疲れているはずなのに眠れない……。
それなりに睡眠時間を取っているのに疲れが取れていない……。
こんな経験、すごく多いと思います。
健康を維持するために睡眠は非常に大切ですよね。
でも仕事が忙しい時期もあったりします。
なかなか睡眠時間を長くするのって難しいのも事実です。
そこで忙しいあなたのために睡眠時間を増やさなくても、より効果的な睡眠を取る方法が睡眠の質の向上です。
同じ睡眠時間でも質が良くなれば、その分疲れがきちんと取れるようになる。
これって当たり前のことのように思えますけど凄く大事なことですよね。
今日はそんなそんな睡眠の質の向上に役立つアイテムの中でも、値段も手頃でしかも効果の大きいアイマスクについて機能別に比較し、オススメのものを紹介します。
質の良い睡眠に必要な物理的3要素
そもそも質の良い睡眠に必要な要素ってなんなのでしょうか?
ストレスの軽減などもあると思いますが、とりあえず今回はすぐにコントロールしやすい物理的な要素に絞って考えてみます。
すると、質の良い睡眠に必要なのは
光が目に入らないようにしっかりと遮断する
聞こえる音を気にならない程度に押さえる
暑すぎない、寒すぎない適切な部屋の温度
この3つが最も大きな要素であることが見えてきます。
それぞれの解決策としては
光の遮断→アイマスク・カーテン・照明
音の遮断→防音の効いた部屋・耳栓
温度の管理→寝るときの服装・掛け布団やシーツ・冷暖房
を工夫すれば良さそうです。
この中でも効果があって手軽なのがアイマスクと耳栓の2つです。
いろいろ試してみたのですが、耳栓は100円ショップのものでもそれなりに効果がありました。
一方でアイマスクは1500円以内くらいのきちんとしたものを使うと、かなり効果や使いやすさに差が出てくることが判明したのです。
そこで今回は睡眠の質を上げるためにアイマスクを、どういった機能が必要なのか、何を基準に選ぶべきなのかまとめていきます。
アイマスクを選ぶのに見るべき要素は遮光性とフィット感の2つだけ!
アイマスクを選ぶときに重要な要素は主に2つ。
1つ目はアイマスクで一番求められる光を遮る性能、つまり遮光性です。
そして2つ目は長時間着けていても違和感を覚えないつけ心地、あるいはフィット感なのです。
ではこの2つを中心に見ていきましょう。
アイマスクの遮光性は素材と形状で決まる!
寝るときに目に光が入らないよう光を遮る力、つまり遮光性は2つの要素で決まってきます。
1つ目はアイマスクの目を覆う部分の素材です。
素材が良くないと、夜に電気を消した部屋では問題ないかもしれませんが、例えばオフィスで短時間の昼寝をするときなど照明が点いているときに光が遮られないことがあります。
とは言っても、よく売れているアイマスクやレビューの評価の高いものであればこの素材に関しては問題ありません。
一方で100円ショップのものはコストをカットするためにこの素材の質が良くないことがあるので、あまりオススメ出来ないのです。
2つ目はアイマスクの形状です。
一般的に100円ショップで売られているものや、多くの人のイメージにあるアイマスクは目を覆う部分が平べったい 、ほぼ1枚の布の形だと思います。
これでも目に入る光は90%くらい防ぐことができるのですが、逆に残りの10%がとても気になったりすることが多いのです。
この光が漏れる原因は、主に鼻の形にあります。
平面的な形状だと鼻が布を持ち上げてしまい、布が肌と離れた僅かなスキマから光が入ってきてしまうのです。
これを防いでくれるのが、あらかじめ鼻が盛り上がっている立体的な形状のアイマスクです。
これにより、遮断できていなかった残りの10%の光をきちんと防ぐことができ、100%に限りなく近い遮光性を可能にします。
(絶対に100%光をカット!と言い切れないのは、顔には個人差である程度のデコボコがどうしてもある程度出てきてしまうからですね)
また、この立体的な形状のタイプだとものによっては鼻だけでなく目にも直接アイマスクが触れないようになっています。
これはアイマスクを着けたときの圧迫感を減らし、さらに女性には嬉しいことにまつ毛のエクステなども気にせずに使えるので利点しかありません。
アイマスクの選び方1つ目をまとめると、
アイマスクの形は鼻が盛り上がっている立体的なタイプを選ぶべき
ということですね。
着けていて苦しくない、フィット感で見るべきは固定方法!
直接の機能とは少しズレますが、夜寝る時に使うなら短くても4~5時間、一般的には6~7時間くらいの長時間に渡ってアイマスクは着けるものです。
長時間着けるということはつまり、
着けていて苦しくないか
寝返りを打ったりしても朝まで外れないか
というのが非常に重要だということです。
では、そんなアイマスクのフィット感を確認するのに見るべき要素は?
一番重要なのはアイマスクを固定する方法とバンドの調整方法です。
簡単にまとめてしまうと、
耳にかけるタイプは外れやすいし頭の大きさに合わせて調整も出来ない
マジックテープタイプだと枕などにダメージを与えることがある
バンドを調整できるタイプだと固定も調整もしやすい
のです。
つまり、調整できるバンドタイプがベスト。
サイズがピッタリ合うなら水泳に使うゴーグルのような頭の後ろにバンドを通すタイプも悪くわないということですね。
フィット感に関わる、その他に見るべき要素は
目の周りの圧迫感
通気性
アイマスクの重さ
の3点が上げられます。
この内、目の周りの圧迫感と通気性は人気のあるもの、レビューの評価が高いものならほぼ問題ありません。気にしなくて良いでしょう。
一方でアイマスクの重さに関しては若干注意が必要です。
普通のタイプなら問題ないのですが、目を温めたり冷やす、音楽を流す、機械で睡眠の記録を取るといった特殊な追加機能があるタイプのものは重くて使いにくいことがあるのです。
機械やアプリなどで睡眠を管理するタイプは、まだこれで睡眠が一気に解消される!というものがまだ出てきていないので残念ながらオススメしません。
目を温めたり冷やしたりするのは、目の疲れ・眼精疲労を取るには一定の効果があります。
しかし睡眠の質を上げるという観点から見ると、夏場や暑い日に目の温度を下げる場合以外には効果があまりないのです。
(人間は眠る時、自然と体温が下がるので温めすぎると逆効果)
さらにアイマスクのつけ心地とは直接関わりませんが、洗濯ができるかどうかも気になるところです。
肌に直接着けるものですし、ベッドや布団はホコリなども溜まりやすくアイマスクも使い続けると同じように汚れていきます。
洗濯が出来ると説明があるものを選ぶのがベストですね。
この場合は手洗いで軽く洗うか、洗濯ネットに入れて洗うと良いです。
もし洗えないタイプなら普段は陰干しや乾燥機を使い、例えば枕は1~2年が寿命と言われているのでアイマスクの大きさから考えると長く見ても1年程度で交換すると良いでしょう。
ここまでのアイマスクの選び方のまとめとしては、
遮光性を上げるため、鼻をカバーする立体形状タイプを選ぶ
フィット感を上げるため、バンド部分は調整できるバンドタイプを選ぶ
余計な機能がついてないシンプルなもので洗濯が出来るとベスト
という感じですね。
機能とメーカーから選ぶオススメのアイマスク5選!
さて実際にアイマスクを選ぶとき、もちろん機能や値段は重要です。
ですが同じくらい重要なのが販売・製造しているメーカー・会社なのです。
というのも、通販が発達した最近では洗濯機・冷蔵庫・TV・パソコンなどといった大型家電はメーカーも有名で機能的にも比較しやすいのですが、アイマスクなどの日用雑貨やインテリアなどはそうもいかないからです。
どういうことかというと、外国の怪しいメーカーが作った安いだけで中身が良くない商品が大量に存在するのです。
さらに、ひどいものだと高評価のレビューをお金で業者などに依頼して、本来の評価とかけ離れた怪しい高評価がついていることも多かったりします。
これを防ぐには、販売・製造元のメーカー・会社を見ることが必要です。
いろんな種類の商品をバラバラに作っているより、特定の分野をたくさん作っていることが分かったり、1つしか商品がないメーカーよりたくさん商品がある方が信頼できると思うのです。
さて、前置きはこれくらいにして実際にオススメのアイマスクを見ていきましょう!
MOEEZE:コスパと信頼性も含めた総合評価でトップ!一押しのアイマスク!
一押しはMOEEZEというメーカーの下のアイマスクです。
評価としては、
遮光性:★★★
フィット感:★★★
その他:洗濯が可能。特殊機能はなし
このようになりました。
遮光性を保証する立体型で、フィット感も十分なサイズを調整できるバンドタイプ。
必要十分な機能のシンプルなアイマスクと言えるでしょう。
メーカーのMEEZEはカー用品、クッションや枕などモノづくりもきちんとしていて安心感があります。
値段も1100円前後で手頃。
さらに、レビューも意図的に作られたものではなく自然に高評価が溜まっていたのが分かります。
人気ランキングでは1位ではないですが、実質3位以内くらいでかなり上位に入ります。
本当にオススメできる一押しのアイマスクです。
Dream Essentials:アメリカの寝具メーカーのアイマスク。数少ない高級タイプ。
続いて紹介するが下のアイマスク。
評価としては、
遮光性:★★★
フィット感:★★★
その他:特殊な機能はなし。洗濯して使うと1年持つ
という感じです。
製造元のドリームエッセンシャルはアメリカのアイマスクメーカーです。
特徴としては、立体型のアイマスクの中でさらに鼻を覆わずに外に出すタイプだということ。
これにより、フィット感を邪魔する個人の鼻の高さ差の問題を解決しています。
一般的に1000円前後の価格帯のアイマスクが多い中、このアイマスクは3000円ほどします。
素材がしっかりしていて、ややゴツい印象を持つかもしれませんが耐久性に優れており長く使うにはオススメです。
色も7色から選べるのも何気に嬉しいポイントですね。
WEYN:モノづくりの実績あるメーカー!温める・冷やす機能を求めるならコレ!
目を温める・冷やす機能を求めるなら下のアイマスクがオススメです。
評価は、
遮光性:★★☆
フィット感:★★★
その他:目を温める・冷やす機能あり。アイマスクが2個セット入り。
という感じです。
WEYNは登山用のスパイクやシュノーケルなど、モノづくりの実績があるメーカーです。
アイマスクのように直接肌に身につけるものを扱うという信頼感ではずば抜けています。
このアイマスクは目を温める・冷やす機能がついたもので、目の疲労回復と、夏場のより質の高い睡眠に役立ちます。
遮光性に関しては、素材は他のオススメアイマスクにやや劣りますが温度を調整するジェルを挟む上に、鼻に当たらないような形状なのでしっかりと維持していると言えます。
フィット感もサイズを調整できるので問題ありません。
1600円前後で2個入りなので、家族で使いたい人、家と会社などで使い分けたい人にはオススメです。
HUYOU:圧倒的レビュー数の人気ナンバーワンアイマスク!
Amazonで圧倒的に人気なのアイマスクは2つあり、その中で評価が高いのがこちらのアイマスクです。
評価としては、
遮光性:★★☆
フィット感:★★☆
その他:オマケに耳栓つき
という感じです。
遮光性に関しては立体タイプで保証されているのですが、レビューの数が多いせいか「鼻の部分が合わない」という人が10%程度見受けられました。
フィット感に関しては特に問題ないのですが、バンドがマジックテープ固定式のため枕にダメージを与えてしまうことがあるようです。
全体としては高いレベルでまとまった人気のアイマスクです。
特に通気性と軽さに関しては非常に優れています。
やはり注意してほしいのは「個人による顔の形の差で合う合わないがある」という点ですね。
BestMaxs:密かにオススメ。遮光性と鼻のフィット感を追い求めたアイマスク!
最後に紹介するのは遮光性と鼻のフィット感を追い求めた実用重視のアイマスク。
評価は、
遮光性:★★★
フィット感:★★★
その他:オマケの耳栓つき
となっています。
ここまで見てきた中で遮光性とフィット感の最大の敵となるのが「個人で差のある鼻の高さ」となるということに気づいたでしょうか?
このアイマスクはその点を追求し、鼻の部分にクッションのような部分を設けています。
そしてその効果で高い遮光性とフィット感を実現しているのです。
性能的には最高だと思うのですが、ややサイズが大きくゴツくて若干重いのと、バンドの固定方式がマジックテープなのが残念。
メーカーは元々旅行時に飛行機で使う枕などを作っているので、機能を追い求めたアイマスクの設計思想にも納得ですね。
機能がしっかりした、ピッタリ合うアイマスクはあなたの眠りの質を大きく改善してくれます。
値段的にも1000円ちょっとなので、健康に気を使いたいという方は試してみてはいかがでしょうか。