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ご飯に合わないおかず研究

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どうも、タイヘイです。

 

世の中には色々な食べ物があります。

人それぞれ好き嫌いもありますし、「きのことたけのこ」みたいな下手をすればちょっとした争いみたいになることも。

 

そんな中、生まれた地域や家で出る料理で意見が分かれるのが、

「ご飯に合わないおかずは何か?」

というものです。

 

今回はそんなご飯に合わないおかずを研究してみた結果、3つの派閥に分かれることがわかったのでその報告をしたいと思います。

 

 

ご飯に合わないとよくあげられるおかずは僕の独自の研究結果によると3つの派閥に分かれることがわかりました。

 

その派閥とは、

つまみ系、炭水化物系、パンに合う系

の三種類です。

 

つまみ系

これはビールや日本酒をはじめとしたお酒によく合うおかずの分類です。

つまみとしては合うのだけれど、その反面ご飯に合うかというとやや疑問が出て来るといった感じ。

 

それでは実際につまみ系のおかずの代表例を4つほど見てみましょう。

 

鶏の唐揚げ

鶏の唐揚げは比較的ご飯に合いやすいつまみです。

一般的に鶏の唐揚げ定食や鶏の唐揚げ弁当なども幅広く普及しています。

 

しかし、おかずとして考えるとあまり得意ではない人も結構いるというのが正直なところ。

 

こうなってくると、揚げ物がおかずとしてはご飯に合わないのか、鶏肉がご飯に合わないのか、鶏の唐揚げの味付けが合わないのか三パターンにわけて考えなくてはいけません。

 

鶏肉がご飯に合わないというのは鶏ごぼうご飯やチキンステーキの存在から否定できそうです。

 

そして揚げ物がおかずとしてはご飯に合わないというのは、トンカツの存在から否定できると思います。

 

つまり、鶏の唐揚げの味付けがご飯に合わないという仮説が成り立ちます。

 

これは家庭や居酒屋、定食や弁当で味付けが異なることからもご飯よりの味付けとつまみよりの味付けがあると考えるのが自然ではないでしょうか。

 

この問題の手っ取り早い解決策としてはおろしポン酢かタルタルソース、チリソースあたりを唐揚げにかけると相性は改善されるという研究結果が報告されています。 

 

焼き鳥

焼き鳥はつまみとしては定番ですが、ご飯にも比較的よく合います。

 

というのも、その理由は日本人が大好きな甘辛いタレの存在があるからです。

 

豚肉の生姜焼きやうなぎの蒲焼など、しょうゆや砂糖をベースにしたこのタレは非常に食欲を刺激する効果を持っているのは皆さんご存知かと。

 

一方で、タレではなく塩だとタンパクになりすぎたり、レバーはぐにゅぐにゅした食感と潰したあとのペースト状になる感覚から相性のランクは下がるというのが今回の研究結果です。

 

ビールを飲むお父さんには塩やレバーを差し出し、子供はタレのネギマやつくねをおかずにすると良いでしょう。

 

刺し身

お刺身定食は人によって好き嫌いが分かれます。

これはそもそも生魚があまり好きではない人が一定の割合存在することと深く関係しているのではないでしょうか。

 

味付けの観点から考えると醤油単体で甘さがないことが先に述べた焼き鳥(タレ)との違い。

 

ですが寿司は魚とご飯を上手く調和させています。

このことから醤油だけの味付けではなく、酢などワンクッションあれば問題の大部分は解消されるというのが今回の研究で明らかになりました。

 

食感としては焼き魚に比べるとぐにゅぐにゅしているのが弱点。

こちらも寿司を見習ってお茶碗によそうとき、少しかために盛り付けたりするとカバーできるのではないでしょうか。

 

おでん

つまみ系のラスボスはおでんです。

これはつまみ系の中ではご飯にかなり合いにくいおかず。

 

分析してみると、大根やしらたきなどメインのおかずにはなりにくいものが多いことがやはり大きな弱点になっています。

 

魚のすり身を使ったちくわもありますが、どうしてもメインのおかずとしてはチーズを挟むなどもう一手間ほしいです。

 

弱点はこれ以外にももう一つあり、それはダシの汁が味噌汁のように感じられおかずとして見にくいということです。

 

そんなおでんですが、具を工夫することで一気にご飯との相性は改善されることが分かりました。

 

具体的には肉系の具を加えることです。

 

牛すじ、ウインナー、ロールキャベツ。

この3種はおでんの印象をガラリと変える力を持っています。

 

おでんがご飯に合いにくいと考えられるのは、この3種の具が家でおでんを作る時には入れられないことが多いというのも関係しているのが有力な説。

 

コンビニ以外だと、店でおでんを食べてもウインナーやロールキャベツはメニューにないこともありまだまだ普及してない具です。

 

食品会社の方にはぜひおでんとご飯の相性をアップさせるためにこの3種をおでんの具詰め合わせに加えてほしいと今回の研究を通じて思うようになりました。

 

炭水化物系

つまみ系に続いての分類は炭水化物系です。

これはご飯が炭水化物なのに対し、おかずも炭水化物の要素を含んでいることからおかずとするにはカロリー面も含めて不適切とされる考えのもとで成り立っています。

 

それでは、実際に4つのおかずについて見てみましょう。

 

コロッケ

コロッケは比較的ご飯に合いやすい炭水化物系のおかずです。

コロッケ定食も広く一般に普及しています。

 

日本ではじゃがいもが主食としてではなく野菜として普及したこと、肉じゃがやカレーあたりが人気おかずとして見られることからも相性は悪くありません。

 

一方で、コロッケはつまみ系の要素も含んでいます。

 

これは研究の結果、家で作ったり定食につくコロッケは中身が肉じゃがに近く、スーパーで買ってきたり居酒屋で出るコロッケはじゃがいも中心でつまみ寄りのものであるということが分かりました。

 

ただ料理として近いメンチカツに関してはややマイナーということを差し引いても中身を変えずにおかずとしてもつまみとしても合います。

 

このことから、今後の研究はコロッケと合わせて進める必要があるとの結論に至りました。

 

餃子

餃子もご飯に合いやすいおかずです。

また、コロッケと同じくつまみとしての要素も兼ね備えています。

 

ご飯に合いにくいとされるのは、日本のチェーン店が中国への進出に失敗したことが大きな影響を与えていると考えても良いでしょう。

 

これは文化的な違いがあり、水餃子メイン・蒸し餃子メインの中国では小麦粉由来の餃子の皮を主食として見ることが大きいのではないでしょうか。

 

これはやはりコロッケの中身や焼き鳥の味付け問題と同じく、同じ名前なのにほぼ違う料理というのが問題の中心にあるというのが有力な説です。

 

お好み焼き

関西では多く見られるお好み焼き定食ですが、関東では見る機会はかなり少ないのが現状です。

 

これはそもそもお好み焼きを扱っている店舗数自体が関西に比べて少ないというのが大きく関係しています。

 

お好み焼き自体に注目してみると、いわゆる小麦粉を原料とした粉ものはご飯に合いにくいとされるのがよくある意見ではないでしょうか。

 

しかしキャベツなどの野菜や豚肉などを含んでおり、お好み焼きは本来餃子に近いご飯との相性を秘めていると私は考えます。

トンカツなどの揚げ物で慣れたソースでの味付けもご飯との相性は抜群です。

 

ただやはり餃子に比べると小麦粉の割合が多いのでご飯とお好み焼きだけではなく、クッションとなる味噌汁などをつけた方がより相性を高めてくれるのは間違いありません。

 

チャーハン

炭水化物系のラスボスはチャーハンです。

 

炭水化物に炭水化物を超えて、ご飯にご飯。

試したことがない人がほとんどでしょう。

 

ここで一つ大きな問題になったのが、ラーメンライスの存在です。

 

中華料理のお店でラーメンとライス、あるいはラーメンとチャーハンがセットになっていることが結構あります。

 

しかし、これは果たしてご飯のおかずと考えて良いのでしょうか?

 

この場合は、ラーメンが主でライスが従、チャーハンがメインでラーメンは汁物として扱われているのではないか?という説が浮かび上がってきました。

 

このことから、ラーメンは今回の研究から外れる事になったわけですがラーメンとチャーハンの組み合わせはご飯とチャーハンの組み合わせに大きなヒントを与えてくれました。

 

チャーハンがメインでラーメンを汁物とするなら、おかずはどこにあるのか?

 

これは、チャーハンがカレーと同じくご飯とおかずを兼ねていることを示唆しています。

 

もちろん人によって好みもありますが、特に五目チャーハンなどではチャーシューを始めとした具も多く含まれています。

おかずとしてのポテンシャルを十分備えていると考えることが出来るのではないでしょうか。

 

一方であんかけチャーハンに関してはまだまだ研究が不足しており、今後の課題となっています。

 

パンに合う系

最後はご飯よりもむしろパンに合うとされるおかずに関してです。

 

ここまで出てきたおかずのほとんどが日本や中国などお米を食べる文化圏で発生したものでした。

これに対し、パンに合う系のおかずはヨーロッパなどそれ以外のパン食を中心とした文化圏のおかずに多く見られます。

 

それでは実際に3種類のご飯よりもパンに合うとされるおかずを見てみましょう。

 

シチュー

シチューをご飯にかけるのは何かが違う、という人は多いです。

 

これはカレーは大丈夫なのに、シチューは駄目なのはなぜ?

と考えるとある理由が浮かび上がってきました。

 

それは牛乳を中心とした給食の存在。

 

いまだに給食ではご飯に牛乳という組み合わせが少なくありませんが、そもそも給食が広く普及したのは戦後にアメリカからの支援でコッペパンと脱脂粉乳という組み合わせがスタンダードになったため。

 

学校ではシチューの日はパン、カレーの日はご飯が出ることがほとんどなことが合わないとされる原因の一つと考えられます。

 

また牛乳を使ったクリームシチューではなく、ビーフシチューではご飯に合うと考える人も多くいるかと思います。

 

これは焼き鳥、コロッケ、餃子でも述べた同じ名前だけど別料理問題の一つです。

このことからシチューは給食問題と合わせて複数の要因でご飯に合わないとされていることがわかりました。

 

ステーキ

ステーキは肉料理の中では珍しく白いご飯とは合いにくいとされる珍しいおかずです。

これは西洋の文化圏の食事ということもありますが、今回は食感に注目しました。

 

比較対象としてあげられるハンバーグがライスに合うのに対し、ステーキに合わせるとなるとパンを選ぶ人が一気に増えます。

 

ハンバーグは生姜焼きなどに見られるタレのようにソースを多く含むことに加え、ご飯と合わせやすい硬すぎない噛みごたえをしているのを否定する方は少ないでしょう。

 

一方でステーキのソースは粘土が低くご飯との相性はあまり良くない上にそれほど量が多いわけではないですし、噛みごたえはかなりしっかりしていることが影響しています。

 

ただ、ガーリックライスになると食べられるという人もいます。

 

これは水分と脂分の関係で、ご飯とステーキだと水分が足りないのをガーリックライスだと脂分が補っているからだということが今回の研究で明らかになりました。

 

これを応用すると、味噌汁やコンソメスープなど汁物をつければステーキとご飯の相性が改善されるという提案がなされており、今後の実地調査が期待されています。

 

グラタン

グラタンはシチューでもあった牛乳を使ったクリームソース、さらにマカロニという炭水化物を含んでいる2つのご飯に合いにくい要素を含んだおかずです。

 

さらに鶏肉がタンパクだったり、よく使われるブロッコリーの食感などもかなりの難敵であることからご飯と合わせることを一般化することは絶望視されていました。

 

そんなグラタンをご飯に合わる救世主となったのがドリアの存在です。

 

サイゼリヤのミラノ風ドリアを始めとして、セブンイレブンのハンバーグカレードリアなど、味付けをクリームソース一辺倒ではなく変化を持たせると相性は改善されます。

 

さらに海老ドリアの存在から、具を鶏肉やブロッコリーではなく牡蠣グラタンなど魚介類メインにすることでもこの問題に一定の解決策を導いてくれました。

 

マカロニに関しては主食・ご飯、主菜・魚介類と考えればマカロニサラダの感覚で違和感を減らせます。

 

今回の研究でご飯に合う、合わないに関して最も成果のあったおかずの一つになったのではないでしょうか。

 

 

まとめ

様々なおかずについて触れてきましたが、ご飯に合わないおかずをご飯に合わせるには大きく2種類の解決策があるということが今回の研究で明らかになりました。

 

1つ目は、味噌汁やコンソメスープなど汁物をつけるということです。

 

これはご飯とおかずの間にある違和感をクッションとして吸収してくれる働きを持っています。

 

2つ目は、おかずを作るのに使う具材を変えていみるということです。

 

一般的には、まず肉か魚介類といったタンパク質を含んでいるかどうかをまず確認し、それでも相性が悪いと感じたら肉の場合は魚介類に、魚介類の場合は肉にしてみるとかなりの割合で相性が改善されることがわかりました。

 

もちろんそれまで食べてきた経験や好き嫌いの全てを解決するわけではありませんが、ご飯の可能性をもっと広げたいとか食卓のバリエーションを増やしたいと考える方はぜひ一度ためしてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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