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今期ダークホースはアニメじゃない。必見FFノンフィクション、光のお父さん!

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どうも、タイヘイです。

 

皆さんはアニメ、見てますか?

 

進撃の巨人、エロマンガ先生、サクラクエスト……。

今期は大物原作が多いだけでなく、オリジナルも期待値が高い作品ばかりです。

 

最初の2,3話まで見た今のところ、どの作品も非常に丁寧に作られているという感じ。

嬉しい反面、良作が多すぎて見る時間が足りないという困った状況にあります。

 

そんな中、あえて言いましょう。

今期のダークホースはアニメではないと。

 

今期はそもそも放映前から原作が面白かったり、1期がいい出来だったり、制作会社や監督を含むスタッフなどを見るに期待値が高い作品ばかり。

 

そういう理由もあって前期の「けものフレンズ」のような、視聴前の予測をいい意味で裏切ってくれる作品はなくてもしょうがないかなと思っていました。

 

そんな思惑を裏切ったのは、アニメではなくまさかのドラマ。

 

もともとドラマはあまり見ない僕ですが、孤独のグルメとは別に今期は非常に気になる作品があり、見事にやられてしまいました。

 

それが「ファイナルファンタジーⅩⅣ」を題材にした(半分くらい)ノンフィクション、「光のお父さん」なのです。

 

 

 光のお父さんとは?

 

「光のお父さん」は「ファイナルファンタジーⅩⅣ(以下FF14)」を題材にした(半分くらい)ノンフィクションです。

 

「FF14」はオンラインゲーム。

 

これをプレイしているマイディーさん(プレイヤーキャラ名)が現実で父親に「FF14」を薦め、正体を明かさずにゲームの中でパーティを組む。

 

そして冒険を続けるうちに仲良くなり、いつか正体を明かすというのが「光のお父さん計画」でした。

 

 

これをまとめたマイディーさん本人のブログが300万アクセスを超える知る人ぞ知るヒットになり、今回書籍化とドラマ化に繋がりました。

 

TVに合った表現をするために、ブログで語られている内容と一部設定が変更されているため(半分くらい)ノンフィクションと僕は呼んでいます。

 

これが1話を見てびっくり。想像を超えるクオリティだったのです!

ここからはその超クオリティの秘密を解き明かしていきます。

 

超クオリティの理由その1:愛のあるコンテンツ

昨今では様々な作品が実写化されています。

しかし、その全てがファンにとって嬉しい幸せな実写化になるかどうかは、昔に比べて打率は上がっているにしてもまだまだギャンブルです。

 

ものによってはドラマ・映画の実写化どころか、アニメですら酷い出来のこともゼロではありません。

 

では作品を他媒体にするとき、何が必要なのでしょうか?

 

お金?

それもあるかもしれません。

 

ですが前期のヒット作「けものフレンズ」は制作に時間こそたっぷり使っていましたが低予算の作品でした。

 

しかし時間があれば必ず良いものが出来るというわけでもないでしょう。

 

あえて絶対に外せない何かを一つあげるとしたら、

それはコンテンツへの愛にほかなりません。

 

それが形を取るとキャラクターの性格や設定への深い理解、作品全体の明示されていないテーマやルールを尊重するといったことに繋がり、結果としてクオリティの高い、空気感が再現されたコンテンツが出来上がります。

 

実写、アニメともにここが良く抑えられていたのが青春卓球マンガ「ピンポン」です。

あるいは予算の都合などでフラッシュアニメになった「ニンジャスレイヤー」も賛否両論あったものの原作の空気を尊重していたように思います。

 

「光のお父さん」は本来、実写でもアニメでもメディアミックスが非常に難しい作品のはずでした。

 

それは「FF14」というオンラインゲームが大元の原作で、その中で実際にあったことを元に「ブログ版」をマイディさんが書き、さらに「ドラマ版」へと形を変えるという2回の変換が必要なため。

 

ここでそもそも「ブログ版」がクオリティの高いものだったというのが今回の超クオリティにつながってくる1つ目の理由です。

 

というのも、そもそもマイディーさんはかなりハイレベルのネットゲーマー。

ガンダムオンラインやファンタシースターシリーズなども含めて100タイトル以上をプレイしています。

その上で、FF14へのハマり具合が半端じゃない。

 

マイディーさんは「光のお父さん計画」以前から自分で初心者向けの記事を始めとしてブログに多くの記事を投稿していました。

 

その記事の数、合計で1100以上!

 

もうわけがわからないですよね(笑)。

ブログ自体がFF14以外も含めると年間350回以上更新されていますし、そのクオリティがどれも高いですし。

 

FF14はかつてスクウェア・エニックスの社長にすら「ファイナルファンタジーの水準に達していない」と言われたこともありましたが、マイディーさんはその頃からのプレイヤーで、プロデューサーが変わってシステムから文字通り別のゲームに新生した後はさらにハマっていきます。

 

そんなマイディーさんが書いた「光のお父さん」に愛がないわけがないのです。

 

超クオリティの理由その2:ぴぃさんの逆襲!

 

しかし、いくらマイディーさんの書いた「ブログ版」が愛に満ちていても実写化されたときに良いものが出来上がる保証にはなりません。

 

書籍化の提案時点で権利関係が難しいからFFじゃなくて別のゲームにしてしまおうとか、本にグラビアを載せようとかブログを読んでいた人やFFプレイヤーを馬鹿にするような提案が多々あったらしく、

 

それのどこにリスペクトとか愛があるんだ(この××が)!

 

と言いたくなる現実。

 

そこに現れたのが「ぴぃさん」でした。

 

彼はなんと、書籍化ではなくテレビドラマ化を最初に提案してきたのです。

 

元は映画の仕事をしていたぴぃさん。

ドラマに関わったこともあったらしいですが疲れ果てた結果、業界を去って今はゲームの仕事をしているとのこと。

 

そんな彼がブログ版の光のお父さんに出会い、どうしてもこの作品をドラマ化したいと強く思って再び立ち上がったのです。

 

その上で必要だからと書籍化の提案も合わせてすることになったわけですが、この時点でもう過去の「電車男」などのコンテンツと流れが全然違いますね。

 

ぴぃさんの熱意ある言葉に動かされたマイディーさんが出した条件はたったひとつ。

 

FF14を知らない人に任せることはできない。

父と同じようにボス「ツインタニア」を倒してほしい。

というものでした。

 

ツインタニアはもともとモンハンなどをプレイしていたゲーマーであるマイディーさんのお父さんが9ヶ月かけてようやく攻略した新生FF14の初期のラスボス。

 

ゲーム畑で働いているとはいえ、作品を単なるビジネスとしてしか見ていない人間には仕事の合間に報酬無しでゼロからプレイしてクリア出来るものではありません。

 

それに対し、ぴぃさんは当然のようにイエスと答えたのです。

 

そして、そのゲーム攻略と並行して最初にした仕事がスクウェア・エニックスに書籍化・ドラマ化のOKをもらうこと。

 

愛のない人間にできるだろうか、いやできない(反語)。

 

この後、随所でぴぃさんの優秀さが光るのですが、ツインタニア攻略の結果も含めて詳しくはマイディーさんのブログにまとめられているのでそちらでご確認ください(ブログへのリンクは記事の最後に貼ります)。

 

ドラマ版光のお父さんは一度は去った業界へのぴぃさんの逆襲でもあります。

ですがそれを動かす根底にあるのはやはりコンテンツへの愛なのです。

 

超クオリティの理由その3:低予算だからゲーム世界を使います

しかし、「光のお父さん」のドラマ化には今までのドラマの制作にはない難しい問題がありました。

 

それはゲームパートをどう再現するかというもの。

 

ブログ版では8,9割がゲームをメインに語られており、ドラマ化にあたり視聴者にわかりやすく現実パートに重点を置いたとしてもすべてのゲームパートを排除することはできません。

 

いや、できなくはないのですが、もしゲームパートを排除したらそれはもう「光のお父さん」である必要も必然もない別の作品です。

 

それを解決する方法の一つがCG。

ですが、深夜番組であることの予算の制約やそもそもFF14自体のクオリティが高いことが再現のハードルを一気に高めてしまいます。

 

ここで、マイディーさんたちが取ったのが、

ゲームパートをゲーム内で撮影するという

今まで一度も取られたことのない方法でした。

 

ゲーム実況のようにプレイ画面をキャプチャし 、しかも中のキャラクターの動きを意図したとおりに演技させるわけです。

 

FF14特有の豊富なキャラクターの動作、マイディーさんがその仲間たちとブログを書く中で良い記事をつくるために築き上げてきたゲーム画面の撮影技術。

 

それらが組み合わさって初めて可能になる離れワザです。

 

マイディーさんは奇しくもキャラクターを操作する中の人としてドラマに顔も声も出さずに出演することになりました。

 

これがすごい!

 

マイディーさんのブログで知ったのですが、このパートのために(マイディーさんの仲間が)絵コンテを作ったり手間をかけた結果、演出がめちゃくちゃぴったりハマっています。

 

ドラマ部分はなかなか演技もしっかりしてるし、空気感も悪くない良い作品という評価ですが、ゲームパートは手放しで拍手してしまうほどの圧巻の出来です!

 

今後、VRが発達してドラマにゲームパートが入ることがあったとしても、プロですらマイディーさんたち以上のクオリティの作品を作れるかは怪しいほどよく出来ているのです。

 

ドラマパートのおまけではなく、しっかりとFF14の素晴らしさを伝えようという意気込みが放映された1話から伝わってきました。

 

長年のFF14のプレイ経験、それも単なるボスを倒して攻略するだけでは身につかない作品世界全体を味わい尽くした彼らにしか出来ない、愛によって生み出されたのがこのゲームパート。必見ですよ。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

僕自身、最近のFFはプレイしていないのですがドラマとブログを見て久しぶりにプレイしたくなりました。

 

ドラマとしても単純に面白いですし、ゲーム好きにもたまらない僕としては今期イチオシのダークホースです。

 

最後にマイディーさんのブログ、書籍版通販へのリンクを貼っておきます。

 

ありがとうございました!

 

 

 

マイディーさんのブログ

 

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