どうも、タイヘイです。
今の時代、毎月たくさんの本が出版されています。
漫画やビジネス書、小説などジャンルも多岐に渡り読書好きにはたまりません。
Amazonなどの通販も使いやすくなっており、気がついたらもう本を置く場所がない……なんてことも少なくありません。
僕も500冊以上の本を手元に抱えており、今回引っ越しにあたって大部分を処分することに決めました。
ですが、せっかくお金を出して集めた本です。
一番簡単なのは資源ごみや燃えるごみとして出してしまうことですが、それはちょっともったいない……。
そんなわけで、通常のごみ収集・最近流行りのメルカリなどのフリマサービス・ブックオフなど古本を処分する方法をまとめてみました。
本の処分方法まとめ
まずは簡単にそれぞれの処分方法についてまとめてみます。
費用 | 期間 | 手間 | オススメ度 | |
ごみに出す | すごく安い | 週1~週2で回収 | ほとんどかからない | ★ |
フリマサービス | 結構かかる | いつ売れるか不明 | かなりかかる | ★★ |
古本買い取り | ほぼ無料or安い | 回収は数日以内 | 少しかかる | ★★★ |
だいたい上のような感じです。
どれもメリットとデメリットがあって簡単には比べられませんが、やはり本を売るなら専門のサービスの方が総合的には優れていると思います。
特に今回は大量の本を処分するという条件がついているので、ブックオフオンラインなどの買い取りサービスがオススメですね。
それでは表にした3種類の処分方法を詳しく見ていきましょう。
ゴミとして本を処分する
本をゴミとして出すのはもっとも簡単な処分方法です。
住んでいる地域によって異なりますが、基本的に資源ごみとして出すことになるでしょう。
本がボロボロに破けているなどの場合は燃えるゴミとして出しても大丈夫です。
ですが大量に処分する場合は燃えるゴミの袋が重さに耐えられない場合があるので、やはり基本は資源ごみとしてヒモで縛って出すことになりますね。
かかる費用
処分にかかる費用は燃えるゴミとして出す場合はゴミ袋の代金。
資源ごみとして出す場合は縛るヒモの代金くらいです。
民間のゴミ回収サービスでなければ特に別途かかる費用もないので、かなり安く済みますね。
注意するべきは完全にゴミとしての処分なので、フリマサービスや古本買い取りと違って手元に残るお金はゼロということです。
かかる費用は安くてもトータルで必ずマイナスになってしまうということは理解する必要があります。
かかる期間
処分にかかる期間は短いです。
自治体のゴミの回収日によりますが、燃えるゴミとして出すなら週2回くらい、資源ごみとして出すなら週1回は回収の機会があることが多いです。
自治体によっては処分施設に持ち込むだけでなく、決められた場所に置いておけば常に引き取りが可能だったりします。
基本的に週1だと考えておけばOK。
引っ越しなどの予定がすぐ近い場合でも大丈夫ですね。
かかる手間
ゴミとして出す場合にかかる手間はすべてのサービスの中で一番少ないです。
本をまとめて縛って資源ごみの回収日に回収場所に置いておくだけ。
基本的に普段一番使用頻度が高い燃えるゴミと同じ回収場所に、決められた曜日に出すだけです。
ゴミとしてまとめるのもヒモで縛るだけで凄く簡単。
強いて言うなら参考書などについているCDやDVDは燃えないゴミとして別に出す必要があるくらいでしょうか。
面倒な場合はゴミとして出すのが一番ラクです。
こんな人にオススメ
とにかく手間をかけたくないという人にオススメです。
他の場合は商品として売るわけなので、多少なりとも注意するべきことがあったりします。
また、引っ越しが来週予定されていて時間的に余裕がない場合などは忙しさに応じて買い取り系のサービスを使うかゴミとして出すかを比べることになると思います。
逆に本をお金に変えたいという人には向いていません。
思い入れがある本で処分する必要があるけど売りたくないという人は、汚れや傷がなければ図書館に寄贈なども考えてみると良いかもしれませんね。
フリマサービスで売る
メルカリやヤフオクなどのフリマ、オークションサービスで本を売る場合です。
上手く行けば思わぬ高値で売れる場合もありますが、その分いろいろと手間がかかったりします。
サービスによって若干異なりますが基本的な流れとしては、
- 本を整理する
- サービスに登録する
- 商品情報を載せる(写真を撮る、文章を載せる)
- 売れるのを待つ
- 梱包する
- 発送する
- 代金が支払われる
- 振込を申請する
という感じになると思います。
かかる費用
費用としてかかるのはサービスによって異なりますが、
- サービスの基本費用
- 梱包にかかる費用
- 発送にかかる費用
- 売上に応じてかかる費用
- 振込の際にかかる費用
が大まかな分類です。
例えばヤフオクで完結した漫画のシリーズを30冊まとめて2000円で売るとしましょう。
この場合、
- サービスの基本費用:0円(プレミアム会員以外の場合)
- 梱包にかかる費用:300円(本を覆うビニール代とダンボール代)
- 発送にかかる費用:480円(ゆうパック)
- 売上に応じてかかる費用:200円(プレミアム会員以外なので売上の10%)
- 振込の際にかかる費用:0円
となります。
売上:2000円
費用合計:980円
差し引き:1020円の黒字
というのが合計したお金の流れになりますね。
梱包費用はダンボールをスーパーでもらってくるなどしてもっと安く出来たりもしますが、買い手の住んでいる地域などによっては送料がもっとかかったりもします。
まとめてみると思った以上に費用がかかるというのが率直なところでしょうか。
費用のせいで売れた値段が高くてもトータルで見ると古本買い取りの方が得をする場合も結構あると思います。
かかる期間
フリマサービスやオークションの場合、売れるまでにかかる時間が不明なのはあらかじめ知っておく必要があります。
売れる時はすぐですが、タイミングによってはずっと売れないということもあるでしょう。
そういう場合は一度出品を取り消して改めて写真を撮って出品し直したり、古本買い取りやゴミとして出すなど他の手段を考える必要があります。
かかる手間
費用の項目が細かく分かれていたことからお分かりのように、フリマアプリは他のサービスに比べると手間が非常にかかります。
商品として売るわけですから、買い手が欲しくなるように写真を撮ったり説明文を考えたり、雨が降っても中身が濡れないように梱包などにも気を使う必要があるんですね。
売れた場合の一冊あたりの単価は古本買い取りに比べると高くなるので、手間とどちらを重視するかを考えると良いかと思います。
こんな人にオススメ
時間がある、なるべく高く本を売りたいという人にはメルカリやヤフオクといったフリマサービスがオススメです。
逆に引っ越しまでに時間がないという人には向いていません。
思った以上に手間や手数料がかかるので、サインがついていたり「これは」という希少本を売るのに使うと良いかと思います。
また、書き込みがある参考書などは古本買い取りだと値がつかないこともあります。
フリマサービスなら「この本を使って~の試験に合格しました」などと説明をつければ汚れとしてではなく付加価値として判断されて売れる場合があるかもしれません。
古本買い取りで売る
古本買い取りはブックオフが知名度・店舗数的には大手、その他のチェーン店・グループ、個人店舗といった具合に選択肢が多いです。
まずは実店舗が全国各地にあるブックオフの3種類の買い取り方法と、その他の買い取りを簡単にまとめてみます。
売値 | 期間 | 支払い方法 | オススメ度 | |
ブックオフ持ち込み | 安い | 即時 | 現金 | ★★ |
ブックオフ出張買取 | 安い | 2週間以上待たされることも | 現金・銀行振込 | ★ |
ブックオフ宅配買取 | 安い | 集荷は数日、査定は5日ほど | 銀行振込 | ★★★ |
その他古本買い取り | 店による | 数日~1週間くらい | 現金 | ★★ |
上のような感じになります。
売値などは最後にまとめて解説しますので、まずは費用などについて細かく見ていきましょう。
かかる費用
本を引き取りにくるのは無料、査定に満足できない場合に送り返すのは実費というサービスが多いです。
かかるのは本を詰めるダンボール代、サービスによって買取金額を銀行振込する場合の振込手数料くらいでしょうか。
特にブックオフの場合は店舗が多いからか、沖縄や離島を除く全国幅広い地域を無料で引き取りに来てくれるので助かりますね。
かかる期間
サービスによって異なりますが、大きく分けて買い取りまでに2種類の時間がかかります。
1つ目は手元から買い取り元までに本が届くまでの時間。
2つ目は査定が完了するまでの時間。
本が買い取り元までに届く時間は地域によって異なりますが、1週間もかからないことが多いです。
自宅にお店の人が直接来て出張買取してくれる場合は一見すぐのように思えますが、実は予約が必要で結構待たされる場合があります。
僕がブックオフの出張買取は依頼をしようとしたところ、非常に混んでいて3週間以上先になるとお店の人に言われました。
そういった経験から、出張買取なら個人でやっているような地域のお店に頼むのが良いと思います。
査定はサービスや時期によって異なりますが、出張買取や店舗に持ち込みならその場で数時間以内、宅配で送った場合は届いてから2日~1週間くらいが多いです。
査定に納得できず、送り返してもらう場合はなるべく時間に余裕を持って使いたいですね。
かかる手間
サービスに登録・依頼する、本をダンボールに詰める、査定結果を確認するだけなのでフリマサービスに比べると手間はかなり少ないです。
一方でゴミとして捨てる場合に比べると買い取ってもらった後は「商品」になるものなので汚れや折れに気をつける必要が多少なりともあります。
表紙や中身が破けていたり濡れているのは難しいですが、本が丸ごと大きく歪んでいる場合などは重りを載せて元の形に戻せば売り物になる場合も少なくありません。
表紙についた汚れを拭いたり、ちょっとした手間をかけると買取不可の本が減るかもしれませんよ。
その他の注意点
サービスによって得意な本の分野が異なり、買い取る値段が変わってくることに注意です。
例えばバリューブックスは専門書の買取価格は良いですが漫画はそれほど高くなかったり。
ブックオフは店舗によって同じ本でも買取価格が違ったりします。
買い取り価格以外だと、お金の受取方法がサービスによって異なってきます。
店に直接持ち込んだり出張買取だと現金で、ダンボールに詰めて本を送るタイプだと銀行振込が多いですね。
未成年が家にあるいらない本を売る場合などは口座がなかったり店舗に持ち込んでも保護者の同意証明が必要だったりするので、注意が必要です。
こんな人にオススメ
引っ越しなどで本を大量に処分したい、でもできればお金に変えたいという人にオススメです。
買取価格を考慮すると、
専門書・参考書:バリューブックス
漫画・小説・新書(車がある場合):ブックオフ(実店舗)
漫画・小説・新書(車がない場合):ブックオフ(宅配買取)
漫画・小説・新書(本以外も売りたい・ダンボールがない場合):ネットオフ
上のように売る先を選ぶのがオススメです。
バリューブックスは専門書や参考書といった特定のジャンルに強いので、そういった本が多ならオススメです。
あとはやはりブックオフ・ネットオフといった大きなグループが買い取った本が売れそう(=高く買い取ってくれそう)ですし安心。
ネットオフはブックオフと似ていますが運営元がTSUTAYA系列。
本以外も売りたい、ダンボールをスーパーなどから持ってくるのが面倒な場合は無料でダンボールをもらえるネットオフがオススメです。
買取価格は本やタイミングによって変わってきますが、基本的には本を中心にしているブックオフの方が専門性が高くなるので良いかなと思います。
ブックオフオンラインのページでは月ごとの買い取り金額が表示されており、平均的には1冊100円くらいで売れると考えて良いようです。
本の処分方法オススメまとめ
最後にここまでの情報からあらためて本の処分についてオススメの方法をまとめます。
1.とにかく手間をかけたくない、時間がない:資源ごみとして処分
2.手間と時間がかかっても高く売りたい:ヤフオク・メルカリなどフリマサービスで売る
ヤフオク! - 日本NO.1のネットオークション、フリマアプリ
3.専門書・参考書を売りたい:バリューブックス
(専門書の買取価格が高い・返送料も無料)
4.漫画・小説・新書を売りたい:ブックオフ・ネットオフ
(ブックオフオンラインの平均買取価格は1冊100円程度)
(ネットオフは送るためのダンボールが無料でもらえる)
いかがだったでしょうか?
ここ数年、様々なサービスが出てきたおかげで本の処分方法もかなり選択肢が増えました。
僕自身、ゴミで捨てるかブックオフで売るかくらいしか考えていませんでしたが、調べてみるとどれを選んでよいのか分からなくらいたくさんあるなと最初は感じたものです。
手数料や手間を考えると、流行りのフリマ系サービスは大量の本の処分にはあまり向いていないと思います。
宅配買取はいろいろとありますがジャンルを特定した場合はともかく、まとめてならブックオフ系が強いと感じました。
車があるなら店舗に直接持っていくのがやはり手っ取り早いと思いますが、そうでないなら宅配買取がオススメです。
いずれにせよ、自分に合ったベストな方法を選ぶのに役立てたら幸いです。
ありがとうございました!
(本は場所を取ることを考えると、Kindleをメインにするのがオススメです。かなり衝撃的に読書が変わります)