そろそろ本腰を上げて英語を身に着けたい――。
何度も英語を「できる!」と言えるようになりたいと思いつつ挫折してきました。
ネットの記事を読んだり、売れている参考書を買ってみたり……。
でも実際に英語力が上がったか?
そう聞かれたらNo.と答えるしかありません。
そんな過去を克服するために今回こそは、と思ってとりあえず1ヶ月ほど頑張ってみました。
(実際は1ヶ月半で149時間勉強しています)
毎日3時間以上を勉強に割くのはなかなか大変でしたが、そのぶん達成感は格別です。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、間違いなく人生が良い方向に向かい始めたな、という実感があります。
英語自体は初めて本格的に取り組んだ発音に自信が持てるようになりました。
あと4kgほど痩せたり、部屋がすごく綺麗になるなど嬉しい副産物がついてきています。
以下、実際にやった内容や気づいた点などをまとめます。
(現在2ヶ月続けています。下がリンクになります)
2ヶ月で200時間英語を勉強したら瞬間英作文の効果と休息の重要性に気づいた話
- 実際にやった内容 合計約149時間
- 集中して勉強すると人生が変わる
- やってみて気づいた英語を続けるコツ
- やってみて気づいた英語を身につけるコツ
- 工夫して良かった点
- これからやりたいこと
- 取り組んでいる教材まとめ
実際にやった内容 合計約149時間
発音 合計22.5時間
超低速メソッド 21時間 9周
速読英単語中学版 1.5時間 1.5周
瞬間英作文 合計26時間
どんどん 26時間 (全体の3/10)
音読パッケージ 合計67時間
英語は暗記するな 38時間 半分を70回(全体の1/3くらい)
みるみる 29時間 全体を30回(全体の1/3)
文法 合計33.5時間
1億人の英文法 22時間 1.5周
くもんの英文法スーパーステップ 6時間 1.5周
くもんのスーパードリル 5.5時間 1.5周
毎日コンスタントに3時間以上勉強を続け、1ヶ月で100時間、1ヶ月半とすこしで149時間勉強しました。
現在は毎日3時間半をコンスタントに勉強しています。
1ヶ月で100時間を確保しながら、突発的な状況に対応できるよう余裕を作っています。
集中して勉強すると人生が変わる
1ヶ月では急にTOEICが900まで上がったとか、そんな劇的な変化は起こりません。
ですが、毎日集中して勉強したら思った以上に人生が変わった感じがしました。
効率良く勉強すれば1500~2000時間程度で、
TOEIC950点オーバー・英検1級が取得でき、
英語を仕事に使えるレベルに到達できるのは既に分かっています。
1ヶ月で100時間なら1年半程度で到達できる計算です。
勉強を始める前にはその分の時間をプログラミングなど他のことに割くことも考えました。
多分英語に限らず、どんな分野でもそれだけの時間を割けば相当のレベルに到達できるはずですものね。
何かを頑張るのは良いことだけれども、本当にその頑張る対象が英語で良いのか?
結構悩みましたが、最後はもしも英語が出来るようになったらワクワクするよね。
という直感を信じて思い切って頑張ってみることにしました。
いざ始めてみたら、やはり地味な勉強を毎日3時間続けるのは大変ではあります。
1日や2日で急激に出来るようになるわけではないですしね。
ですが勉強を開始して3~4週間が過ぎたころからでしょうか?
色々と嬉しいことが起きるようになってきました。
毎日確実に進歩している安心感
仕事や人間関係などで嫌なことがあっても、勉強は嘘をつきません。
参考書や問題集を進めたページ数、取り組んだ時間が自分に確かな自信を与えてくれます。
最初は音読しているのを家族に見られたときはドギマギしていました。
ですが何週間も続けているとあちらから気を遣ってくれるようになりました。
また、日々の勉強した内容や時間の記録をつけています。
こうすると自分をコントロールできているという感覚をすごく強く感じます。
頑張っている!という自信のおかげか不安を感じることが少なくなりました。
そのおかげでしょうか、毎晩ぐっすり眠れることが多くなりました。
今ここだけに集中するとストレスが消える
突発的に仕事や人間関係でストレスを感じることもありますよね。
そんなときは音読パッケージと瞬間英作文が非常に役に立ってくれました。
この2つは英語学習の中でも特に地味で繰り返しを求められる勉強です。
ですが、ストレスがあるときはその単調さに救われた気がしています。
やることが明確になっていて、それが丁度いい難易度だと嫌なことを考えている暇がありません。
ゲームで言うならRPGの作業的なレベル上げではなく、太鼓の達人などリズムゲームに取り組んでいるような感覚です。
オートで集中状態に入り、余分な思考をシャットダウンしてくれます。
さらに毎日勉強を続けていると、今日やるべきことをきちんとやった!
という安心感が日中のストレスを軽減してくれるのも大きいです。
1ヶ月半ほどで非常にメンタルのコントロールが上手くなったように思います。
時間と身体を大事にするようになった
最初は目標の3時間の勉強が終わるのは夜22時頃までかかることが多かったです。
時間に余裕がある日でも、意外と言い分けをしたり休憩してばかりで進めないことが多かったんですよね……。
ここで効いたのが、ストップウォッチです。
ブラウザで動くサイトを見つけ、PCのディスプレイ全面に表示するようにしました。
確実に勉強に集中できているときだけ勉強時間をカウントするようにして、休憩時間は止めるようにしたのです。
すると、思った以上に時間が進まないことが分かりました。
どれだけサボってばかりだったのかを実感しました。
ストップウォッチを取り入れたのは非常に良かったです。
最初は3分程度の短い集中を繰り返していました。
そして徐々に勉強に入り込むことに慣れていったのです。
参考書に取り組む→ストップウォッチでカウント→勉強時間のメモを取る
の繰り返しを続けたのです。
すると3分だった集中時間が5分、10分と伸びていきました。
取り組む教材にもよりますが、現在は30分程度はきっちり集中して勉強できるようになりました。
私の場合これ以上長くなると明らかに集中力が下がることが多いです。
最近は30分くらい集中したら1~2分ストレッチをするようにしています。
だいたいこれでリフレッシュできるので良い感じです。
勉強の完了時間も休みの日は昼過ぎの13時前後に終わる日が出てきました。
現在だと14時には終わっていることがほとんどです。
仕事で忙しい日も移動時間を上手く利用して、電車の中で2時間、家で1時間20分程度の勉強ができています。
またこのストップウォッチの効果は凄まじいものがあります。
英語学習だけでなく時間の使い方が生活全体で丁寧になった実感があります。
勉強を始めてからネットやSNSを見てしまう時間がかなり減りました。
本を読む時間もしっかり確保できています。
その上、ダイエットのためにちょっとした運動もできています。
もっと時間を上手く使えるようになったら、もう一つくらいやることを増やそうかなと思っていたりします。
部屋が綺麗に。床から物が消えた
勉強を進めるうちに、机に向かう時間が増え、部屋が汚いのが気になり出しました。
テスト前に掃除をしたくなってしまうアレですね。
結果、音読しながらこまめに掃除をするようになり、部屋が綺麗になりました。
以前は足の踏み場もあまりなかったのがスッキリとしました。
毎日掃除機もかけるようになったのでホコリっぽさもなくなりました。
私は勉強を始めた毎年11月頃はじんましんが出ることが多いです。
ただ、この掃除のおかげか今年はかなり軽かったように思います。
また部屋が綺麗だと睡眠の質が良くなったような気がしています。
この状態を維持していきたいです。
体重が4.7kg減ウエストがマイナス3.5cm
勉強が軌道に乗り始めたと感じたのは開始から3週間目くらい。
このあたりで余裕が出てきたこともあってダイエットをはじめました。
今までのように短期間で大きな成果を目指すのは止めました。
英語と同じく年単位の長期間を見据えた計画です。
摂取カロリーは1日2000kcal以内、週1回は気にせず食べて良い日を作る。
運動は週3回の筋トレ程度。
あとは音読をしながら部屋の中をぐるぐる歩き回ったり、瞬間英作文をしながらウォーキングをしたり無理のない程度に取り入れています。
結果、1ヶ月で4.7kg減、ウエストマイナス3.5cm!
ダイエットは最初だけブーストがかかるのは今までの経験で知っていました。
ですが今回は英語と合わせてきちんと生活の一部になった気がします。
続けられるという気持ちが強いので非常に気が楽です。
慌てず無理をせず、ストレスと上手く付き合って続けていく予定です。
やってみて気づいた英語を続けるコツ
最重要:今日何をやるか迷わない
1ヶ月英語に本気で取り組んで改めて思ったことがあります。
それは、
今日何をやるか、そしてこれから1ヶ月何をやるかが明確になっている
ことは大切だなあ、ということ。
ネット上には無数の英語ができるようになる方法が散乱しています。
しかしその半数はアプリの活用法やおすすめの教材といった細かい部分に関するものです。
実際には英語学習の根幹となる、漏れのない勉強の計画を立てることが一番重要です。
学生時代は英単語だけひたすらやっている友人や、文法の問題集ばかりずっとやっている友人が結構いました。
ただ、それだとどこかに抜けがあって英語を話せるようにはならないんですよね。
計画を立てるのに役立つのが英語上達完全マップ。
そしてこの本を元に実際に英語をTOEIC950点以上、英検1級、通訳案内士合格を果たされた先輩のサイト。
この2つが非常に役に立ちます。
取り組む前にそのロードマップに沿って、やる教材とやり方を決めてしまったのは非常に良かったです。
(実際にやってみると、英語完全攻略マップを10ヶ月やってみた先輩は平均で1ヶ月150時間を割いていてヤバさがわかります)
具体的には、
・瞬間英作文
・音読パッケージ
の2つを中心として
・発音
・文法
・単語
の3つをサブとする勉強計画です。
特に英語学習を3つのレベル(中学・高校・それ以上)に分けたとしたら、最初は瞬間英作文・音読パッケージ・発音・文法の4つだけでもほぼOKと判断しました。
この枠に沿ってどの問題集・参考書に取り組むかはほぼ決定済みです。
少なくとも3~4ヶ月程度は考える必要はありません。
そして勉強を進めていく中で不明瞭だった部分のルールを明確化させたり、時間配分の調整を行ったりしました。
するとやるべきことの大枠は勉強開始から2週間程度で完全に固まりました。
今ではその日の勉強に取り組むとき、迷ったり余計なことを考える必要はゼロになっています。
何をやろうか迷って考えるだけで人間の脳はエネルギーを使ってしまい、本来集中したい勉強に割ける力が少なくなってしまうそうです。
やるべきことが明確だと余計な労力や時間を使わないで済むので、勉強だけに集中することができます。
まずはリスニングを続けて下地を作る
勉強を続ける中で最初期に特にお世話になったのが、音読パッケージに本格的に入る前のリスニングです。
最初の10日ほどは毎日1時間半をこのリスニングの時間に割いていました。
瞬間英作文に慣れてきた時期にこのリスニングが終わり、それから本格的に音読パッケージに入ったので負荷も丁度良いくらいになったと思います。
瞬間英作文&リスニング→瞬間英作文・音読パッケージ
の流れですね。
今回の勉強では瞬間英作文・音読パッケージ・発音と多くの場面で音源を毎日使っています。
改めて、スマホにCDを丸々入れてしまえるのってすごく便利だと感じました。
電車の中や運動しながらでも勉強ができますし、体調が悪かった日は机と椅子ではなく布団の中で勉強していました。
特に便利なのが、ituensのプレイリスト機能。
1日にこなしたいページまででプレイリストを作り、音源を管理することができるので非常に便利です。
瞬間英作文の1~8までを1つのプレイリストにする、それを聴きながらウォーキングしつつ瞬間英作文、みたいな感じで使っています。
音読パッケージだと1つのページを何十回も繰り返すことになるので、1曲をリピート再生する機能もとても役に立ちました。
勉強時間を記録しておく
英語学習にもダイエットにも役に立ったのが記録をつける習慣です。
去年の11月半ばから毎日食べたものをノートに記録することを続けており、英語学習でも記録をつけるようにしました。
これがストップウォッチの使用と合わせて、勉強を続けるモチベーションになりました。
メモはそれほど細かく書かずに、やった教材と時間、範囲を書いています。
(加えて最近では気になったことを1日に1~2個程度メモするようにしています)
具体的には、
瞬間英作文で初日に1時間かかっていたのがその範囲の終了時には25分を切るようになっていたり、
中学範囲の文法の問題集が30分で30ページ進んでいるのが分かったり
したのが良かったです。
勉強に疲れたときはノートに書き込んだ勉強時間のメモをEXCELに書き写して、これまで何時間勉強してきたのかを見てニヤニヤしたりしていました。
特に1冊の完成に時間がかかるものに関しては、今全体のどれくらい終わったのかを知る手がかりにもなります。
こうするとダレてしまったりサボるのを防ぐのに役立ってくれて良いですよ。
やはりノートに書き込むだけで、今日やることをやったんだという自信に繋がるのはとてもお手軽で良いですね。
やってみて気づいた英語を身につけるコツ
まだまだ結果はこれからですが、1ヶ月本気でやってみて学生時代とは英語に対する取り組み方・考え方が変わりました。
時間をかけるのは一番大事ですが、それ以外にも重要だと感じたポイントについてメモしておきます。
大前提:1冊の本をやり尽くす=100時間かける
1冊の参考書や問題集をやりきるのって本当に大切です。
特に発音の参考書に関しては1ヶ月で9周を完了させて10周目に入ったこともあり、繰り返し取り組むことの恩恵を非常に強く感じています。
瞬間英作文や音読パッケージに関しても、やることがシンプルなだけに
基本的に繰り返す回数は100回
という自分で決めたルールを緩めたくなってしまうこともありました。
ですが中途半端に手を抜かずに進めていると、頭の中の英語回路が出来上がっていくのを実感できたので良かったです。
(実際には1日に100回というわけではなく、繰り返すことで100回になるように回数を調整しています)
受験勉強やTOEICならそこまでの必要はないのですが、
普通に英語を話せるようになりたければ一瞬で言葉が出てこないと駄目なんですよね。
会話の度に毎回10秒以上も待たせてしまったら、仕事にならないですものね。
リスニングや文章理解については1ヶ月でもレベルの上昇を感じました。
ですが話すというスキルに関しては学校でほぼ触れられなかったこともあって先の長さを感じています。
それでも瞬間英作文というやるべきことがハッキリしていると迷う必要がないので安心です。
受験勉強では1冊の本を完全にやりきることってあまりなかったように思います。
ですが一番大切なのはこの、決めたことをやりきる、ということだと実感しました。
音読パッケージや瞬間英作文で、すらすらできた段階で勉強を止めずにその後も勉強を続けると明らかに感覚が変わってきたのです。
それまでは最大限集中してなんとかクリアできていた部分が、6~8割くらいの集中力でクリア出来るようになる感じです。
学生時代は1周を最後まで終わらせられることの方が少なく、頑張って3周もやったときは奇跡のように思えていました。
ですが今は完全に本の内容を自分のものにするには5周でも足りず、7~8周は必要だと実感しています。
繰り返しを前提にすると、当然1冊にかかる時間はかなりのものになります。
瞬間英作文に関しては70~80時間程度。
音読パッケージに関しては100時間程度。
これだけの時間が1冊の完成に必要だと現在の進み具合からは計算しています。
もちろん繰り返すのは大変ではありますが、後半は何回もこなした内容なのでどんどん負荷が小さくなっていきます。
後述の工夫もあってもう少しかかる時間は短くなるかと思います。
いずれにせよ、1冊の本をやりきる形だと本を買う数も少なくてすみます。
そういう意味でもまずはやり切ることを第一に考えたいところです。
学校で習えなかった発音は最優先
この1ヶ月で1冊をほぼ完全にやりきれたと言えるのが発音です。
現在発音の本は9周を完了して10周目に入っています。
これだけやると出来るようになったという確信があります。
特に学校でほぼ習えなかった発音記号が出来るようになったのは大きな財産だと思います。
私の場合、元々高校の先生が音読に熱心でリスニングは得意な方でした。
ですがthの音がよくわからなかったり、aの母音が全部同じになってしまう問題があったのです。
そしてこの1ヶ月でこの問題が解決されました。
めちゃくちゃ地味な勉強ではありますが、発音をキチッとやっておくとリスニングでの聞き落としや勘違いが目に見えて減ります。
さらに瞬間英作文や音読パッケージと異なり、半分以下の時間で仕上げることができるので自信にも繋がります。
というわけで、最初の1ヶ月は発音を中心に学ぶのをおすすめします。
ちなみにもし完全にゼロから、あるいは発音が苦手だったら、まずはフォニックスを扱った本を1冊仕上げてそれから発音記号に入ると良いかと思います。
フォニックスを仕上げるだけで8割以上の英文は読めるようになります。
その上で残りを完璧にするために発音記号を学ぶ感じです。
今回使用した教材はDVDとCDの両方がついており、映像と音声の両方で発音が確認できます。
さらに単語の読み方だけでなく文章になったときの音の脱落や結合といった部分までカバーしてくれている優れもの。
値段的にも普通の参考書と同じ2000円前後です。
中学か高校の授業で1~2ヶ月くらいはこれだけやってもいいくらいだと思います。
現状、最強の発音教材だと思います。
(映像のネイティブスピーカーの顔が濃すぎるのだけがマイナスですw)
アウトプット中心=瞬間英作文は1秒以内で答えられるまで鍛える
使える英語という点で考えると、学校の勉強・受験と異なる能力が求められるのが英語に対する反応速度です。
普段の会話、日本語であれば何を言うか考えることはあっても、どう言おうかを考えることはほとんどないのではないでしょうか?
英語を使えるようにするにはこの反応速度を鍛えることが重要です。
これは瞬間英作文という訓練で鍛えていくことになります。
実際に1ヶ月やってみて分かったのは、やりきったページの内容は日本語を聞いて1秒以内に口から出るようになるということです。
繰り返すことで暗記してしまった可能性もありますが、並行して進めていた文法の問題集に対する反応速度がアップしたことからも効果はあると思っています。
帰国子女などだとセンター試験で時間が半分以上余るというのは昔は信じられませんでしたが、瞬間英作文を本格的にやり始めた今なら自分もそのレベルに到達できるのではないかと感じていたり。
ちなみに私の場合、先にも触れましたがやり切るという意味で瞬間英作文と音読パッケージはそれぞれのページを合計100回取り組むことにしています。
瞬間英作文の場合だと、
日本語を見て1回作文、英語を確認しながら音読2回、
さらに慣らしの音読3回、
もう一度日本語を見て1回作文、英語を確認しながら音読2回
の合計9回を1セットにしています。
そして1日に取り組む範囲が全て終わったら、
音源の日本語を聞いて作文1回、確認で流れる英語に続いてシャドウイング1回
をその日の範囲すべてで行います。
この方式だと1日に同じ英文を11回を口にすることになりますね。
音読を抜いて純粋な作文の回数で言えば最初の1ヶ月は240回くらい毎日英作文をやっています。
(現在は瞬間英作文の時間を増やしたので720回くらいです)
慣れてきたら音読の回数を減らしていき、相対的に作文の回数を増やしていきます。
10日ほどこれを続け、各学年の範囲がすべて終わったら通して5日ほど取り組みます。
最初の10日で80回程度、後に学年範囲を通して6日で20回程度、合計16日で100回同じ英文を口にするようにしています。
かかる時間は繰り返すごとにどんどん短くなっていき、最終的には最初の1/3程度、日本語を聞いたらまさに瞬間で反応出来るようになります。
このやり方で2~3ヶ月で1冊仕上げられるといいなと思っています。
音読パッケージのリピーティングは難しい
今回取り組んだ149時間で一番頑張ったのが音読パッケージでした。
高校時代にシャドウイングも良くやらされたし、リスニングの段階ではかなり聞き取れていたのでそれほど難しくないだろうと最初は思っていたのです。
(シャドウイングは英語の音声にかぶせるように文章を声に出す練習法です)
しかし、ここで大きな誤算が生じます。
リスニングやシャドウイングは確かに最初からかなりできていました。
ですが聞き取った英語を間をおいて繰り返すリピーティングがものすごく難しかったのです。
本格的に勉強を始める前、試しに取り組んでみたときにこの問題に気づきました。
結果、音読パッケージの1冊目として勧められていた教材のみるみる音読と並行して中学レベルの内容である英語は暗記するなにも取り組むことにしました。
これは基本的に教材は追加しないという基本方針に反しますが、悪くない選択だったと思います。
英語は暗記するなは高校入試の問題を集めたものなので初級レベルとしてはちょうど良いです。
みるみる音読と著者が同じで音源もリピーティング用のポーズありとシャドウイングやリスニング用のポーズなしが両方入っています。
新品が手に入らないのが難点ですが、1冊目には一番かと思います。
リピーティングは相当難易度が高いので、8割以上の人は中学範囲の教材から始めた方が挫折しにくいはずです。
いずれにせよ、1ヶ月半でみるみる音読は全体を1周(合計30回)、英語は暗記するなはCD2枚のうち1枚目を3周(合計70回)取り組みました。
発音にも真面目に取り組んだこともあり、最初はごまかしていた冠詞や名詞の単複も自然と分かるようになったのが印象的です。
本に書いてあったように、実際に自分で音源を作って日本語でリピーティングをしてみたらすごく簡単にできました。
それが音読パッケージで実際に英語になってみると最初は全然できなかったんですよね。
今はちょっと頑張れば出来る、くらいになったので進歩が実感できて嬉しいです。
今は教材の進み具合などを調整する意味もあって音読パッケージより瞬間英作文を優先していますが、この調子で地道に続けていこうと思います。
中学の文法は完璧に、高校文法は理屈よりイメージで捉える!
文法はもともと受験勉強でそれなりに取り組んだので読むことに関しては自信がありました(センター試験で9割以上くらい)。
ですが、瞬間英作文や音読パッケージのリピーティングとなるとより速い反応が求められ、深い理解が必要です。
中学範囲は抜けが無いように改めて復習を。
これはくもんの参考書とドリルが網羅的でベストチョイス。
特にドリルに関しては瞬間英作文の前段階としてやっても良いと思います。
集中してやれば5時間かからずに1周終わります。
高校入試ならこのドリルだけ完璧にすれば8割は取れるんじゃないでしょうか。
高校範囲はまだ本格的に取り組むのは早いかもしれないと思いましたが、一億人の英文法を通読しました。
この一億人の英文法。
現状で最強の文法書だと思います。
有名な文法書はだいたい完了形とか仮定法とか各項目ごとにまとめられているのですが、どちらかというと辞書のような感じです。
体系立ててまとまっている感じがあまりしません。
一方で一億人の英文法は英語の本質を非常にわかりやすく、シンプルなルールで順番に解説してくれます。
特に修飾のルールに関しては非常にわかりやすく解説がなされています。
個別の項目で言えば日本語に無い概念である、
・前置詞
・数(名詞の単複)
についての解説が非常に優れています。
ネイティブの感覚的な解説を重視しているので、
・助動詞の使い分け
・時制
のイメージもしっかりつかむことができました。
個人的には大学入試のときに苦手だった、
・倒置
についての解説はあの頃に一番欲しかったと思った部分です。
文法に関しては各参考書の1周目が終わるまでは毎日1時間程度同じ教材に集中して取り組みました。
現在は毎日30分程度で少しずつ周回を進めています。
工夫して良かった点
ここまででもいくつか触れていますが、工夫して良かった点について改めてまとめます。
ストップウォッチを使って勉強時間を計測、ノートに時間と範囲をメモした。
勉強が波に乗れたのはこの2つのおかげが大きかったです。
取り組んだ成果を見える形にしておくというのは非常に効果がありました。
現在は瞬間英作文に関してはiPhoneのストップウォッチで計測するように変更しました。
各ページでのラップタイムを測り、どの単元が苦手か把握して重点的に取り組むためです。
ウォーキングや掃除をしながら勉強した
音読系の勉強は机に向かっているよりも、場合によっては何かをしながらの方がいいかもしれません。
慣れてくると余裕が出てきて余計なことを考えたり、ついつい周りにあるものをいじったりしてしまうからです。
そんなときは歩きながらだったり、掃除機をかけたりしながら取り組むと、ちょうど余分な余裕がそちらに使われてちょうど良い感じになることが多かったです。
特に音読パッケージに関しては1周目は15回同じ文章を繰り返し音読することになるので、部屋の中を歩き回りながら取り組むのがオススメです。
再生速度を変えられるアプリを導入した
個人的に非常に良い工夫だと思ったのが、AudioPlayerという有料のアプリを入れたことです。
これは以前、電子書籍を速いスピードで読みあげる方法を探していたときに入れたアプリなのですが、英語学習にすごく役に立っています。
このアプリを使うと通常の再生速度を1倍として、0.01倍ごとに再生速度を変えることができます。
音読パッケージで慣れてきたら速度を少しずつ速くしたり、瞬間英作文で慣れてきたら速度を速くしたりするのに使っています。
この2つは非常に取り組む時間が長いので、仮に1000時間取り組むなら1割削れれば900時間ですみます。
100時間オフですね。
また、慣れてきて飽きてきたときに難易度を上げるのにも役立ちます。
音読パッケージに関しては最終的に1.5倍速くらい、瞬間英作文に関しては1.3倍速くらいまでスピードを上げて普通にクリアするのが今の目標です。
これからやりたいこと
基本的にこれから3ヶ月くらいは同じ教材を繰り返していくことになります。
ですが、いくつか簡単なものはいくつかスキマ時間に取り組んでみようかと思っていたり。
単語は瞬間英作文と音読で取りこぼしチェックから
瞬間英作文と音読パッケージでごくまれに覚えているか怪しい単語に出会うことがあります。
基本的には声に出すことで自然に覚えていくのですが、取りこぼしをなくすという意味でそういった単語をまとめてみようかと思います。
並行して発音だけ単語帳をやってみる
発音は繰り返し取り組んで自信が持てるようになりました。
なので、今の教材のペースを落としてそのぶん実際に非常によく出てくる中学範囲の単語帳を使って個別の単語の発音練習をしようかと思います。
これには今までの癖で発音記号と異なる発音をしていた単語を矯正する目的があります。
既に1.5時間程度取り組んでおり、意味を飛ばして発音だけなら1時間で1周=1300単語くらい確認できるので、良い練習になると思います。
今できるレベルでアウトプットに英語を使ってみたい
瞬間英作文を本格的にやり始めて思ったのは、アウトプットを中心にすると進歩がすごく速いということです。
参考書をただ読むだけのインプットはやることはすごく明確なのですが、負荷が低すぎて身につく効率が少し悪いと感じています。
というわけで、もっとアウトプットを増やしていきたいところです。
今現在できるアウトプットとしては、自分で弱いと感じている単語で瞬間英作文を作って取り組むことを考えています。
もう少し慣れてきたら英語のサイトで情報を得てそれを何らかの形で発信できたらいいんじゃないかと考えています。
取り組んでいる教材まとめ
発音
超低速メソッド英語発音トレーニング
一押しの発音参考書。
英単語を見て発音はだいたい分かる、初見の長文もだいたい読めるという人向け。
やりきれば発音記号が分かる&出来るようになり発音に自信が持てるようになる。
発音記号だけでなく、文章になったときに変化する発音も学べるのが良い。
フォニックス<発音>トレーニングBOOK
中学生に英語を教えるときに使っている発音の本。
ゼロから取り組むならこれをやるのがオススメ。
これができるようになると初見の文章でもだいたい正しく声に出して読めるようになる。
さらに音と文字の対応が分かるようになるので単語のスペル間違いがものすごく減る。
速読英単語中学版
手元にあったので単語を覚えるよりもむしろ発音の確認のために使用。
中学範囲の単語は非常に使用される頻度が高く、なんとなくの発音ではなく発音記号をしっかり確認しておきたい。
音読パッケージに使うにはレベルはちょうど良いが、1つの文章が短くて不向き。
あとCDが別売りなので高くつくと思う。
中学生用、高校受験用の単語帳ならなんでもOK。
後々使おうと思っている網羅的な単語集でも良いかもしれない。
瞬間英作文
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
どんな人にもオススメできる教材。
英語を話すのに日本人に一番足りていない部分を補ってくれる。
文法的にはほぼ中学範囲。
単語も簡単なので取り組みやすい。
まずは80時間でやりきりたい。
中学レベルはこれのおかわり版が出ているのでそれまでやったら完成の予定。
音読パッケージ
英語は暗記するな
瞬間英作文・みるみる音読と同じ著者、森沢さんの著書。
公立高校入試の長文をまとめてある。
教科書レベルだと簡単過ぎるが、みるみる音読は一冊目には難しいのでこちらから始めるのがオススメ。
新品はおそらく手に入らないですが、古本でもプレミアがついておらず普通の値段で手に入ります。
もしこれが手に入らなければ、公立高校入試の長文問題をまとめた物で、CDがついた物(できればポーズつきとポーズなしのあるもの)を使うと良いかと思います。
みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング
英語は暗記するなの次に取り組むべき教材。
内容的には高校1年レベルくらい。
文法のレベルはそうでもないが、明らかに単語のレベルが上昇している。
センター試験で筆記・リスニングともに8割以上取れた人ならこれから始めても挫折はしないと思う。
文法
1億人の英文法
一押しの英文法書。
フォレストなど従来の網羅的な文法書と異なり、少ない原則で語れる体系的な解説を重視している。
また、前置詞や動詞といったイメージで覚えた方が応用が効くものについての解説も秀逸。
ネイティブの感覚や今はこの表現は使われなくなりつつある、といった解説も豊富で生きた英語を身につけるのに非常に向いている。
難点としてはところどころ文章が緩すぎるところ。
くもんの中学英文法スーパーステップ
中学範囲の文法を網羅的に解説した良書。
英語が苦手な人は瞬間英作文を進めながら、各文章をまずこの本で解説できるまで読みこむ必要がある。
くもんのスーパードリル完全マスター中学英文法
上に紹介したくもんの中学英文法スーパーステップに準拠したドリル(問題集)。
文法項目ごとに細かく分けて同じ問題が3回出てくるのでしっかりと文法の基礎を身につけることが出来る。
また、3回目はほぼ瞬間英作文とやることは同じなので英語が苦手な人の瞬間英作文1冊目にも非常にオススメ。
ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力
1億人の英文法と同じ著者の大西さんの著作。
1億人の英文法に取り組む前に1周読んだが、内容がほぼ同じなのでこちらは不要。
英単語イメージハンドブック
1億人の英文法と同じ著者の大西さんの著作。
1億人の英文法に取り組む前に1周読んだが、内容はほぼ同じ。
ただ、ページ数的にはこちらの方が半分以下で重要なイメージをしっかりまとめてある。
1億人の英文法を後回しにして、中学範囲固めのためにくもんの中学英文法スーパーステップと併用するならオススメ。
勉強を始める前に読んだ本
英語上達完全マップ
なぜ中学高校で6年も英語を学ぶのに日本人は英語を話せないのか?
その答えを与えてくれる本。
6年間で学んだ文法と単語で英語が分かるだけでは不十分で、瞬間英作文と音読パッケージで出来るようになることの重要性が説かれている。