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【最高効率でゼロから学ぶ】中学英語 単語の覚え方【TOEIC300~400・英検5級~3級】

アルファベットのブロックの写真

  

この記事で分かること

・英語初心者が最初に特別に覚えるべき単語とその勉強法

 

 

小学校の頃からサッカーが大好きで、地域の選抜にも選ばれてきた。

 

中学校になって勉強は一気に難しくなった。

少しずつ点数が下がり、ついに2年生の1学期に初めて13点を取った。

赤点が親にバレて夏休みの間、部活を禁止されてしまった!

 

実際に私が指導した中学生の男の子のお話です。

 

夏休みの間、この子は必死に勉強をして文句の出ない点数を取りました。

その後は英語が得意教科となり、入試本番では94点を取ることができました。

彼は見事志望校に合格して高校でもサッカーを続けています。

 

今の時代は大学生なら就活、社会人でも転職だけでなく普段から英語が求められたり、仕事以外でも街で外国人を見かけることも増えましたよね。

 

英語の重要性はますます上がっています。

勉強してみたいしなくちゃいけない

とりあえずまずは手軽そうな英単語から覚えたい、でも何をやって良いのかわからない

 

この記事ではそんな人のために初心者向け英単語の効率的な覚え方を解説します。

 

対象のレベルとしてはゼロから始める、やり直す人、中学英語(公立入試)英検なら5級~3級TOEICだと250~300~400までのスコアを対象にしています。

 

他の本やサイトではあまり触れられていませんが、実はこの段階に特有の注意すべきポイントがいくつかあるといろんな生徒に指導をしていく中で気づきました。

 

ぜひここだけの情報を生かして効率的に英単語を覚えて見てください。

 

 

ちなみにこの記事で触れる初級レベル向けの英単語帳は別の記事でおすすめを紹介しています。

 

 

読むのが面倒な人のためのまとめ

  • 基本となる300の単語を完璧にしよう
  • フォニックスで発音とスペルの関係性を知ろう
  • 動詞、代名詞、前置詞を特別に覚えよう
  • 一部の単語を覚えるために文法を理解する必要がある

 

基本単語300を完璧にする

実は中学レベルの英単語は超重要で、高校レベルやその上でも何度も繰り返し出てきます。

 

小学校で習う漢字は1026個ですが、最初の頃に習った漢字ほどたくさん使いますよね。

「年」とか「学」とか「正」とか。

 

英語もこれと同じなんです。

 

『海外ドラマはたった350の単語でできている』という本もあるくらいです。

 

(この本はすぐ読めて内容も良かったです)

 

でもドラマや映画は基本的に会話だけで進みますよね。

会話ではなく普通の文章やニュースではもっと使われる単語もあるので、実際に最初に覚えるべき単語には少しズレがあります。

 

いずれにせよ中学1年生で習う単語や、単語帳に載っている最初の300~500くらいの基本単語は非常に重要なんです。

 

まずはこの基本的な単語を完璧にして、英語学習にはずみをつけていきましょう。

 

フォニックスで発音を学んでスペルを完璧にしよう

では完璧にするとはどういうことでしょうか。

 

まず目指すのは、

  • 単語が発音できて
  • 日本語の意味がわかって
  • 間違いなく書ける

ということです。

 

特に学校ではなんとなくしか教えてくれないことも多い、みんなが苦手とする発音が非常に重要です。

 

皆さんは小学校でローマ字を習いましたよね。

そして中学に入って、アルファベットは書けるのに英単語になると読み方が違って困った

そんな思い出、ありませんか?

 

これを解決してくれるのが、アメリカの子どもが実際に使っているフォニックスという学習方法です。

 

日本語でも「飲む」が会話だと「飲んで」みたいに音が変化したりしますよね?

雨という漢字は普通「あめ」と読みますが「小雨」となると「さめ」と音が前の文字の音で変わるわけです。

 

英語でも似たような現象が起きます。

 

実は文字の並びで読み方にパターンがあるのです。

 

この、基本的な英語の読み方をフォニックスという方法で学ぶと、それだけで70%以上の単語を読むことができるようになるのです。

 

 
(フォニックスのおすすめの本です。
ちょっと優しすぎるくらいですがサクサク進められるので生徒の指導によく使っています)

もちろんこのパターンに当てはまらない単語もあります。

ですがそれは人の名前とか地名や商品名だったり、ドイツ語が英語になったとか特殊なパターンで数は多くありません。

 

まずはフォニックスを学んで単語を読めるようになりましょう。

 

単語を読めるようになると、自然と文字と発音の関係がわかるので単語の書き方、スペルも一気に覚えやすくなります。

 

繰り返し出てくる基本単語は、高校入試や英検でも書く機会が非常に多いです。

ミスを防ぐためにもスペルまでしっかり覚えてしまいましょう!

 

(単語が読めるということは文章も基本的には読めるということです。

単語がつながったときに音が変化するのを少しだけ学べばリスニング対策もバッチリになりますよ!)

 

最初に集中して覚えたい3種類の単語

基本的には先に触れたとおり、単語帳の最初の部分で出てくる300~500くらいの単語を読めて、日本語の意味が分かって、書けるようになればまずは大丈夫です。

 

その後はスペルは少し力を抜いて意味を覚える数を増やすことを重視していきましょう。

 

ですが、ここで注意事項があります。

 

文法的な日本語との違いから、最初に特別に他の単語と異なった覚え方をしてほしい単語がいくつかあるのです。

 

では特別な覚え方が必要な3種類の単語について触れていきます。

 

動詞:不規則動詞は活用を覚えよう

日本語でも「書く」が「書いた」とか「書けば」とか変化をしますよね?

国語の時間にちょっとだけやった、わけのわからない文法の活用というやつです。

 

英語にも活用があるのですが、日本語に比べると変化する形が少なくて非常に覚えやすいです。

 

基本的な決まった変化をする動詞の他に、単語別にいくつか特殊な変化をする不規則動詞というものがあります。

 

look-looked-looked のように「見る」のlookは規則変化する動詞なので特別に覚える必要はありません。

 

eat-ate-eaten のように「食べる」のeatは不規則に変化する動詞なので特別に覚える必要があるということですね。

 

文章の中でateって出てきて、eatの基本形なら食べるって分かったのに、過去形のateだとわからないとかだと困ってしまいますからね。

 

この不規則動詞は大学受験までによく出てくるものが90~100個くらいあります。

中学の基本レベルでも50個くらいは覚える必要があるでしょう。

 

単語帳では一つ一つの動詞の項目で活用形も書かれていますし、あるいは単語帳以外にも文法の参考書、教科書やワークなどの最初か最後の部分にまとめて載っていることが多いです。

 

50個とか100個と聞くと少し身構えるかもしれませんね。

ですが覚える意味が増えるわけではないのですし、発音できればリズムにのって実はかなり覚えやすくなっています。

 

ここでもフォニックスを学んだ意味が出てくるんですね。

 

テストでも良く問われる部分ですので、動詞は活用までしっかり覚えてしまいましょう。

 

代名詞:動詞とは違う、位置で見分ける文法的な使い分けによる変化

動詞の活用は基本的に現在なのか、過去なのかといった時制の変化を表します。

日本語でいうと、「言う」は現在形で「言った」が過去形ですね。

 

一方で日本語と英語の大きな違いの一つに格助詞の有無があります。

 

「私は」「私を」「私の」といった例だと「私」の後につく「は・を・の」みたいなやつです。

 

英語はこの格助詞がない代わりに、例だと「私」自身が変化します。

 

「I」「my」「me」「mine」「myself」(私は、私の、私を、私のもの、私自身)

というやつですね。

 

これも単語帳や参考書の中で表としてまとめられている部分があるはずです。

数は基本的には30個程度

ついでにthis・theseのようなものを一緒に覚えても50個はないくらいです。

 

 

この変化は文章の中での役割によって変わります。

見分け方としては使われている位置(動詞の前か後か)とか、何かにくっついているか単独で使われているかとかです。

 

単純に表を暗記するだけではなく、例文を見ながら使われ方を理解してください。

 

 

前置詞:日本語にない概念はイメージが大事

前置詞は日本語と違う概念なので、非常に苦手とする人が多いです。

英語を見て1つ意味を覚えても上手く訳せないことが多く、似た文章で違うものが使われることも多々あります。

 

まず、日本語に無理やり置き換えると前置詞とはなんなのか?

 

例えば

「来週からバイトする」の「から」

「駅待ち合わせする」の「で」

「雲の下を飛行機が飛んでいる」の「下を」

といったようなものです。

 

なんとなく見えてきましたか?

 

時間とか場所とか方向とか……。

そういった言葉にするのがちょっと面倒なあやふやな感じ

 

代名詞のところでも触れましたが、英語には「を・は・の」のような格助詞がありません

 

動詞や代名詞で見てきたように変化させたり位置を変えれば大雑把に役割を変えることはできますが、細かいニュアンスやイメージを変えることはできないのです

 

そのニュアンスやイメージを補ってくれるのが前置詞というわけです。

(名詞の前に置いて意味を付け足すから前置詞)

 

ですから前置詞は図で基本的なイメージを掴み、実際に例文での使われ方のパターンを見てそのイメージを固めると良いでしょう。

 

 

特に大学入試や英語の映画やドラマの中では、難しい単語を使う代わりに簡単な動詞と前置詞の組み合わせで熟語を使うことがよくあります。

 

リスニングや英会話でも前置詞は大活躍するので、ぜひ最初にイメージをしっかり掴みましょう!

前置詞をイメージで理解できるおすすめの本です。
中学生のときに出会いたかったなあ……。

 

まとめ 

中学英語、初級レベルの英単語を覚えるポイントとは?

  • 基本となる300の単語を完璧にしよう
  • フォニックスで発音とスペルの関係性を知ろう
  • 動詞活用を覚えよう
  • 代名詞使われ方による変化を例文で覚えよう
  • 前置詞図でイメージを掴み、例文でイメージを固めよう
  • 代名詞を理解するためにも文法を少しだけ学んでおこう

 

最初のうちに覚える単語で変化するものって実は単純に意味が変わるんじゃなくて、使い方が変わるだけで意味はほぼ同じものが多いんですよね。

 

この使い方による変化のルールを文法と読んでいるだけで、恐れる必要はないんです。

 

文法を堅苦しく学ぶだけでは実際には単語を使えないですし、逆に例文だけで言語のルールを身につけるのは時間がかかりすぎてしまいます。

 

最初の段階でまとめて文法的な単語を覚えてしまえば後は基本的な覚え方を繰り返して数を増やしていけば大丈夫です。

 

単語をしっかりと覚えて英語学習をスムーズに始めましょう!

 

 

 

基本レベルの文法はこれ一冊で完璧です。
代名詞の学習にぜひ。
高校レベルの勉強でも結構良く読み返します。