どうも、タイヘイです。
東京は仕事は確かに多いけど、主に家賃が高くて生活費も非常にかかります。
メリットもありますがフリーランスとか場所を選ばないネット系の自営業でお金を稼げるなら、住む場所としてそれほど適してはいないという考え方も一理あるんじゃないでしょうか。
有名なブロガー、イケダハヤトさんなどは高知に移住されていますが、もっと良い選択肢があるんじゃないかと思うことも多々ありました。
そこで今日は、ブロガー・フリーランスが住むのに向いているお買い得な都道府県を考えてみようと思います。
評価項目
最初に評価項目を提示します。
色々と考えましたが基本的には支出と収入を中心に考えて、それ以外のメリットやデメリットは若干低めの評価をつけることになりました。
支出で見るべきは家賃!
大きなスーパー、イオンなどがあると大抵の場合生活費はそこまで変わりません。
まっさきに考えるべきは家賃です。
あとは自動車を持つか持たないかが大きな選択肢かなと思います。
高知などの人口が少ない地域は、自動車を持つと考えると途端に家賃が節約できた分が飛んでしまったりするので注意。
また、家賃と合わせて考えたいのが光熱費。
北海道などは家賃は安いですが暖房費がかかります。
統計的を見てみると、東京など多くの地域に比べて北海道など寒い地域は1ヶ月あたり5000円増し、宮崎など暖かいごく一部の地域は5000円安いと考えられます。
収入はいざという時の保険
収入は主にフリーランスやアフィリエイト、自分でアプリを開発したりネットを用いた仕事が主になると思います。
ですが上手く行かなくなったときのことを考えると仕事がある地域の方が良いですよね。
僕の実家でお米を作っているので多少は知識があるのですが、農業は自分で食べる分を作るだけならともかく仕事にしようと思うと実はかなり大変です。
収入に関しては最低賃金が正社員も含めた仕事の多さや年収とも相関関係があるようなので、最低賃金を基準に評価します。
全国平均は823円、東京が最高の932円、沖縄が最低の714円です(平成28年度)。
地味に以前よりも差は縮まっていますが、ここはやはり人口が多い地域が有利。
注目すべきは平均額を超えているのはわずかに7都道府県で偏りがあるということです。
一人暮らしやフリーランスならともかく、家庭を持つとなると収入が多い大都市圏に人が集まるのも無理もないのかもしれません。
また、労働時間については160時間を基準として三六協定や調査から40時間の残業を加えた200時間を目安として月収を考えていきます。
他に見るべきは安全性
基本的には収入と支出での評価となりますが、どちらの項目も同じような評価の場合にはプラスアルファが評価の対象となります。
東京だと新しい情報に触れられる、イベントなどに参加しやすいといったメリットがあります。
ですがお金に換算しにくい部分で地味に重要なのは安全性。
東京は便利で仕事もありますが犯罪や交通事故にあう件数も多かったりするのです。
人口が多いほど犯罪や交通事故は増えるので似た地域だと比べにくいように思うかもしれませんが、自然災害の影響などは都道府県で大きく差があったりします。
中でも定期的に被害が発生するのは台風。
人にも家にもダメージがあるので見落としがちですが忘れないように見ていきます。
住むべき都道府県ベスト5!
条件がそれぞれ異なるのでランキング形式ではありませんが、特にオススメの都道府県を5つ紹介します。
バランスの良さが光る千葉県
基本的な考え方として、東京の弱さは家賃の高さの一点につきます。
全国平均に対して1畳あたりの家賃は2倍以上。
これに対して最低賃金や年収は2倍とまではいきません。
神奈川も家賃が高く、選択肢から外れる中で東京周辺のそれ以外の都道府県は実はお買い得。
千葉県は全国平均よりは高いですが東京よりもずっと家賃が安い。
また、最低賃金も高めで仕事も多そうです。
非常に近い立場にあるのが埼玉県。
家賃と賃金はほとんど変わらないのでそれ以外の点が評価対象となります。
千葉県の弱点と言えば台風の多さ。
太平洋に面しており、直撃を受けることが結構あったりします。
一方で、埼玉県よりも優れているのは安全性。
千葉県に比べて埼玉県は4割も犯罪の件数が多いのです。
警察官の数は1割程度しか違わないので、治安で見ると千葉県の方が優れていると考えて良いでしょう。
千葉県と埼玉県の犯罪件数の差が想像以上に大きく、このことが選出の決め手となりました。
他に評価するべき点を上げるとしたら、東京へのアクセスのしやすさ、成田空港があること、ディズニーランドの存在あたりがあげられそうですね。
関東ならココがオススメ!茨城県
茨城県は東京に近いですが、家賃が千葉県や埼玉県と比べるとかなり安くてお買い得です。
収入源を自営業やネットから持ってこれるなら、家賃が安いことは非常に大きいメリット。
最低賃金も全国平均より安いですが平均よりは高く上位1/3に入ります。
そんな茨城県が関東だとイチオシな理由は治安の良さ。
犯罪件数は東京の1/4以下、埼玉県や千葉県の半分以下となっています。
条件が近い都道府県は静岡県。
家賃・賃金・治安とどれも近い水準にあるので比較がなかなか難しい。
ここで考えるのは大都市圏へのアクセスのしやすさ。
フリーランスやネットを中心とした仕事でもイベント参加などがしやすいにこしたことはありません。
最終的につくばエクスプレスの存在から東京へのアクセスの良さが買われて、茨城県が選出されました。
関西の基準は京都府
関西を中心に考える時、1番最初に悩むのが京都と大阪の比較です。
家賃はどちらも東京よりもずっと安く、千葉県・埼玉県並。
最低賃金は大阪の方が50円ほど高いので選ばれそうなものですが、それを上回るデメリットがありました。
それは、治安の悪さです。
大阪は東京についで犯罪が多く、住む街としては気になります。
対する京都府は賃金こそやや安いものの全国トップ10位内ですし、大阪に比べると犯罪件数は1/4程度。
このことを考えるとお買い得度という点では京都に軍配が上がります。
観光などの資源も揃っており、ブロガーにもぴったりの街ではないでしょうか。
京都との2択?兵庫県
大阪を関西の中心地(経済は発展しているが住むには適さない)と考えると京都に近い立場にあるのが兵庫県です。
家賃は京都よりも安いですが、賃金も少し安いのが兵庫県。
バランスを考えると兵庫県の方が収入と支出では有利なのですが、実は治安に差があります。
大阪の犯罪件数に比べて兵庫の犯罪件数は半分。
ですが京都の犯罪件数は兵庫のさらに半分なのです。
とは言っても関東で言うと兵庫県はデータ的には千葉県に近い立ち位置で、お買い得であることは変わりません。
京都と兵庫のどちらを選ぶかは個人の好みによるかもしれません。
地味に一番オススメしたいのは和歌山県だった
ランキング形式ではありませんが今回の調査で一番オススメしたい都道府県を選べと言われたら、僕は和歌山県を選びます。
その理由としてはまず、支出の中心となる家賃が圧倒的に安い!
1畳あたりの値段は東京の半分以下で全国トップ10以内で、高知並です。
しかし賃金はそこまで安くなく、真ん中くらい。
治安もここまで見てきた都道府県とは比較にならないほど良く、犯罪件数は東京の1/15以下、京都の1/3以下なのです。
大都市である大阪にも近く、収入源があるフリーランスなどには非常に住みやすい街になっています。
比較対象としては奈良県がライバルに上がりました。
収入や治安はそれほど変わらないのですが、家賃の違いが若干あったのが選出の決め手。
データ的には和歌山がイチオシですが、良い物件があれば奈良も地味に非常にオススメです。
いかがだったでしょうか?
今回いろいろ調べてみてわかったのは、やはり住むのであれば東京か大阪を中心としたその周辺の都道府県が非常にお買い得だということです。
今回のデータは都道府県格付研究所や厚生労働省のデータを参考にさせていただきました。
東京に疲れた人や引っ越しを考えている人の手助けになれたら幸いです。
ありがとうございました!