濡れても良いウィンドブレーカーで5分だけでも続けたほうが吉。
女性の場合は安全性も考える必要があるので朝にするか、人と一緒だと良いですね。
個人的には気軽に参加できる一緒に歩くサークルがあるといいなあなんて思ったりしています。
「ぜんぜん役に立たない」5つの挑戦
こちらは趣味周りのものが多いです。
あとは地味に子供と一緒にやるのが向いているかもしれません。
気軽に始めたいならぜひこちらから試してみてください。
開脚
ファッ!? って一瞬なるかもしれませんが理由があります。
実はこの開脚というニッチなジャンルを身につけるための方法を完璧に整えた本が出ているのです。
その本とはズバリ、
「どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法」
です。
僕も試してみたのですが、体重がかなりある人はダイエットの前段階として気長にやるといいです。
1ヶ月で可動域がかなり広がって日常の動作で痛みを感じなくなりました。
約1000円(kindle版)か1500円(書籍版)の本を買うだけであとは家にあるタオルと椅子くらいしか必要なものがないのもグッド。
身体のコントロールは自己肯定感を得るのに重要なファクター。
筋トレやウォーキングだと続かなくても、こちらならつらさも感じにくいので続けやすいです。
本だと1ヶ月ですが、体重がある人は3ヶ月で考えるべき。
開始前に先に出たレコーディングダイエットをしていると相乗効果で大きな変化が起こるかもしれません。
漢字検定3級
ほぼほぼ大学生や社会人だと役に立たない技能です。
本格的に勉強をし直そうという場合に一番取っ付きやすく、成果を得やすいのでチョイス。
レベル的には中学卒業程度で、ゼロから学んで100時間の勉強が必要と言われています。
実際には元の学力によりますが、短いと30時間くらい、長くても7,80時間くらい、平均で5,60時間くらいで取得できるはず。
それというのも、英語と違って日頃からネットでも漢字には触れることが多く、読みにはあまり困らないため。
実際はひらがなを漢字に直して書くことが全体の8,9割で、
漢字検定特有の部首などの対策が残りの勉強時間になるでしょう。
お金も試験費用と問題集合わせても5000円以下で手軽です。
毎日30分の勉強で1ヶ月から長くて3ヶ月で時間は足りるはず。
子供と一緒に勉強するには一番向いているのではないでしょうか?
勉強に対するコンプレックスを振り払って自己肯定感を得るには漢字検定が一番楽な方法です。
ポケモン(GBA版エメラルド)
なぜポケモンなのかというと非常にゲームバランスが調整された作品で、
心構えとしては最高に手軽に挑戦できるのに実は奥深い要素が秘められているからです。
初代赤緑、金銀の次がルビー・サファイア・エメラルド。
最近の作品だと要素が増えて初心者が極めるには逆にやりにくいのですが、このエメラルドでは現在のシステムの基本が完成されていながらもシンプルです。
プレイの具体的流れは、
- 1週間目:ストーリー攻略。バトルフロンティアで歯が立たないことを実感する。
- 2週間目:種族値・個体値・努力値を学ぶ。特性、道具、遺伝技や戦略を考えてパーティーを決める。
- 3週間目:孵化作業。1匹のポケモンに対し30~60匹程度ずつ厳選する(60匹だと期待値で全ステータスで平均以上が見込める。折を見て育成中にも厳選を続ける)。
- 4週間目:育成(レベル上げ、努力値振り)してからバトルフロンティア(タワー)再挑戦。
といった流れです。
知らないと昔プレイしたことがあっても何のことやらサッパリと思われたかもしれません。
ですが、ゲームとしてのポケモンは対人戦だと読みや駆け引きもありますし、今はポケモンの種類や技、道具やメガシンカが増えてさらに奥が深くなっています。
GBA版エメラルドは最低限の要素だけで完成しており、初心者にはピッタリの作品といえることからリメイク版ではなくこちらをオススメしています。
最初に手も足も出ないバトルフロンティアも、準備をすると蹂躙できるくらいになります。
ゲームでも頭を本気で使うと別物になるという良い例です。
コミュニケーションも取れるし子供と一緒にプレイするのには最高のゲーム、それがポケモンだと僕は思っています。
難点は古い作品な上GBA自体が生産終了していること。
今はなき通信ケーブルも必要ですし……。
できれば通信交換を使いたいので本体2つとソフトがルビー・サファイア・エメラルドを1つずつ欲しいですがそれなりに手間です(金額は中古でそろえて5000~10000円くらい)。
もう少し要素が増えて複雑だけど、3DSでもプレイ出来るプラチナの方が既にお手持ちの機種によっては良いかもしれません。
できなかったことができるようになる、というのはゲームではよくあることです。
ですが、プレイヤー自身の腕が上がって強くなるというのは格闘ゲームとかパズル系が多い。
ポケモンはその点、反射神経は求められないけれど知識とそれを活かす思考力で強くなったことが実感できるので優れています。
1日のプレイ時間にもよりますが、1ヶ月~2ヶ月くらいで複雑化したポケモンの基本要素が身につくはずです。
これからも続くシリーズでしょうし、長く遊べる趣味になるかもしれません。
模写
イラストの模写です。
費用は3000~5000円くらい。
期間は20時間、2週間から1ヶ月程度。
詳しいことは僕が挑戦したまとめがあるのでそちらを参考にどうぞ。
絵はセンスだと思いこんでいたり、落書きすることにも抵抗がある方にこそ是非やってみてほしいオススメの挑戦です。
コンプレックスを解消するチャンスです。
趣味として続けて技術が上がっていけば比較的いろんなところで役に立つスキルでもあると思います。
リフティング
メジャーな球技で少人数(できれば一人)でできて上達が分かりやすいのがリフティングです。
サッカーを始めようというお子さんがいるなら絶対にオススメ。
練習方法をまとめた動画に良いものが多く、選出の決め手になりました(小学生の頃に見たかった)。
球技の出来る公園か小さな庭があれば練習できますし、
服はユニクロ、スパイクやトレーニングシューズじゃなくてウォーキングで使うシューズとボールがあれば道具もOK。
かかるお金は1.5万くらいで済みます。
1日30分練習すれば1ヶ月で最低30回、おそらく50回はできるようになるはず。
部活やクラブチームで経験がなくても、フットサルを始めたりするのにもいい導入方法だと思いませんか?
いかがだったでしょうか?
中にはゲームが含まれていたり、実社会では本当に役に立たないものも入っています。
ですが、それでも良いのです。
自分はできない、駄目な人間だと心無い大人に言われて育ってきた人もいると思います。
ですが、そうやって他人を貶める人間に限って継続的に自分を磨いたことが無いものです。
本当にすごい人は高いレベルでの才能の違いの残酷さや、置かれた環境、指導者などとの出会いなど自分の努力以外の要素があることを知っていて、謙虚であることが多いのです。
逆に、一見くだらないことでも極めれば尊敬されますし、大したことがない技術でも組み合わせによってはすごい価値があったりします。
日本ではルールもほとんど知られていないクリケットが、インドでは一番人気のスポーツで年収30億のプレイヤーがいたりしますからね。
自分の人生は自分である程度の部分までコントロールできると思っているのといないのでは毎日が違ってくるのです。
しょうもないことも含まれていますが、一度思い切りハードルを下げて、
「できる!」
という体験のために挑戦してみてはどうでしょうか?
そのほうが案外、本当に身につけたい技術などを手に入れる近道になるかもしれませんよ。
ありがとうございました!
(記事中で言及した、模写に挑戦したまとめの記事です。気になった方はぜひ一度ご確認ください)