どうも、タイヘイです。
いよいよ漫画雑誌の王様、『週刊少年ジャンプ』の発行部数が200万部を割り込みました。
ドラゴンボールやスラムダンクが連載されていた1995年は歴代最高で653万部。
現在はこの時の1/3以下にまで落ち込んでいるのです。
漫画雑誌は厳しい厳しいと言われていますが、本当に厳しいですね。
今日はそんな逆風に負けないようにジャンプも含めた漫画雑誌の売上を劇的に伸ばす方法を考えてみました。
ソシャゲのガチャチケットをおまけに電子版を売る!
漫画雑誌の売上を伸ばす方法として僕が考えたのが、スマートフォンなどでプレイできるソーシャルゲームのガチャするためのアイテムをおまけにつけることです。
値段はジャンプだと260円とかですが、これを400円にしてガチャを1回できるチケットがつくイメージです。
つけるのは紙媒体の雑誌の方ではなく、スマホなどで読める電子版の方。
紙と違ってデジタルならガチャチケットを管理するシリアルコードの管理などもやりやすいはず。
多くのゲームでガチャのためのアイテムは、1万円くらいまとめ買いした場合1回あたりにすると300円前後で買うことができます。
ここはジャンプなら400円か500円あたりにして雑誌の価格が乗るとそれを上回りつつも、通常の課金よりも安いという値段設定にすると良いと思います。
ソーシャルゲームは2012年に4400億円規模だったのが2014年には7100億円まで伸びている有力な市場であり、漫画や電子書籍との相性はバツグンです。
これに乗っかるという方法は悪くないと思いませんか?
ジャンプが20万部伸びる!?
スマホゲームに課金したことのある人の割合は3割以下で、大部分が無課金でのプレイヤーです。
中でも月に1万円以上の高額課金をする割合は3%以下。
しかし、今回目をつけたのは課金者の中でも5割以上を占める1500円程度のプレイヤー。
週刊誌なら400円が4冊で1600円、500円が4冊で2000円。
ガチャのついでに漫画も読む、漫画のついでにガチャをするのどちらでも構いませんがおまけがつくことでこの層が手に取りやすいと思うのです。
アイドルの握手券がついたCDやカードのついたお菓子と違い、電子雑誌ならゴミにもなりません。
ガチャ目当てで買ってもせっかくだから漫画を読もうという人も多いでしょう。
アンケートによるとほぼ毎日スマホゲームをするプレイヤーは3割。
このうち、課金をしたことがあるのが3割。
さらに1500円程度の課金をする人は5割。
プレイヤー全体の約5%がターゲットになります。
日本の人口を1億2000万人として、5%にガチャチケット付き雑誌を買ってもらえたら600万部ですがさすがにそこまではいかないかもしれません。
ですが、スマホをよく使う15歳から35歳くらいまでの約2000万人の5%でも100万部です。
ジャンプあたりなら今は人気作の『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』や『遊戯王 デュエルリンクス』などがあります。
割合をもっと低く1%と見積もっても20万部を増やすことは夢ではないと思うのです。
いかがだったでしょうか?
実現にはGoogleやAppleの規約やシステム面で解決するべき課題があるかもしれませんが、実現したら面白いと思いませんか?
実際、ガイドブックやゲームを題材にしたライトノベルや漫画の単行本にもゲーム内で使えるアイテムがおまけとしてついてくることは結構あります。
雑誌だと1度きりのキャラやアイテム配布よりも、毎回1回のガチャチケットをつける方がゲームの運営としても編集部としても継続性があると思って今回のアイデアにつながりました。
電子書籍も伸びてきているので、ぜひ一度試してみてほしいと思うのです。
ありがとうございました!
(今回の考察には三菱総合研究所の資料を利用させて頂きました)
ほしいキャラがひけない時は統計学で検証してみるのもオススメ。