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凡才ですから

凡才だから努力して一日ひとつだけ強くなる。スキル獲得とオタク知識の情報発信と記録。

ガチャと人生の運が収束しない理由

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どうも、タイヘイです。

 

最近どうも運が悪い気がする。

そんな風に思ったことはありませんか?

 

僕は新しいゲームのガチャで欲しいキャラがなかなか引けずにがっかりしたりしています。

 

でもゲームだけじゃなくて、宝くじが当たるかどうかとか試験でたまたま得意な問題が出て良い点数が取れたとか面接が上手くいって就職活動がスムーズに運んだとか色々な場面で運は絡んできますよね。

 

あんまり不運が続くとちょっとしたオカルトっぽいパワーストーンとかにハマって余分な出費が増えたりも……。

 

統計学を学ぶと確率で物事を考えることが増えますが、どうにも実生活ではあまり的中しない気もします。

 

今日はそんな現実生活と計算のずれから、運にはなぜばらつきがあるのかを考えていきます。

ガチャの確率が収束するのにかかるお金は200万!?

ゲームをしているとガチャとかドロップアイテムでほしいキャラクターやアイテムをゲットできるのは確率と運に左右されます。

 

今回はどれくらい運の要素が大きいかを数字で見ていきたいと思います。

 

『Fate/Grand Order』のように最高レアのキャラクターが手に入る確率が1%のガチャの場合を考えてみましょう。

最高レアを引いた数が0.8~1.2%の±0.2%以内に収まるにはどれくらいの試行回数が必要だと思いますか?

 

1000回引いてレアキャラを引ける回数が8回から12回の間に収まる場合です。

まだブレがありますが、だいぶ運の要素が少なくなって確率が収束しているので±0.2%という数字を設定しています。

 

正解は……

約1万回です!

 

1%のガチャは1万回で±0.2%以内に収束する可能性が95%くらい。

つまり100人が1万回ガチャを回せば、運のすごく良いもしくは悪い5人程度を除いたそれ以外の全員がかなり確率通りの結果になります。

 

ちなみに±0.3%以内でよければ99.9%以上の確率となり、ほぼ完全に確率は収束していると考えることができます。

 

 

でも、これにいくらお金がかかるかを考えるとかなり怖い。

 

『Fate/Grand Order』は9800円でガチャを引くアイテムを140個買えます。

1個あたりの値段は70円。

1回のガチャには3個必要なので1ガチャは210円です。

 

つまり確率をかなり(±0.2%以内)収束させるには、

1万回×210円=210万円が必要になるのです。

 

0.3%以内でも収束させるには5000回くらいの試行回数が必要になり、100万円くらいかかります。

 

そして残酷なことにこれは全部のガチャで確率が収束する場合の計算。

 

つまり特定のキャラがピックアップされているとき、ガチャに5万円10万円をつぎ込んでも確率は収束しないと考えたほうが良いのです。

 

ピックアップのキャラを引きたい場合、1%で最高レアのキャラを引けてその内半分がピックアップ、残りの半分がピックアップ以外のキャラだとすると引ける確率は0.5%。

 

だいたい1000回引けば99%以上の確率で引け、600回引けば95%以上の確率で引けます。

 

確実に欲しいキャラを引くにはピックアップでも20万。

10万くらいだと20人に1人は課金してもほしいキャラをゲットできないのです……。

 

人生はガチャよりはるかに運の影響が大きい

ガチャは収束させるのが結構大変だということがお分かりいただけたでしょうか?

 

ですが、人生の方が運の影響ってかなり大きくてヤバイです。

 

ガチャはお金はかかりますが100万とか200万あれば、ほぼ運の要素を排除できると考えることもできるのです。

引いてる時間を考えたとしても1万回なら半月もかかりません。

 

でも、人生はお金と時間の2つの要素があって確率を収束させることが難しくなっています。

 

何か試験を受けるのに問題を解くのに2時間、手続きとか移動時間で1時間かかるとしたら合計3時間。

 

8回で1日、100回で12日半、1000回で125日……。

とてもじゃないですけど100回も試せないのは何となくわかりますよね。

 

受験料も100回受けたら1回5000円でも50万円です。

就活の交通費とかは特に小さい金額が積み重なって大きくなりそう。

 

大学入試とか採用試験とか、確実に受かるごく一部の人を除いたらおそらく半分くらいは運です。

 

親の年収とか性格とかはもっとどうにもならない部分ですし、不公平だと感じてもしょうがない部分も多い。

 

確率通りにいかないから人生は面白いと言う人もいますが、数字で見てしまうと確率通りにいくようにする制度とか仕組みは必要だと感じます。

 

確率を味方につける人生を送る方法とは?

ただ実際には何とか自分の人生を生きていかないといけません。

その上でどうやったら確率に左右されにくい、確率を味方につける人生を送るのかを考える必要があります。

 

ギャンブルの例えで100万円支払って1/2で1000万円当たり1/2でゼロになる場合とかだと期待値は500万だから挑戦するべきとか言われますが、これは本当でしょうか?

 

人生を上手く生きることを考えると、確率で考えるべきは2つあります。

 

1つ目は期待値と確率です。

これは高校範囲で習う統計学でも十分なくらいの基本的な考え方です。

 

それをすることが割に合うのか合わないのかを考えることでより良い選択をすることができます。

 

期待値的には先ほど例に出した100万円が1000万円か0円になるギャンブルは受けるべき。

 

現実だと大学受験で判定に応じて受験する学校を変えたりする場合ですね。

本命がC判定なら滑り止めはA判定の学校とか、現役時代はアドバイスを無視する人も多いですけど結構損をしていることが多い気がします。

 

 

2つ目は試行回数です。

どんなに期待値や確率が良くても1回とか少ない回数しか試せないと厳しい。

 

先ほど上げた100万円のギャンブルだと普通の人には結果のバラ付きが大きすぎてまず試すことは難しいと思います。

 

1億円とか資金があれば100回受けられるのでありですけど……。

 

投資と投機の違いは、試行回数で結果のバラ付きをコントロール出来るかどうかという判断の仕方もあるかもしれません。

 

特定の株に資金を全部突っ込むとかはこの観点からすると実はめちゃくちゃ危ないのです。

 

逆に1度だけでも通れば良い入社試験とかは、どうしてもこの会社!というものでなければバンバン受けてしまえば多少高望みでも良い結果が生まれることが結構あったりします。

 

応用編。仕事で考えてみよう

この考えを応用すると仕事によって確率を上げるべきなのか、試行回数を増やすべきなのかの判断に活かせます。

 

確率を上げるべきなのは試せる回数が少ないタイプの仕事。

特に人の採用とか解雇、大きな設備投資なんかの経営に関わるものは取り返しがつかないことが多いです。

多少時間や手間がかかっても慎重になってもおかしくありません。

 

逆に、回数を試せるテレアポとか営業の仕事はスピードを重視して試行回数を増やしたほうが安定します。

ちょっとした取引で社に戻って検討します、なんて文句は会社の規模にもよりますが実は損をしている場合が多いかもしれません。

 

 

さらに、この考え方は本番以前の練習や訓練段階で大きな効果を発揮します。

 

勉強だと計算練習とか、スキルだとプログラミングとかですね。

前者なら何回も練習するだけでなく様々問題に取り組んだり違った解法を試してみる。

後者ならいろんな物を作るだけじゃなくて同じ物を時間制限を厳しくしたりして何度も作ってみたり。

 

僕は以前ある記事で絵をゼロからはじめて半月で15枚の模写をしましたが、学校の授業とかに比べるとめちゃくちゃ上達した感じがしたのはこの2つのポイントを押さえていたからだと思います。

 

 

副業とか起業を考える場合だと、

 

実店舗を持つ飲食やマッサージなどのサービス業

海外の商品を仕入れて自分で売る小売業

ブログやアフィリエイト

 

といった具合に質・確率を高めるべきか試行回数を増やすべきかを分けて考えると良いのではないでしょうか?

 

上の物ほど小回りがきかないので慎重に考えるべきで、そもそも試すべきではない場合も多かったりします。

 

逆にネット系の副業が圧倒的に優れているのは時間を使うこと以外のリスクがほとんどないだけでなく、 10回とか場合によっては100回以上色々と試すことが出来る上に当たれば普通に生活できるくらいのリターンがあるという側面もあるからなんですね。

 

 

 

いかがだったでしょうか?

 

ガチャも人生も運次第なところは否定できませんが、押さえるべきポイントを知ることで何も考えていないときよりもコントロールできると思います。

 

家など大きな買い物や転職といった決断の前に、この話が頭の片隅にでも残っていて役に立つことがあれば嬉しいです。

 

ありがとうございました!

 

 

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