この記事で分かること
・自分でお金をあまりかけずにできる燃えないごみを小さくする方法
先日、実家の片付けをしたのですがかなりの量の燃えないゴミが出て困ってしまいました。
とりあえず自治体の指定だと燃えないゴミの袋に入ればほとんどのものが出せるとのこと。
しかしまあ、鉄パイプやら壊れた何かの機械やら袋に入らないものが出てくる出てくる。
業者に頼むのもお金がかかるしな……。
と思い、なんとか自分で細かくできる部分は細かくして、それでも無理な分だけ粗大ごみとして有料で回収してもらうことに。
引っ越しや大掃除などで私のようにお困りの方も多いかと思います。
そこで今回はそんな大きなゴミで困る最中に実際に自分で試した、
燃えないゴミが袋に入らないときの小さくする方法
をまとめていきます。
読むのが面倒な人のまとめ
燃えないゴミを小さくするには?
・ドライバーで分解する
・のこぎり、金切りバサミ、パイプカッターで切断する
・カナヅチで破壊する
ドライバー・レンチで分解する
ひとまず私が最初に行ったのはドライバーやレンチを用いた機械などの分解です。
主に機械に多いですがネジで止められている部分は固くなっていることもありますが適切なサイズのドライバーで外すことがかなりの割合でできます。
基本的には大きめのプラスドライバーが一本あれば十分。
場合によっては精密ドライバーのセットがあるとほぼ全てのネジを外すことができて便利です。
あと、ネジ穴が潰れてしまった、錆びてしまった場合には無理やりネジをつかんで外す特殊なペンチもあるのですがこれもかなり役に立ちました。
ちなみにもともとネジ穴がないものはラチェットレンチと呼ばれるタイプのレンチで回すことができます。
椅子の分解など大きめの家具はこれで固定されていることが多いので、これもかなり使いましたね。
基本は、
・大きめのプラスドライバー
・ラチェットレンチ
があればOK.
必要に応じて、
・ペンチ(ネジザウルス)
・精密ドライバー
があると良いです。
のこぎり・パイプカッター・金切りバサミで切断する
プラスチックでできたもの、木でできたもの、服をかけておくハンガーラックのパイプなどは最小単位まで分解してもまだ袋に入らないことが少なくありません。
こういうものの場合、どうしても分解ではなく切断することが必要になってきます。
基本的に多少の用途の差はありますが鉄・ステンレスが切れるのこぎりならプラスチックや木を含めて何でも切れるのでおすすめです。
注意としてはカッターナイフのような大きさの小さいタイプのものは刃がしっかり固定されにくく大きいものを分解するのには不向きなこと。
あとは、あくまで小さくしてゴミで出すだけならきれいに切る必要はないので、適当なところまで切れ目が入ったら足で踏んだり手で折ってしまった方が作業が楽なのは知っておきましょう。
またトタンのように薄い板状のものを小さくするには金切りバサミがあるとかなり楽です。
とりあえず家庭ごみならこの2つがあればかなりのものを細かくできると思います。
また、一般の家ではあまり見かけないと思いますが針金の長くて太いものを大量に切る場合にはワイヤーカッターがあると便利でした。
太いパイプのようなものの場合にはのこぎりを使って人力で切ろうとすると大変ですが、パイプカッターがあるとそれなりの本数でもなんとかなります。
あと注意点としては電動工具であればそうでもないのですが、人の手で厚みのある鉄やステンレスを切ろうとするとかなり大変です。
(私の実家では使わなくなったビニールハウスの材料が大量に残っていました。
最初はのこぎりで頑張っていましたが、30本以上のパイプを発見した時点で断念。
偶然、電動工具があったのでそれを使ってなんとか処分しました)
非常に分厚い鉄などを数十本切る場合には値段が張りますが電動工具の利用をおすすめします。
基本は、
・大きめの万能のこぎり
・金切りバサミ
があればOK.
針金のように細くて硬いものには、
・ワイヤーカッター
があると便利。
鉄パイプなど棒状のものの数が多い場合は、
・パイプカッター
何十箇所、何百箇所と切る必要があって人力だと無理そうなら、
・電動工具(レシプロソーなど)
があると便利。
カナヅチで破壊する
収納ボックスとかプラスチック製などの比較的大きなものの場合、一体になっているものが多いので分解が困難なことがあります。
あるいはどうせゴミに出すのだからちまちま切断せず、できれば楽をしたいというのも燃えないゴミの処分にはつきもの。
そういった場合は思い切ってカナヅチを使って破壊してしまいましょう。
多少見てくれは悪くても、ゴミとして出すのであれば気にする必要はありません。
ゴミ袋に入りさえすればよいのです。
あまり日常ではお目にかかりませんが、しっかりとしたカナヅチならかなりのものを細かく壊すことができます。
プラスチックや木材といったものはもちろんのこと、
大きいカナヅチならレンガや石のかたまりといったのこぎりですら刃が立たないものですらどうにかなります。
注意点としては、プラスチックだと割れた面が鋭いので手などを切らないよう、またレンガのようなブロックは破片が飛び散るので目を保護したり後片付けが若干面倒だったりします。
大きめのものは、
・しっかりしたカナヅチ
で細かく砕くとのこぎりで切るよりも処分が楽。
結論
・分解にはドライバー・ラチェットレンチ・ペンチを使う
・切断には万能のこぎり・金切りバサミ・ワイヤーカッターを使う
・大きいものやブロックにはカナヅチを使う
・数が多くて人力では無理そうなら電動工具(レシプロソーなど)を使う
という感じです。
道具をうまく使えばよっぽど頑丈な建築用の資材とか以外はかなりなんとかなります。
ゴミ出しのルールは守らないといけません。
ですが、自治体によっては細かく分解できれば机とか本棚とかは木材にして燃えるゴミで出せることが多いです。
さらに大きいアルミラックなんかも切断して燃えないゴミで出せることがあります。
もちろん、多少の道具の費用となによりも作業時間と体力をかなり使います。
無理だなと思ったら素直に粗大ごみで出すか業者に頼むのも考えてみてください。
大きめの家具の分解にはナットを外すレンチが必要なことが多いです。
ネジ穴が潰れていても無理やり挟んで外せるペンチです。
プラス・マイナス以外の星型・三角形などの特殊なネジ穴にはこちら。
電子機器などに多いです。
燃えないごみを処分するにはのこぎりは大きめのものがおすすめ。
鉄板など薄い板状のものの切断には金切りバサミを。
太い・長い針金の切断にはワイヤーカッターを使うと楽です。
パイプが大量にある場合はのこぎりよりパイプカッターの方が全然楽。
数が多くて人力だと大変そうなら電動工具の出番。
大きめのプラスチックやブロックにはカナヅチを使うとのこぎりで切るより楽です。