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ワイヤレスイヤホン「SoundPEATS Q30」を半年使ってみて分かったメリットとデメリット

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スマホが普及してイヤホンを使っている人を前よりも多く見るようになりました。

 

しかし、いざイヤホンを使ってみると

自分の耳にあった物が見つからず、外れやすい

持ち運びで絡まって不便

何ヶ月かすると断線して聞こえなくなってしまう

iPhoneがイヤホンジャックを廃止してから使いにくくなった

という不便な点も見えてきます。

 

特にiPhoneがイヤホン刺す端子の部分「イヤホンジャック」を廃止したのは多くの人に影響を与えたのではないでしょうか?

 

かくいう私もiPhoneユーザーで、イヤホンをどうしようか悩んでいました。

 

そしてついに前から気になっていた「ワイヤレスイヤホン」を購入し、使用してみることに。

 

そんなわけで今回レビューするのはAmazonで人気(ベストセラー1位)の

SoundPEATS(サウンドピーツ) Q30

です。

ワイヤレスイヤホンの購入を悩んでいる方は、実際に半年間使ってみたメリットとデメリットを両方お知らせしますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

ワイヤレスイヤホンのメリット

持ち運びでケーブルが絡まない

イヤホンで困る問題は主に2つあり、その内の一つがケーブルに関するものです。

 

イヤホン本体と音源をつなぐケーブルは短いものでも数十センチ、長いものだと1メートルほどにもなり、移動時や体勢を変えながらの使用ですぐに絡まってしまいます。

 

ケーブルが絡むことを避けるため、絡みにくい縛り方があったり、巻き尺のようにケーブルをしまえるタイプのイヤホンも出ています。

 

ワイヤレスイヤホンには、

本当にケーブルがまったくないフルワイヤレスタイプ

イヤホン本体同士をつなぐケーブルだけのあるタイプ

があります。

 

今回レビューする「SoundPEATS(サウンドピーツ) Q30」はイヤホン本体同士をつなぐケーブルはあるタイプのものです。

 

それじゃあ絡まることもあるんじゃないか?

 

と思われるかもしれませんが、「SoundPEATS(サウンドピーツ) Q30」のイヤホン本体部分にはマグネットが仕込まれており、この効果でほぼ絡まることはありません。

 

イヤホン本体同士がくっつくことでネックレス状になり、結び目が出来るのを防いでいるのです。

 

これにより、持ち運び時や移動時に絡まることはほぼありません。

半年ほど使用して、家でイヤホンをつけたまま寝てしまったときにゆるい結び目が1度出来ただけです。

ケーブルが邪魔にならない・断線しにくい

ケーブルについての問題は絡まることだけではありません。

 

実際に使ってみると、特にジョギングなど運動時に使う場合は長いケーブルが邪魔に感じることが多いのです。

 

ワイヤレスイヤホンだと、邪魔に感じることはほとんどありません。

 

実際にSoundPEATS(サウンドピーツ) Q30を使ってみた感じでも、ケーブルを邪魔に感じることはありませんでした。

強いて言えば、たまにケーブル部分についているリモコンが耳の裏からうなじにかけての部分にあたるのが気になるときがあるくらいです。

 

さらにSoundPEATS(サウンドピーツ) Q30は防水・防塵もされているので、運動時に使うには圧倒的にオススメです。

 

 

また長いケーブルは絡まりやすく、音源との接続部やイヤホン本体との部分に力がかかることで断線もしばしば起こります。

 

今まではせっかく何千円も出して買ったイヤホンが1ヶ月程度で駄目になり、涙を飲むことも少なくありませんでした。

 

ワイヤレスイヤホンだと、本体との接続にはケーブルを必要としません。

単純に考えてもこれだけでも断線の確率は2/3か1/2程度まで減ることが予想されます。

 

さらにフルワイヤレスタイプだと断線の問題自体が起こりようがないので、この問題に終止符を打つアイテムとなるでしょう。

 

半年間、通勤以外に運動中にもほぼ毎日使っていますがまったく断線が気になりません。

ワイヤレスなだけでなく、作りがしっかりしているのが感じられます。

 

(今回は後述の別の理由で、まだフルワイヤレスよりもSoundPEATS(サウンドピーツ) Q30の方がオススメです)

 

カナル型はほとんど外れない

イヤホン使用時の問題で、ケーブルと同じくらい重要なのが使用していて外れやすいかどうかです。

 

ある意味ではこちらが最重要と言っても良いでしょう。

 

人によって耳の形もいろいろあるのでここは個人差がありますが、今まで使ったイヤホンですとカナル型だとほぼ外れることはなかったように思います。

 

SoundPEATS(サウンドピーツ) Q30はカナル型でさらに耳のくぼみにフィットするフックが付いています。

これによりジョギングなど運動時に使っていても今まで一度も外れたことがないくらい、しっかりと装着することができています。

 

この点が主に現行の他のモデルやフルワイヤレスのタイプよりもSoundPEATS(サウンドピーツ) Q30をオススメする理由です。

 

特にiPhone付属のイヤホンは運動時どころか座って使っていても外れることがあり、イライラすることも多かったのでこれは想像以上に大きなポイントです。

 

音の質は普通に使う分にはほぼ気にならないレベル

ワイヤレスイヤホンが有線のものより悪いとされることが多いのが音の質です。

 

これに関しては、技術が進歩したおかげかほぼ気になりません。

 

iPhone付属のイヤホンに比べるとSoundPEATS(サウンドピーツ) Q30は低音が強い「ドンシャリ」というタイプ。

私はもともと音楽に詳しくないのですが、これは言われてみたら確かにそうだな、と素人でも分かる感じです。

 

 

他にワイヤレス特有の問題としては、自室で使う際はほぼ音のズレや飛びなどはありませんでした。

 

ただ、ジョギングとウォーキングで外に出ているときには確かに音が今飛んだと感じることがあります。

曲にも相性があるようですが、体感としては30分~40分使用して1回あるかどうかくらいです。

 

これに関してはその日の天気やiPhoneをどこに装着するかなども関わってくるので一概には言えませんが、確かにまだ完璧というわけではありません。

 

98%~99%は問題ないけど、まだ100%じゃないよね。というイメージです。

 

初期設定、使用時の設定はごく簡単

ワイヤレスイヤホン特有の初期設定に関しては

リモコンのボタンを長押しして、iPhoneBluetooth設定から接続を選ぶ

これだけで済むので非常に簡単でした。

 

また初期設定後は

イヤホンの電源をオンにするだけ

で自動的に使用することができます。

 

いずれにせよ、イヤホン側・スマホ側両方の技術の進歩で非常に使いやすくなっています。

 

ワイヤレスイヤホンのデメリット

充電が必要

音飛びが少なくなった今、ワイヤレスイヤホンで一番気になるのがこの充電の問題だと思います。

 

SoundPEATS Q30は公式で8時間の連続再生、100時間の待ち受けが可能と表示されていますが実際はそれよりも短いと考えるのが自然です。

 

ただ、使ってみた感じだとこれは実はそれほど気になりませんでした。

 

というのも私の場合、家にいるときなどはスマホは常に充電状態で一緒にイヤホンもUSBにつないで充電するようにしているからです。

 

重要なのはUSBで充電できるという点ですね。

 

普通に通勤・通学時間だけ使うなら8時間も持てば問題ありません。

そして何かのイベントや移動でイヤホンを長時間使う時はモバイルバッテリーから給電が可能なのです。

 

むしろ充電の頻度や時間よりもパソコンにつなぐUSBの口の数が足りなくなって、そちらの方が問題でした。

結局安いUSBポートを買ってこの問題は解決しました。

 

安いものなら500円~1000円以下でUSBポートは買えるので、無線マウス・スマホの充電ケーブル・イヤホンの充電など口が足りなくなったら用意するとストレスを感じなくなるのでおすすめです。

ごくたまに音が飛ぶ

これはメリットの方で既にお話しましたが、普通に使っている分にはほぼ気になりません。

 

音楽に詳しい人や激しい運動をする場合などは気になることもあるかもしれませんが、普通にジョギングする程度ならほとんど問題ありません。

 

※使用から半年後の追記

半年使って、音飛びは特定の場所で特定の方向でのみ起きていることに気づきました。

 

具体例を言うと、私の使用環境だと

行きはジョギングで通る道を、帰りは歩きで通ると30メートルほど音飛びが頻発する場所があったのです。

 

なおこれ以外では部屋の中や、電車に乗っているときは(トンネル内を含めて)ほとんど音飛びは起きていません。

 

原因は電線か近所の家のWi-Fi。

そこに身体の向き(+iPhoneを入れているポケットの位置)と道の微妙な起伏が絡んで音飛びが起きていたようです。

試しに通る道を変えると音飛びは起こらなくなりました。

 

また、試しにそれまでズボンのポケットに入れていたiPhoneをウエストポーチに入れてみたら同じ道・同じ状況でも音飛びは激減しました。

 

複数の要因が絡まって音飛びが起きている場合は、スマホの位置を変えるだけで対処ができそうです。

 

ジョギングやウォーキングでワイヤレスイヤホンを使う場合、スマホは腕に巻くタイプのホルダーよりもウエストポーチに入れた方が音飛びは起こりにくいと思います。

(腕だとスマホの位置は前後に振れるが、腰だと位置はほとんど変わらないので)

思ったより腕に巻くタイプはズレたり蒸れたりもするので、そういった面から見てもウエストポーチがオススメです。

 

SoundPEATS Q30は耳元のリモコンで音楽の操作もできるので、飲み物が運べるタイプのしっかりしたウエストポーチがジョギング・ウォーキングにはオススメです。

 

タイマーの音はイヤホンを無視して鳴る

使ってみて意外に気になったのがこの点。

 

iPhoneのデフォルトタイマーだと、ワイヤレスイヤホンを使っているとイヤホンから音が聞こえるのではなく本体から直接音が出ます。

 

運動時にはあまり気にならないのですが、外出先の静かな場所で勉強・作業するときなどは問題です。

 

これに関しては別のタイマーアプリを入れれば普通に使えるので、用途に合わせて探してみると問題はすぐに解決できます。

 

カナル型だと周囲の音がすごく聞きにくくなる

カナル型イヤホンは非常に外れにくいというメリットを持っています。

 

これにより周囲の音を遮断する効果が大きく、何かに集中したいときは便利ですが、それがデメリットになることもあります。

 

具体的には外で使っていると車の音などに気が付かないことがあるのです。

 

私は意識してなるべく道の端を走る・歩くようにしていますし、周囲を見回したり場合によっては片側を外したりするようにしています。

 

自転車での使用はスマホの使用と合わせると非常に危ないので絶対に止めましょう。

 

 

また、カナル型のイヤホンは耳に悪いと言われることがしばしばあります。

 

私もこの点については気になっていたので以前調べたのですが、

音の大きさを最大の6割までにする

連続でイヤホンを使うのは60分(=1時間)までにする

というルールが良いと知ってからはこの2つを守るようにしています。

 

気になる方は参考にしてみて下さい。

 

 

リモコンが使いにくく感じることがある

SoundPEATS Q30に関して言うと、リモコンの曲送りが音を大きくするボタンの長押しなのでやや使いにくいと感じることがあります。

 

むしろ普段は音を大きくしたり小さくしたりはあまり使わないので、デフォルトの設定を変更できると良いのですが……。

 

この点に関してはリモコンではなくiPhoneのタッチパネルから操作したり、そもそもプレイリストを見直したりするという対策を取っています。

 

結論:3000円台なら元は1年かからずに取れる。フルワイヤレスよりカナル型がオススメ!

ここまでメリットとデメリットをいろいろと書いてきましたが、使用してみた感じの総合的な評価としてはほぼ満点に近いと言って良いでしょう。

 

特に3500円以下で買えることを考えると、下手にスマホケースにこだわるよりもワイヤレスイヤホンにお金をかけたほうが満足度は高いと思います。

 

まとめとしては「SoundPEATS Q30」は非常にオススメで、特に使用感を考えるとフルワイヤレスのものより取り付け部分がカナル型になっている点が優れています。

 

ケーブルが絡まることもなく、断線もしにくいはずですし、運動時にも邪魔になりません。

 

イヤホンにお悩みの方はオススメです。