仕事にも慣れてきたし、何か勉強したいと思うけど何から始めたら良いんだろう?
給料が上がらなくてつらい……。どうしたらお金をもっと稼げるだろうか?
勉強しようかな?と思っても具体的に何を学ぶのか決めるのって意外と難しいですよね。
英語をやった方がいいのか、プログラミングの方が良いのか、簿記をやった方が良いのか……。
選択肢が多すぎて選びきれないという人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では簡単な質問に答えることでタイプ別におすすめの勉強ジャンルにわけ、さらにジャンルごとにおすすめの勉強内容を細かく紹介していきます。
- 今の仕事を頑張りたい人は資格取得!
- 転職・副業には新しいスキル学習!
- 新人・手軽に効果を得たい人にはビジネス基礎力!
- プライベートとのバランスを取りたい人は生活スキルの向上!
- プライベートを充実させたい人は役立つ趣味の勉強をする!
- タイプ別おすすめ勉強内容診断
- 種類別のおすすめ勉強内容を紹介
- 勉強場所や勉強時間の確保など社会人の勉強に役立つ情報まとめ
タイプ別おすすめ勉強内容診断
勉強で重要なのは目的です。
頑張って英語を勉強したのに、仕事で必要なのは不動産の資格だった、なんてことになったらもったいないですよね。
英語とかプログラミングとか勉強内容の流行はいろいろ変わります。
ですがその流行が必ずしも自分にとって一番必要な、良い選択とは限りません。
せっかく勉強するなら、少ない労力で大きな得があった方が嬉しいのは当然のこと。
そこで、1分もかからずに勉強の目的を明らかにするフローチャートを作りました。
まずは下のフローチャートを見てください。
自分はお金がほしいのか、人生を楽しみたいのか。
お金がほしいなら本業を頑張りたいのか、転職(就職含む)をしたいのか、副業をしたいのか。
人生を楽しみたいのなら疲れているのか、いないのか。
方向性が見えたら、次はそれぞれを詳しく解説していきます。
勉強してもっとお金がほしい人
勉強の理由がお金というのは最も自然な答えだと思います。
実力をもっと認められたり出世したいというのも、業務効率を上げて楽をしたいというのもこれに入ります。
ここではさらに、
- 本業をもっと頑張りたい人
- 転職・就職したい人
- 副業をしたい人
にわけて考えていきます。
本業に活かしたい人
本業に勉強を活かしたい人は勤めている業界や、立場によっておすすめが変わります。
一番やることに迷ってしまうのがこのタイプの人ですね。
広く仕事に役立つスキルを鍛えたい人:ビジネス基礎力
広く仕事に役立つスキルを鍛えたい人はビジネス基礎力を高めるような勉強をすると良いでしょう。
基礎力というと研修で習うような名刺の渡し方とか、そんなのもう知ってるというイメージがあるかもしれませんね。
でも、それだけではないんです。
例えばロジカルシンキングや問題解決力といったビジネスで役に立つ考え方やフレームワークがあります。
つまりビジネススクールでMBA(経営学修士)というビジネスを学んだ証明を取るために学ぶものも含まれています。
また、役職が上がると求められるのが人を管理するマネジメント能力。
このマネジメントに役立つコーチングのようなビジネスコミュニケーションのスキルを学ぶのが必要な人は多いでしょう。
この記事ではビジネス基礎力は主に3種類の年齢層・立場に向けて分類します。
- 新人社会人向け:ビジネスマナー、パソコン操作など
- 万人向け:ロジカルシンキングなど
- マネジメント層向け:コーチングなど
並べてみると、基礎力といっても非常に奥深いのがよく分かると思います。
資格は取得しても業務の遂行能力が上がらないこともあります。
しかしこのビジネス基礎力はきちんと身につければ確実に仕事に良い影響をもたらしてくれるでしょう。
本業を頑張りたいけど何をやるか迷っている人はビジネス基礎力を鍛えるのが一押しです。
出世に必要・資格手当が付く人:資格
社会人の勉強といえばやっぱり資格の取得が王道ですね。
本業を頑張りたい人の中でも特に資格取得がおすすめなのは次の2種類の人です。
- 出世・昇進の要件に資格の取得が含まれている人
- 資格を取得すると毎月もしくは一時金など手当てが付く人
さらに言うと資格も何パターンかにわけられます。
- SEやネットワークエンジニアなどのIT系資格
- 不動産業の宅建や会計事務所の税理士資格など独占業務のある士業系
- 英語力を評価する場合によく使われるTOEIC
- その他、危険物取扱者や電気工事士といった実務系
IT系資格を取ったからといってプログラミングがうまくなったり、TOEICで良いスコアでも英語がペラペラというわけでは必ずしもありません。
それでも職場で評価される、必要というのが分かっているのであれば真っ先に勉強したいのが資格ですね。
自分の業種や職場の規定と見比べて勉強するメリットがどれくらいあるかを考えてみてください。
専門技能を鍛えたい人:専門スキル
業務に一番直接的な影響を与えるのが専門スキルを学ぶことです。
プログラマーであれば良いコードを書くスキル、観光業界での英会話スキル、マーケティングのために統計学を学んだりするのもこれに入ります。
スキルは業種や職務によってほとんど無数と言っていいほどあります。
しかし大まかなパターンとしては2種類あって、
- できないことをできるようになる
- できることをもっと上手くなる
このようにわけられます。
自分の可能性を広めるのか、それとも深めるのか、将来的なキャリア設計にもつながるところがあると思います。
資格と違って以前はあまり勉強しやすいとは言えませんでした。
ですが最近では安くオンラインで講義が受けられたり、参考になる書籍も充実しています。
参考書籍を1冊ずつ全部学ぶより、この分野のここを鍛える、というふうに学ぶ幅を絞った方が成果が出やすい分野ですので覚えておくと勉強の効率がアップします。
転職・就職したい人
転職・就職のために勉強したいという人は業種によって資格が重要か、スキルが重要かで大きく分けられます。
詳しく見ていきましょう。
資格が重要な職に就きたい:資格
弁護士になるのに弁護士資格が必要なように、そもそも資格がないと受け入れてもらえない業界があります。
弁護士・税理士・建築士といった士業が非常に多いですね。
幅広く見れば放射線技師といった師がつく医療・看護系の業務も資格が必須なものが多いです。
もちろん就職してから資格を取っても大丈夫ということもあります。
ですが、採用される可能性を上げるためには本気でその職に付きたいという意欲を見せる意味でも就職する前に関連した資格を取るのが非常に効果的です。
税理士になりたければ日商簿記の2級までは取っておくとか、医療事務などは倍率が高くなるので先に資格を取っておいた方が良いでしょう。
取得に必要な勉強時間が1000時間とかそれ以上になると厳しいですが、300時間くらいまでなら半年もあれば十分に取れます。
他の応募者と差をつけやすいのが資格ですので、ぜひ転職や就職に悩んでいる人は考えてみてください。
専門技能が重要な職に就きたい:専門スキル
必要な資格がなく、純粋に能力やスキル、経歴だけが見られる仕事も多いです。
文章を書くライターや営業職、デザイナーなどもこれにあたるかと思います。
未経験から入る場合、単純に勉強していましたというだけでは他の応募者との差にはなりにくいのが困りもの。
ですので、単純にスキルを身につけるだけではなくて目に見える成果がほしいです。
具体的にはポートフォリオ(自分の作ったものをまとめたもの)を用意するのがおすすめです。
WEB系のデザイナーやエンジニアなら作ったサイトやサービス。
ライターとして仕事がほしければ自分でブログを運営してみる。
今はネット上での発信が簡単なので、少しだけ手間をかけると非常にアピールしやすいです。
また、目に見える形でアウトプットすることでスキルをより深く、早く身につけることができるのでぜひやってみてください。
副業したい人:専門スキル
最近ではウーバーイーツのように、副業の選択肢もだいぶ広がってきました。
しかしどうせなら時間と身体を拘束される仕事ではなく、技能や経験を生かしたフリーランス的な働き方、クラウドソーシング(インターネットを通じて仕事を受けること)をしたいと思う人も多いのではないでしょうか?
インターネット上のメディアに対して記事を書くライター、ホームページ製作やアプリのデザイン、動画の編集といった仕事も最近はよく募集されています。
しかし最初の1件の仕事を得るのがなかなか難しいのも事実です。
特に本業とは違う分野で働きたいと思う人は経歴的にもアピールがしにくくて困ることも多いでしょう。
解決策としては、転職・就職と同じでポートフォリオ(自分の作ったものをまとめたもの)を作ることがおすすめです。
勉強の過程で作ったものや、勉強後に何か成果物としてサンプルのようなものを作ってみるのです。
これだけのものが作れるなら安心して任せられるな、と思えるのが依頼者にとって非常に重要ですからね。
むしろ、きちんとしたスキルがあるなら相場の2倍3倍払っても惜しくないという依頼人は大勢います。
また、ネット上で活動するのであれば専用のアカウントを作ってTwitterなどのSNSで専門スキルの情報発信をするのも良いでしょう。
結局の所、仕事を頼む際に依頼者が見ているのは信頼性・価格・スキルの3つです。
一定以上のフォロワーがいれば信頼されやすいですし、直接仕事を依頼されることもあるかもしれません。
勉強してもっと人生を楽しみたい人
勉強するのは何もお金のためばかりではありませんよね。
仕事が安定していたり、もっとプライベートを充実させたい人も中にはいるかと思います。
そんな人は、
- 最近疲れているか
- 疲れていないか
を考えてみてください。
意外に向いている勉強内容が見つかるかもしれません。
疲れている人:生活に役立つスキルを鍛える
最近、もしくはずっと慢性的に疲れているなあ……。
そう感じる人は生活に役立つスキルを鍛えましょう。
具体的には、
- 睡眠
- 食事
- 運動
- (瞑想・マインドフルネス)
に関する知識を勉強して実践していくのがおすすめです。
現代人の多くが寝不足、肥満や糖質の取りすぎ、運動不足、ストレスを抱えています。
本当なら資格などの勉強の前にまずこの分野の知識を勉強して習慣化するほうが仕事の成果も出やすいと個人的には思っています。
瞑想・マインドフルネスは少し宗教臭いと思う人もいるかもしれませんが、最近の研究で科学的に効果が良く取り上げられています。
体系化されて効果が大きい深呼吸と思うと少しはイメージが変わるかもしれません。
この勉強というか習慣の大きなポイントとしては3つ。
- 本を2,3冊も読めば必要な知識はほぼすべて手に入る
- 知識を学ぶより実際に実践して身につけるのに時間がかかる
- 実際に取り組んでみると短期間で大きな効果が出る
実は私もここ半年ほど、睡眠、運動、食事を改善しました。
結果として、思った以上に仕事もプライベートも以前とはまったく変わりました。
掃除や洗濯といったその他の家事も、一度我流ではなくて理にかなったやり方を学んでみると違ったものが見えてくるかもしれません。
平日と休日の起きる時間が2時間以上ずれている人は、いきなり業務の勉強をするよりまず睡眠について学んでみるところから始めるのが結局一番効率的だと思います。
おすすめです。
疲れていない人:趣味を体系的に学んでみる
仕事にも不満はないし、生活リズムも安定している。
でも何か物足りない……。
そんな人には趣味を学んでみるのがおすすめです。
小さい頃からなんとなく続けている習い事や、ぼんやりスマホでゲームするのではなく、明確に上達を目的にしてきちんと体系的に技術と知識を学ぶのです。
趣味には英語を改めて勉強して映画を翻訳なしで楽しんだり、スマートフォンのアプリを作ってみるといった実用的なもの。
哲学書を大学のカリキュラムに沿って読んでみたり、マラソンで3時間切りを目指したり、ちょっとしたハンドメイドに取り組んでみるなどまさに趣味といったもの。
生活に彩りを与えてくれるだけでなく、人との出会いにつながったり、知識と技術が身についていけばそれが副業につながることも今では少なくありません。
重要なのはいきあたりばったりではなく、明確な目的を持って取り組むことです。
仕事って突き詰めてしまうと正解があることが多くて、みんな似たような技術や知識を身に着けがちで差が出ないこともあります。
ですが趣味は人によって好みが異なるので、自然と人間的な深みを出す手助けをしてくれます。
営業の仕事をしている人は、時計や靴やワインといった仕事とは関係ない部分で話題を広げてそこから仕事に繋がる場合も少なくありません。
自分が心から楽しめて、さらにそれが役に立つこともあったら最高ですよね。
種類別のおすすめ勉強内容を紹介
前半で自分におすすめな勉強のジャンルが分かったら、項目ごとにおすすめの具体的な勉強内容を見ていきましょう。
それぞれの勉強内容は、
- かかる費用
- 習得にかかる時間
- 仕事での需要・趣味なら人気
によって評価しています。
ぜひ参考にしてみてください。
仕事に役立つおすすめの資格
前提として資格は、
- 本業の業務に関係があるもの
- 転職・就職先の業界に関係があるもの
が最優先です。
というのも、これさえ取れば食いっぱぐれないというような資格は必要な勉強時間が2000時間とか大変過ぎて、すぐには役に立たず非常にコスパが悪いのです。
この理由で、今回は資格取得のために英語を学ぶのはおすすめしていません。
(観光業界とかで働きたいとか、英語の先生になりたいとかは本業の業界に関係があるものなのでもちろん別ですよ)
ここでは、正社員として働きたい就職に困っている人や、今の業界をキッパリやめて未経験で新しい職を得ようという人におすすめの資格を上げていきます。
電験3種:絶対に不要にならない高コスパ資格
費用 :★★★★☆
勉強時間 :★★★☆☆
需要 :★★★★★
電験3種は正式名称を「電気主任技術者試験」といいます。
ビルなど様々な建物の電気設備を取り扱う資格です。
この資格がないと電気設備をみることができない独占業務の資格で、非常に資格として強いものとなっています。
費用は参考書代と受験費用程度で3万円程度で取得することが可能。
勉強時間は500時間程度を目安として独学でも十分。
需要は電気が社会からなくなることはありえないので常に引く手あまたです。
3種というくらいだから2種と1種もあります。
1種は非常に取るのが大変ですが、2種は未経験のうちに取ってもよいかもしれません。3種と同じくらいの勉強時間で済みます。
手に職をつけたい、確実に仕事に困らないようにしたいという人には電験3種が非常におすすめです。
CCNA・LPIC-1:ITでは穴場のネットワーク資格
費用 :★★☆☆☆
勉強時間 :★★★★☆
需要 :★★★★☆
CCNAとLPIC-1は別々の資格ですが両方とも取っておくべきITのネットワーク分野の基本的な資格です。
CCNAがネットワーク機器の資格で、LPICがサーバーに使われるOSであるリナックスの資格です。
少し難しいので説明しますね。
まずみんなが使っているようなLINEアプリや、コンビニの販売管理システムを作っているのがシステムエンジニアやプログラマといった職業です。
ネットワークエンジニアはこのLINEアプリとかAmazonの通販が365日いつでも使えるように管理する裏方のような仕事でこの資格を使うと思ってください。
資格を取るのに必要な費用は参考書と受験料の他、パソコンとネット回線が必須。
あとネットワークの機器であるCiscoのルーター・スイッチを中古でそろえた方が何をやっているのか分かるのでおすすめです。
パソコンを含めなければ3万円程度、含めると最低もう5万円くらいはかかるでしょう。
実はこの2つの資格は未経験で入って1ヶ月~3ヶ月の研修で取らせてくれることが多いです。
とはいえ、普通の人はまず触れていない分野なので、本を読んで勉強していますというようなアピールができると面接では非常に有利になるでしょう。
勉強時間は両方合わせても300時間~500時間程度あれば十分。
(ちょこちょこ試験の範囲が変わったり資格が統合されるので広めにとっています)
パソコンだけでなくスマホの普及でインターネットがますます使われて現在の需要は非常に多いです。
加えて5G回線がやがて普及したらデータ量が増えることも見込まれて将来性もかなりあります。
社会保険労務士:働き方改革で需要増。長く働きたい女性にも
費用 :★★★★☆
勉強時間 :★★☆☆☆
需要 :★★★☆☆
社労士、正式名称の社会保険労務士は労働や社会保険の手続きを行う、この資格がないとできない独占業務のある資格です。
人事や総務に関わる人、年金の相談など金融系の仕事の人に向いています。
取得にかかる費用は独学なら参考書と受験料合わせても3万円ほど。
取得に必要な勉強時間は1000時間ほどが目安で、しっかりした準備が必要で簡単な資格ではありません。
一方で税理士や司法書士に比べると勉強時間は半分以下で済みます。
逆に行政書士より時間はかかりますが仕事での需要は多くていわゆる士業の中ではコスパの良い資格と言えるでしょう。
弁護士などは最近あまりぎみで仕事がないなどと言われることもあります。
ですが社労士は、最近では働き方改革やいわゆるブラック企業に対する圧力の増加から、士業の中では仕事が減っていない資格でもあります。
比較的女性が多めの事務系の資格ですし、出産前に取っておいて子どもが育ったら資格を生かして職場復帰を考えるという女性におすすめの資格と言えるかもしれません。
仕事や副業に役立つおすすめ専門スキルの勉強
資格よりも具体的なスキルを磨いて実務に強くなりたい。
あるいは副業に活かしたいという人には専門スキルの勉強がおすすめです。
ものによっては資格よりスキルを重視する業界への就職にも強いですね。
そんな幅広い専門スキルの中でも特に役に立つものを大きく3つにわけて紹介します。
プログラミング:本業の専門職にも副業にも、専門職以外の業務効率化にも
費用 :★★★☆☆
勉強時間 :★★★★☆
需要 :★★★★★
プログラミングはパソコンやスマホが一般化した今の世の中では非常に役に立つ技能です。
ただし、表面を学ぶだけではあまり役に立ちません。
- ホームページやアプリなど目に見える形でものを作れる
- エクセルを使った作業の自動化やデータ分析に使える
といった実務レベルの技能が必要とされます。
かかる費用は参考書もしくは有料の学習動画、パソコンとネット回線は必要ですが高価なスクールに通わなければそれほど高額にはなりません。
パソコンの性能次第ですが、10万円はかからないでしょう。
勉強時間は実は資格の取得に比べると非常にコスパがよく、300時間もあれば最低限副業で仕事を受けられるくらいの技能が身につくことも少なくなかったりします。
プログラマーは海外やAIに仕事を取られるなどと言われていますが、結局ずっと需要は減っていません。
流行りのプログラミング言語は変わるかもしれませんが、プログラミングスキル自体は長く役に立ち続けるでしょう。
特におすすめのプログラミング言語を上げるなら、
- ホームページ製作などWEB系は、HTML・CSS・Javascript・PHP
- 本格的なアプリケーション制作ならJAVA、もしくはC言語(C,C++,C#)のどちらか
- データ分析、機械学習ならPython
が良いでしょう。
いろいろ試してみましたが、その人にあった学びたい情報が一番見つかるのはUdemyかなと思います。
評価制度がきちんとしていて信頼できます。
何より他の動画教材サイトと違って講義が月額制じゃなくて買い切りなので無駄になりません。
プログラミングに関しては特に、人に聞いたりスクールで習う以上に自分で調べる力が強く必要とされます。
ここであげた言語以外にも目的に応じて優れたものもあるので、考える力と調べる力を身につけるためにも学びたい人はいろいろと調べてみてください。
イラスト・デザイン:言葉と数字だけでは解決できない問題のためのスキル
費用 :★★★☆☆
勉強時間 :★★★☆☆
需要 :★★★★★
イラストやデザインといったスキルは実は思った以上に非常に役に立つ技術です。
例えばイラストの場合、
- アイコンを描くなどちょっとした副業に使える
- メモに文字や数字以外に絵を加えることで記憶力や理解力がアップ
という利点があります。
デザインであれば、
- プログラミングだけでは作れないもの(アプリ・ホームページ)を形にできる
- パワーポイントなど資料の作成でも日常的に使う
という風に専門技能としても基礎的なビジネススキルの底上げにも役立ちます。
かかる費用はメモ書き程度の用途やパワーポイントの技能を上げるくらいなら参考書になる1,2冊ほどの本代で十分です。
副業として使えるレベルを求めるならプログラミングと同じで参考書やオンライン講義代、パソコンとネット回線は最低限必要。
さらにイラストならペンタブレットや液晶タブレットといった絵を描く道具とソフト、デザインならAdobeのデザインソフトが必要になるでしょう。
イラストやデザインには比較的性能が高いパソコンを使うのがおすすめなので、どうしても初期費用は15万くらいは最低かかります。
身につけるための勉強時間は、
パワーポイントのデザイン程度なら50時間
ちょっとしたメモ書きのイラストなら100時間
副業レベルのスキルを最低限求めるなら300~500時間
くらいを目安にしてください。
特にデザインはプログラミングの中でもWEB系のスキルと相性が良いです。
半年も集中して勉強すれば2つのスキルを合わせることで、かなりのものが作れるようになるのでおすすめです。
就職や転職、副業で相手の企業から認められたければ実力が分かるように目に見える成果を作り上げると良いでしょう。
マーケティング・統計:営業職からのステップアップを考える人に
費用 :★★★★☆
勉強時間 :★★★☆☆
需要 :★★★☆☆
特に文系の人の職で多いのが営業職ですが、そこからのステップアップを考えている人にはマーケティングと統計の知識とスキルを身につけるのがおすすめです。
単純に目の前の商品をただ売るだけが仕事ではありません。
データを分析してより良い広告の出し方や店舗での小売を強化するのか通販を強化するのか、そもそもどんな商品に力を注ぐのかといった戦略を練る仕事は自分の影響する範囲が広くてとてもやりがいがあるのです。
ただしそのためには自分ひとりのノルマを達成する売る力ではなく、他の人も納得させられるだけの論理と数字が必要になります。
その論理と数字を支えてくれるのがマーケティングと統計の知識です。
費用はそれほどかかりません。
スクールに通わなければ参考書代と統計でデータ処理のために最低5万円くらいのパソコンが必要になるでしょう。
勉強時間は基本的な知識を身につけるだけならマーケティングは100時間もあれば十分ですが、実際の仕事で使っていきながら身につけることが求められます。
統計の方は知識とある程度のデータ処理ができるようになるまで300時間くらい。
データサイエンティストのような専門職の技能を身に着けたければPythonのようなプログラミング言語を覚えたり勉強する幅が広がります。
需要はここ最近、特に専門職レベルの技能を持つ人材が急激に求められるようになりました。
機械学習とかAI(人工知能)の流行の影響が強いですね。
スマホが普及したりどんどん私たちの扱うデータの量は増えています。
そんな時代なので、数字を扱う統計のスキルやそれを活かすマーケティングの知識はますます必要になっていくでしょう。
ビジネス基礎力を鍛えるためにおすすめな勉強
ビジネス基礎力は解釈次第で範囲が非常に広いですが、今回は特に
- 新人社会人向け
- ある程度仕事になれた人、ベテラン向け
- 役職が上がった人、人事の人向け
の3つに分けて紹介していきます。
新人社会人向け:パソコン操作をしっかり身につけて仕事効率をあげよう
費用 :★★★☆☆
勉強時間 :★★★★★
需要 :★★★★★
パソコンを中心として使っていた時代はもはや過ぎ去り、今はスマホ全盛期の時代。
仕事で使うようになるまではパソコンは学校のレポートくらいでしか使わない人も多くなったのではないでしょうか?
しかし仕事では文書の作成、表計算、資料作成、メールというように基本的な能力としてパソコンの操作が求められます。
ここでは特にその中でも
- タッチタイピング
- 検索力
- パワーポイント
の3つのスキルを学ぶのをおすすめします。
タッチタイピングは手元を見ずに画面だけを見ながら素早く文字を打つ技術。
パソコンとネット回線さえあれば無料で素晴らしい練習サイトがたくさんあります。
個人的経験からすると毎日30分の練習を2週間ほど続ければ、普通の人の1分間に60文字くらいの速度から200文字くらいに3倍くらいには成長できるはずです。
パソコン操作の基本となる技能なので、最初に身に着けておくとずっと得をしますし、身に付けないとずっと損をし続けるような感じですね。
検索力はこれさえあればエクセルもパワーポイントも怖くなくなる、必須の技術です。
グーグルの検索結果はいつもすぐほしい情報を出してくれるわけではありません。
そこをカバーするために少し勉強すると圧倒的に普段の情報収集が楽になります。
仕事だけでなく普段の買い物や調べ物にも役に立ちます。
最近ではAmazonや楽天で評価やレビューがお金を払って少なからず操作されていることが問題になったりしていますね。
こういうときに変な商品を避けるための武器にもなるんですよ。
本を1,2冊読めば十分なので費用も時間もほとんどかかりませんし毎日使えばすぐに身につきます。
その上、時間をずっと削減してくれるのでぜひ身につけたい能力です。
パワーポイントは仕事でよく使われるパソコンのソフトの一種ですね。
エクセルもよく使われますが、今回は資料作成の方がより幅広く行われると考えたのでこちらをおすすめしています。
資料を作れと言われたけど、文字ばかりになってしまったり、どうにも見にくかったり情報が伝わりにくい。
そんなときに役立つのがこのスキル。
パワーポイントのソフトの操作というより、言ってしまえばちょっとしたデザインの技術なのですが、これを少し勉強しておくとものすごく役に立ちます。
本を1,2冊読めば知識は十分。
あとは仕事の中でその知識を実践していきましょう。
費用と勉強時間のコスパが良くておすすめの勉強です。
仕事に慣れた人向け:ロジカルシンキングと発想力を磨いて仕事の質をアップ
費用 :★★★★★
勉強時間 :★★★★☆
需要 :★★★★☆
仕事に慣れてくると専門的なスキルの前に、コミュニケーションや基本的な思考力、地頭の差がそのまま成果の差になっていることに気づくかもしれませんね。
でも、どうやったら頭がよくなるんだろう、問題解決能力が上がるんだろうと悩んでいる人も多いかと思います。
そんな人にはビジネススクールで学ぶような論理的思考力を鍛えるロジカルシンキングを勉強するのがぴったりです。
ここでは基本的な思考力を養うため、ロジカルシンキングに加えてアイデアの発想法を勉強するのをおすすめします。
ロジカルシンキングは問題解決のための筋道を立てて考える論理的思考力のこと。
なんとなくこの手法を取ったら上手くいった、駄目だったというのでは仕事が成功するかは運次第。
成功確率を上げるため、問題解決の打ち手を先人たちが築いてきた一定の手法に基づいて考えぬきます。
言われてみれば単純なことなのですが、きちんと使いこなせている人は100人に5人もいないでしょう。
仕事で成果を上げたい人にまずおすすめのスキルです。
アイデアの発想力・発想法は事実やデータを必要とするロジカルシンキングがぶつかる壁を突破させてくれる非常に重要な力です。
いいアイデアが浮かぶかどうかは才能だけではありません。
こちらもロジカルシンキングと同様に、今まで多くのクリエイターやビジネスマンが苦労して試してきた手法をまとめた本が今では簡単に手に入れることができるのです。
どちらも学ぶだけであれば本を2,3冊も読めば十分でしょう。
ビジネススクールなどに通わなければ費用はほとんどかかりません。
きちんと身につけようとしたら、本を読む勉強時間は100時間もかかりません。
むしろ実務の中で意識して使っていき磨き上げるのが非常に重要です。
この2つの能力は資格のようには目立ちませんが、鍛え上げれば間違いなくこれだけで食べていけるほどの能力です。
どんな業界でも役に立つ、ビジネス基礎力の核になる部分ですので、ぜひ学んでみてください。
チームのリーダー・人事・昇進した人向け:コーチング
費用 :★★★★★
勉強時間 :★★★★☆
需要 :★★★☆☆
チームのリーダーや人事職の人、昇進して部下を持つようになった人にはコーチングを学ぶのをおすすめします。
人を管理するマネジメントの中でも相手の能力を引き出して伸ばすための手助けをするのがコーチングです。
部活をやっていた人なら特に、コーチや監督の選手に対する接し方でチーム全体のモチベーション・やる気はわかりますよね。
やる気だけじゃなくて、実は技術レベルまでまったく変わってしまうんです。
そんなスポーツで一部のコーチだけが行える良いコーチングを一般的なビジネスの現場でも取り入れるイメージです。
コーチングは主に、
- 傾聴力:相手の話を聴き信頼関係を築く力
- 質問力:目標と課題に気づかせ改善策を引き出す力
- 承認力:相手の存在や行動を受け入れ、適切なフィードバックを与える力
にわけられます。
費用は参考書代が中心で、セミナーなどに通わなければほとんどかかりません。
(もちろん自分がコーチングの手法を体験するのも悪くないですね)
勉強時間も知識を身につけるだけなら100時間もかからないでしょう。
むしろ仕事の中で実践するのが、他のスキルと違って相手ありきのコミュニケーションに関するものなので難しいと感じる人もいるかもしれませんね。
優秀な営業マンやエンジニアは少ないですが、人を導ける能力を持った人はさらに少ないです。目立ちませんが需要は常に尽きないことでしょう。
プライベートの普段の生活で例えば自分の子どもにに対してコーチングを行うとすると難しいのですが、仕事としてなら意外とすんなりできたりするのでおすすめです。
生活に役立つスキルのおすすめの勉強
仕事に直接的に役立つ勉強も良いですが、即効性という点で見ると、生活に役立つスキル、体調管理に関わる知識を身につけるのが圧倒的に効果的です。
ここでは睡眠・食事・運動の3つについて紹介します。
睡眠:現代人の80%が不足している体調管理の要
費用 :★★★★★
勉強時間 :★★★★★
効果 :★★★★★
学校では学ばない、でも健康と体調管理の基礎の基礎にあるのが睡眠です。
個人差も大きいのですが、
- どれくらい寝たら良いのか?
- いつ寝たら良いのか?
- 効率的な睡眠に必要なものは?
といった知識を知っているといないでは大違い!
信頼性のある本と最新の研究をまとめた本、それぞれ1,2冊ずつ読めば知識としては十分。
費用は本だけなら1万円以下。
多少良い枕やマットレスを買っても10万円もかかりません。
勉強時間も本を読むだけですのでたくさん読んでも20時間もかからないでしょう。
重要なのは知識を実践して、自分に適切な睡眠を習慣にしていくこと。
私も少し前に睡眠を大幅に改善したのですが、ある程度身につくまで3ヶ月くらい、完全に慣れるまでに半年くらいかかりました。
早寝早起きを半年かけて習慣化して睡眠を改善したら人生が前向きに変わった話
ですが身につけるのが大変なぶん効果は絶大!!
仕事もプライベートも良い影響ばかりなので、ぜひ最初に取り組んでほしい勉強と習慣です。
食事:身体を守る正しいダイエットと仕事の能率を上げる攻めの知識
費用 :★★★★★
勉強時間 :★★★★★
効果 :★★★★☆
睡眠と同じく、生きていくために必須なのが食事。
ですが、ついおやつを食べ過ぎたりストレスでドカ食いしていませんか?
ダイエットを何度も試したけど上手くいかない……。
そんな人には一度食事の正しい知識を身につけることをおすすめします。
資格レベルの栄養学まで詳しく学ばなければ、本を合計5冊も読めば十分です。
費用は1万円以下、勉強時間も50時間以下で十分でしょう。
ややこしいのは、国が公表している情報や大手企業の情報の中にも最新の研究とは食い違うものが少なくない点が結構多いこと。
例えば日本であれば農家の人への影響を考えてか、白米の健康に対する悪影響などは公的にはほとんど語られません(玄米の方が良い)。
社会の環境的な要因も非常に大きく、コンビニや外食チェーン店の影響で糖質や脂質・カロリーや塩分・添加物をどうしても現代人は摂りすぎなことを再確認すると良いでしょう。
自炊する時間がなくても、コンビニで買ったりチェーン店での昼食を1品変えたりするだけで長い目で見ると違ってくるはずです。
個人的には食べ物を見直してから、ダイエットがすごく楽に続けられるようになったのと、昼食後の眠気が7,8割抑えられたのが非常に良かったですね。
私も、もともと食べるのが好きな人です。
知識を身に着けてからはもっと食を楽しめるようになって人生が豊かになりました。
運動:短い時間で最大限の効果を得るための知識
費用 :★★★★☆
勉強時間 :★★★★★
効果 :★★★★☆
社会人になると学生の頃と違い、ついついサボりがちになってしまう運動。
今はデスクワークの仕事も多いので、意識して身体を動かさないと気づかない間に体重も増えてしまいますよね。
とはいえ、忙しい生活の中で毎日1時間身体を動かすのは無理!
という人も多いことでしょう。
そんな人こそ運動について勉強してみてください。
費用は本を2,3冊読めば十分で1万円以下。
シューズやジャージ、ヨガマットなどを多少そろえても2,3万円以内で済みます。
勉強時間は本を読むだけですので20時間以内くらい。
通勤時間などにササッとすぐ読めてしまいますよ。
一方でその効果は即効性では場合によっては食事以上!
1日15分ほどでも実践できればしっかり効果があります。
運動嫌いな人ほど、あえて取り組んでみると仕事にも好影響が出ることでしょう。
睡眠・食事・運動はそれぞれ1つずつでも効果がありますが、正しい知識を得てきちんと実践できれば相乗効果で絶大な効果を発揮します。
仕事の効率アップだけでなく、休みの日に好きなことが積極的にできるようにもなるので生活や体調管理に関する知識や習慣は本当は最初に身に着けたいスキルです。
仕事も人生も豊かにする趣味のおすすめの勉強
趣味というと遊びに近かったり、あまり実生活では役に立たないと思うかもしれませんね。
ですが、ここで紹介する趣味の勉強は一味違います。
仕事で役立たせることを前提にして学ぶと、勉強時間がものすごく必要になって効率が悪いものや活躍できる場面が限られているものを選びました。
ここでは英語・書道(ボールペン字)・お金(投資)の3つをおすすめします。
仕事に少し余裕がある人は楽しいだけじゃなくて役に立つ趣味を学んでみるのも悪くないですよ。
英語:趣味でこそ伸びる憧れのスキル
費用 :★★★☆☆
勉強時間 :★☆☆☆☆
効果 :★★★★☆
英語は言わずと知れた社会人の勉強の王様であり第一候補です。
しかし、今回はあえて仕事で役立たせること目的ではおすすめしていません。
理由としては、勉強時間が膨大に必要で、他の勉強と比べると特にコスパが悪いためです。
業務で絶対必要な人はともかく、憧れ程度であれば他の勉強を先にしたほうが絶対に良いと私は考えています。
勉強時間で言えば英語を読める・喋れるようになるか、税理士の資格を取るかのどちらかを選ぶとかそんなレベル。
一方で、苦労して身につけても英語はそれ単体では効果を完全には発揮しません。
メインとなる専門的なスキルがあってこそ輝くのが英語なのです。
しかし、ある程度は仕事に自信が持てる段階で趣味として学ぶのであれば話は変わってきます。
費用の面では参考書と必要なら英検やTOEICの代金が中心で金額的にはゼロからやり直して通訳レベルまでそろえても10万円以下。
英会話は最近はオンライン授業が安くなったので、ゼロからビジネスレベルまで行くのに10万円程度でどうにかなるでしょう。
中学高校での学校の勉強と受験勉強でどれだけ頑張ったかで個人によって初期レベルにものすごい差があるのも英語の勉強を難しくしている原因の一つ。
旅行などで使う日常会話なら中学レベルの英検3級と英会話と単語を身につければ十分ですが、ビジネスで使うなら大学受験レベルを確実に身に着けた上で英会話力と単語力が必要となります。
マイナス面ばかり触れてきましたが、高い専門スキルを持つ人であれば給料や待遇が日本よりはるかによい外国で働いたりできる可能性が見えてきます。
英語を学ぶことで世界が変わるのもまた事実なのです。
英語に関しては優れた参考書や単語帳、暗記ツールも特に増えました。
リスニングの教材も豊富でスマホを使えばどこでも勉強できます。
さらに英会話の下準備を自分でできる瞬間英作文も広まり、英会話自体もオンライン授業が出てきて値段は半額以下に。
絶対に英語を身に着けたい、という人にはすごく良い時代なのです。
とはいえやはり勉強には時間がかかりますので、他の勉強と並行して少しずつ進めたり、余裕と基礎ができてから一気に1,2年で身につけるのがおすすめです。
書道(習字)・ボールペン字:営業職の人におすすめの趣味
費用 :★★★★☆
勉強時間 :★★★☆☆
効果 :★☆☆☆☆
私も実はそうなのですが、男性の方だと自分の字の汚さにコンプレックスを持っている人も少なくないのではないでしょうか?
パソコンが普及して以降、学校を出たあと仕事で文字を手書きする機会はかなり減りましたね。
しかしながら、ちょっとしたメモ書きから正式な書類まで、文字を書くのが完全にゼロになることはほとんどありません。
そんなコンプレックスを持つ人にこそ、書道(習字)やボールペン字の講座での勉強がおすすめです。
費用はボールペン字を参考書を買って練習するだけなら3000円以下。
勉強時間、というより練習時間も合計30時間も集中して取り組めれば初級レベルの「他人が見ても読みやすいきれいな字」が書けるようになるようです。
一方で、役に立つ場面はそれほど多くはありません。
そんな中でも特に役に立つのが営業職の人。
年賀状を始めとして季節の挨拶やセールスレターを手書きで送る、面倒ですよね。
でも面倒だからこそ、きれいな字で手書きすると他の人と差がつくんです。
取引相手の全員に効果があるわけではありませんが、見ている人はそういう細かい部分をきちんと見ているものです。
企業相手の営業だけでなく、一般のお客様相手でも不動産営業とか自動車と値段の高いものを取り扱う人はおすすめです。
相手との信頼を築く、そのためのちょっとした武器になるのが字の上手さ。
自分の字にコンプレックスがあるという人にも、きちんと取り組めばそれほど時間をかけずに確実に効果が出て自信になるのでおすすめです。
お金・投資:焦らずに本質を学んで着実に知識を積み上げる
費用 :★★★★☆
勉強時間 :★★★☆☆
効果 :★★★★★
最後に紹介するのはお金や投資についての勉強です。
これも副業や専門スキルで紹介しなかったのには理由があります。
その理由とは、
- すぐに成果、大きなリターンを求めてリスクを取ると危なすぎる
からです。
昔ながらの株取引、少し前に流行ったFX、最近の仮想通貨、どれもお金に関するものですが、全員が儲かったわけではありません。
貯金がゼロになるくらいならまだ良い方で、とても返せないひどい借金をして首を吊る人も中にはいます。
- どういう状況だと借金が起こりうるのか
- その確率はどれくらいだと予想されるのか
- 絶対に確実に儲かるものはあるのか
最低限、実際に投資する前にこの質問に答えられるようになる必要があるはずです。
少なくとも、レバレッジや空売りについて理解すればゼロになることはあっても絶対に借金をしない方法はあります。
知識を学んだ上で冷静な判断ができない人も大勢います。
むしろ、お金に関してはいついかなる状況でも冷静な判断を下せる人なんて100人に1人もいないのではないでしょうか。
それでも、短期的に儲けることを諦めて長期的に見るとその知識は生きてきます。
短くて10年先、基本的には20年先のセミリタイヤ、30年40年先の老後を考えて行動することでお金に関しては知識のない人とまったく違った人生が訪れるのです。
費用に関しては勉強するだけなら参考書代は2,3万円も不要です。
実際に投資を始めると最低でも数十万からになってしまいますが、他のお金の使い方と違ってお金の価値は増減が合ってもいきなりゼロにはならず維持されます。
勉強時間も基本的なことを抑えるだけなら100時間もかからないでしょう。
一方で、細かいリスク計算や取引の自動化をしたい場合は統計やプログラミングの勉強が必要になり必要な勉強時間は並の資格を取る以上に増加します。
効果としては長期で投資した場合、例えば3.6%の利率で運用できれば20年で資金は2倍になります。
繰り返しになりますが1年で倍にしたいとかそういうギャンブルをやめて、長期で取り組むことではじめて投資は多くの人にとっての味方になるのです。
お金と投資の勉強はまず焦らず急がない、ドンと構えるところから始めたいものです。
勉強場所や勉強時間の確保など社会人の勉強に役立つ情報まとめ
この記事ではおすすめの勉強内容の選び方や具体的な勉強について紹介しました。
おすすめの勉強場所については、
【合計24箇所】勉強に集中したい社会人・学生におすすめの場所リスト【無料・有料別】
この記事で有料無料別に24箇所を細かく紹介しています。
また勉強時間の確保については、
【最大毎日8時間】社会人が健康を維持しつつ勉強時間を確保する方法まとめ
この記事で確保したい勉強時間の長さ別に4つにわけて解説しています。
モチベーション、やる気の維持や勉強の習慣化に関しては、
【5分でできる】社会人のための勉強の習慣を作る24の魔法の質問リスト
この記事の質問に答えるだけで自然と上手くいくよう心理学の研究を応用しています。
効率の良い勉強方法を知りたい人は下の記事をどうぞ。
勉強方法については、この本があれば他の勉強本は不要と言い切れるイチオシ。
辞書並みに分厚くて値段も普通の本より高めですが、独学大全は他の本の内容を圧倒的に上回ってすべてを網羅してくれているので、最高です。
勉強は本を買ったりスクールに通うだけでは身につきません。
ですが、だからこそ続けられた人にだけ人生を変えるほどの大きな変化をもたらします。
どうやって勉強するかばかりが取り上げられがちですが、実際に重要なのは「何を勉強するか」の方。
自分に必要な勉強をしっかり考えた上で選んで、積み上げていきましょう。