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普通の人生なんてないということが計算したら証明されてしまった件

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こんにちは、タイヘイです。

 

ここ1年ほど僕は基本的にぼっちで過ごしていて、スーパーや病院に行ったりするときくらいしか人に会うことはありません。

 

今日は珍しく会社員時代にお世話になっていた上司の方と話す機会がありました

(人に会うのはやっぱりエネルギーを使いますね……)。

 

そこでふとした一言がきっかけになって、

「普通」ってなんだろう?

と考えることに。

 

思考回路が堂々巡りしてしまったので、あえて数字でリアルに表してみたら不安が多少解消されたのでそのことについて話そうと思います。

 

 

 

 

レールから外れたことに気づいた一言

 

「タイヘイくん、辞めたときに比べればだいぶ良くなったね」

 

僕はまだその日の調子によっては電車に乗るのも厳しいことがあります。

そういった事情を考慮して、わざわざ元上司の方は僕の住んでいる最寄りの駅近くのカフェまで来て下さいました。

 

人柄的にも素晴らしい人で、僕自身何度もお世話になった方です。

会社を辞めた後も今日のように数ヶ月に一回くらいの割合で何度か僕の様子を見に来て下さっています。

 

元上司の方はもう部外者となった僕に話しても大丈夫な内容をおそらく多少は吟味しているようでした。

(以前は気づけなかったのですが、最近こういう細かいことにもなんとなく意識が向かうようになりました)

もともと性格面での相性が良いのか、会話が途切れても苦痛に感じないことが助かるなあ、そんなことを考える余裕も今日はありました。

 

そんな風にして互いの近況を話し合う穏やかな時間が過ぎていきました。

 

「この調子なら今年中には普通に戻れそうだね」

 

帰り際、何気ない様子で言われたその一言がどういうわけか頭にこびりついて離れなかったのです。

 

ほとんど1日を横になって過ごしていた以前に比べれば、買い物や自炊や掃除ができるようになり、最近では短い時間ですが運動や読書、絵の練習もしています。

 

お医者さんと相談してお薬の数なども減らしたりしていますが、悪影響も目立った形では出ていないので確かに良くはなっています。

 

家への帰り道、すっかり着慣れなくなったスーツでなぜあんな些細な言葉が気になるのかを歩きながらずっと考えていました。

 

「ああそうか。僕はもう普通のレールからは外れてしまったんだな」

 

経験上、大抵のことは歩くか寝るかすれば解決することは知っていました。

今日もそのとても単純な解決方法はいつも通りの効果を発揮しました。

 

大通りから外れて車の姿もなくなった、静かな夕暮れの小路でそんな風にふと僕は気づいたのです。

 

ですが、ここで思考を止めてしまってはただモヤッとした嫌な気持ちが残るだけでよくありません。

 

そこで、「そもそも普通って何なんだろう?」ということを考えてみることにしました。

 

 

普通に生きて結婚して子供ができる確率を計算してみた。

 

そもそも普通とは何か?

これは人によって実はかなり違うような気がします。

 

両親の価値観や同世代の空気のようなものの影響が強く反映され、その上に自分自身の経験とか知識が乗っかって「普通」という曖昧な感覚が形成されているのだと思います。

 

仕事(あるいはお金)とか学歴とかいろいろありますが、まずは一定の普遍性がありそうな項目で、かつ自分が8割がた賛同できるものを一番に考えることにしました。

 

そうなると、

65歳まで生きられる(特に含むものなく自然な感覚として生きていたいので。病気などは別とする)

結婚できる(できないならしょうがないと思うが、できたらしたい)

子供ができる(僕の場合、どちらかというと結婚よりこちらに重点を置いている)

あたりが僕の考える「普通」に必要な要素です。

 

結婚とか子供は無理なら無理で諦めがつくのですが、とりあえず計算してみても損はしないので調べて計算してみることにしました。

 

65歳まで生きられる確率

男性:88%

女性:94%

 

生涯未婚率(50歳まで結婚できない確率)

男性:23%

女性:14%

 

結婚した夫婦に1人も子供がいない確率

6.4%

 

 

この数字を使って、「65歳まで生きられる」「50歳までに結婚できる」「1人は子供ができる」確率を計算します。

 

すると、下二つの数字は「できない、いない」ではなく「できる、いる」にするために逆数を使って計算することになります。

 

式は、

0.88×0.77×0.936=0.634

 

パーセントに直すと約63%。

 

つまり、男性の僕が「65歳まで生きられて」「50歳までに結婚できて」「1人は子供ができる」確率は3人に2人に少し欠ける程度の割合ということです。

 

これがもし女性なら、

0.94×0.86×0.936=0.756

 

パーセントに直すと約76%。

 

女性だと「65歳まで生きられて」「50歳までに結婚できて」「1人は子供ができる」確率は4人に1人程度の割合ということです。

 

低いと感じたでしょうか、高いと感じたでしょうか。

 

こういうとき、「世界がもし100人の村だったら」をちょっと応用して「1学年200人の中学校」を僕は想像することにしています。

男女がほぼ半々の割合で100人ずつ、親の収入などもいい具合にバラけた架空の公立中学校です。

 

100人の男子生徒のうち、「65歳まで生きられて」「50歳までに結婚できて」「1人は子供ができる」のは63人。

100人の女子生徒のうち、「65歳まで生きられて」「50歳までに結婚できて」「1人は子供ができる」のは76人

 

40人のクラスが5つあると考えると、1.5クラスくらいが65歳までに亡くなってしまったり、50歳までに結婚できなかったり、子供が1人もできないということですね。

 

良い悪いの判断はともかくとして、勉強なら授業も全部サボるレベルで何もしなければこのクラスに入ってしまうことは簡単に想像ができます。

 

年収1000万とかずば抜けた容姿とか話すのが上手い芸人並のコミュ力までは必要ないとしても、最低限の努力は必要だということがこれでなんとなくイメージすることができました。

 

 

じゃあ、これにさらにもっと色んな要素を上乗せしたらどうなるんだろう?

 

 

普通の学歴と普通の仕事にありつける確率を計算してみた。

 

ここから先はさらに両親の価値観や教育方針などが強い影響を及ぼします。

そもそも僕自身、高校や大学は過ぎてしまっているので今更計算する意味はないのかもしれません。

ですが、「普通」がいかに世間一般の感覚からずれているかをハッキリさせたいこともあって計算してみることにしました。

 

僕の考える学歴・仕事の普通の要素。

高校・大学は浪人や留年・休学などなしにストレートで受験をクリアして卒業。大学院まではいかずに4年制大学を卒業後にすぐ就職。

受験は高校・大学ともにおよそ偏差値60程度の学校に入学。

簡略化のため、大学の偏差値(難易度)がそのまま年収に影響すると考える。

 

この場合、調べてみると

 

高校偏差値60:中学3年時の成績上位16%

 

大学偏差値60:大学進学者のうち上位10%(学部にもよるが青学がギリギリで法政だとアウトくらい)。

       実際は高専、短大や専門卒、高卒で就職なども含むため半分となり、高卒者の上位5%程度

 

留年や休学、退学などせずに4年で大学を卒業:80%

 

大学の偏差値を年収の分布に当てはめた場合:500~600万(年齢は考慮しない。生涯年収の平均)

 

転職や会社が潰れたりする確率:50%(おそらくこれ以上にかなり高い数字になるが大雑把な計算で)

 

就活がちょっと計算ややこしいですね……。

ここは、収入が上位10%の会社に入れた場合と置き直してみます。

 

この数字を使って、「偏差値60以上の高校・大学をストレートで卒業」「上位10%の年収(500~600万)の仕事を得る」「自分から転職したり会社の倒産がない」確率を計算します。

 

すると式は、

0.16×0.05×0.8×0.1×0.2=0.000128

パーセントに直すと0.01%ですね……。

 

時代に合わせて「転職」の条件を無視しても0.02%です。

 

サザエさん」のキャラクターであるマスオさんは2浪で早稲田卒、ノリスケは東大卒らしいです。

ノリスケの奥さんであるタイコさんが立教大卒なので学歴的にはそのランクで就活成功した場合が「普通」ということになりますが、数字で見ると1万人に1人とかそういうレベルになってしまいます。

 

 

 

 

「普通ってなんだろう?」

今度はまた違った意味でそう考えてしまいます。

 

 

 

ただ、偏差値の高い高校に入れば偏差値の高い大学に入れる確率が上がったり、偏差値の高い大学に入ればいわゆる優良企業に入れて収入が高くなる確率が上がるといった「因果関係」について先の計算式は触れていません。

 

 

ですが、それらを考慮したとしてもおそらく「普通」のラインに乗れるのは10人に1人もいないことは確かです。

 

100人に1人とか1000人に1人とかでようやく当てはまるか当てはまらないかが「普通」などとは到底言えません。

 

個別の要素であれば平均やもっとも多くの人が当てはまるものを「普通」と考えることはできます。

 

 

ですが、それらの要素が折り重なってできた「普通の人生」などというものは、客観的に数字で見てもありえないということが僕としては何となく腑に落ちました。

 

そして、計算を済ませたあとで思い返すと元上司の方が言いたかったことも「肉体・精神的に不便を感じることのない普通の健康な状態」ということだったんだなと落ち着いて受け止めることができるようになりました。

 

今回の計算は結婚相手に求める条件とかを考えるときにも役に立ちそうです。

学歴と収入だけでもかなり絞られてしまうし、その上で性格や容姿といった要素も入ってくるわけですね。

 

「普通の人生なんてない」ということをスタートにすると、少しだけホッとする自分がいることに気づきました。

その上で、「じゃあ自分は本当は何を求めているのか」を考えると今何をやればいいのかが少しだけわかったような気がします。

 

あなたも自分の中で当たり前だと思っている価値観に疲れたときは、数字にして計算してみると良いかもしれませんよ。