凡才ですから

凡才だから努力して一日ひとつだけ強くなる。スキル獲得とオタク知識の情報発信と記録。

オススメ漫画(オールタイムベスト)で打線組んでみた

f:id:taiheiex:20170427035348j:plain

 

どうも、タイヘイです。

 

今日は僕の考えるオススメ漫画を、野球になぞらえて紹介します。

 

選抜基準は、

「完結・連載中・打ち切りにこだわらない」

「最近の作品に限らず昔の作品も含めてのベスト」

「偏りのないバランスを考えたラインナップ」

です。

 

なぜランキング形式じゃないのかは最後に説明しますので、ひとまずご覧ください。

 

1番 センター 「よつばと!」

読者を選ばない圧倒的打率!!

俊足で出塁率の高い「よつばと!」は1番でセンターです。

 

ハイレベルな作画、魅力的なキャラクター、丁寧に描かれた何でもないのにワクワクする日常。

 

親と子が両サイドから楽しめる、数少ない作品です。

 

パワプロならどんなチームでもスタメン入り間違い無しのステータスオールB以上の選手。メジャーでも活躍できそうな懐の広さを感じさせます(世界でも通用する作品)。

 

唯一の弱点が最近の刊行速度の遅さです。

 

内外からプレッシャーがかかり、あずまきよひこ先生も苦労されていると思いますがぜひ末永く描いていってもらいたい名作です。

 

 

「よつばと!」選出裏話

世界で通用する作品と考えたとき、アメコミはヒーロー物ばかりで読者を限定しているため相手になりません。そう考えるとかろうじて対抗となるのがスヌーピーの出て来る「ピーナッツ」です。

 

ただすべての作品を収録した完全版的なものが手に入りにくかったり、深さはあっても単純な面白さで見たら弱いかなと思います。

 

ほとんど迷うことなく「よつばと!」一択でした。

 

2番 キャッチャー 「ブラックジャック」

古典枠は1枠は必要。そう考えたとき、手塚治虫作品の敵になる作品いるの?

 

小学生のときに夢中になって読み、大人になって改めて読み返したときに深さに気づく。

「ブラックジャック」はそんな自分の成長を感じさせる作品です。

 

安定感から、2番でキャッチャーという位置になりました。

 

キャラクターはシンプルなのに個性的。

ヒロインとマスコットを兼ねるピノコという後の作品に影響を与えた唯一無二の存在。

生と死や愛など人が生きる上で絶対に逃れることのできないテーマを描きつつも、重くなりすぎず時にコミカルでユーモアがある。

 

手塚治虫で漫画は完成している。

 

爆発力はないかもしれませんが、球界のレジェンド、原点にして頂点の作品です。

 

「ブラックジャック」選出裏話

古典枠を争ったのは同じ手塚作品の「火の鳥」です。

こちらは爆発力はありますが、テーマに寄りすぎてエンターテイメント性に欠けるきらいがあります。

玄人好みの選手といった感じです。

 

誰にでも薦められる、オールタイムベストを掲げる場合は「ブラックジャック」の方が向いているという判断での選出でした。

 

古典枠で他の作家だと唯一対抗できそうなのが石ノ森章太郎でしょうか。

 

「サイボーグ009」は良い作品ですが、未完結なことと冷戦後の世界で普遍性を持つか?と考えた時、弱さが出てきます。

 

その一方で、他の作家ではなく石ノ森章太郎本人が現代に蘇って仮面ライダー1号かクウガを描いたとしたら最強の作品になることは間違いないと思います。

 

3番 ショート 「スラムダンク」

スポーツ物として最強の一角!

現代のリアル寄りで芯の通ったストーリーがスタンダードになったのは「スラムダンク」が流れを作ったと言っても過言ではありません。

 

絵の上手さの技術と相まってポジションはショート、キレイな終わり方をしたバランス感覚を評価して3番になりました。

 

一回目は一気に読ませる面白さがあるし、何度読んでも新しい発見がある、そんな骨太な作品です。

 

弱点は全国大会編での敵キャラが前半の敵に比べるとやや魅力に欠ける部分があることでしょうか。

 

作品終盤では井上雄彦先生は不遇に扱われることも多かった主人公、桜木花道にフォーカスを当て見事に成長を描ききりました。

そちらに注力した結果、敵が完璧になりすぎたことが原因かもしれません。

 

「スラムダンク」選出裏話

スポーツ漫画で比べると対抗馬は「アイシールド21」でした。

 

「メジャー」は長すぎて冗長な部分があるし今続編がやっていますし、「キャプテン翼」は続編が出るごとに評価を下げているなど昨今のリアル重視の波の影響が大きい。

 

そんな中、リアルとフィクションの壁を越えた作品は「スラムダンク」と「アイシールド21」でした。

 

ヒロインの魅力や神龍寺ナーガ戦のテンションで言うなら間違いなく「アイシールド21」が上です。

しかし、世界大会編でテンションが落ちたのが響きました。

 

それでも常に熾烈なポジション争いをしている、「スラムダンク」も絶対的レギュラーではないといったイメージの非常に難しい選出でした。

 

4番 ファースト 「HUNTER×HUNTER」

会長選挙編で終わらなかった以上、この先まだ評価が変わる可能性はあります。

ですが、間違いなく最強の少年漫画のひとつ!!

 

キメラアント編の熱量は他作品に追随をゆるしません。

 

念能力という一定の法則がありつつも個性が出る特殊な力は、数多くの中高生を妄想させる圧倒的な中二病パワーを持っています。

 

目立つファースト、チームの主砲でワガママで気分屋だけど結果は必ず残す4番。そんなポジションでの選出です。

 

弱点はやはり休載の多さ。

怪我に泣くというよりも気に入ったスイングが出来ないからシーズン中なのに自主キャンプに行ってしまうというイメージです……。

 

「HUNTER×HUNTER」選出裏話

少年漫画の王道、バトル物。

間違いなく一番の激戦区でした。

 

ジャンプだけ見ても「ONE PIECE」「NARUTO」「BLEACH」「ドラゴンボール」とライバルが多すぎます。

 

前の3作品は作品が長くなりすぎてときに冗長さが出ることが弱みとなりました。

「ドラゴンボール」に関してはグレートサイヤマンとかちょこちょこ迷走する部分があったり、作品としての深みが弱いと感じた部分がネックでした。

 

他に候補が上がったのが「うしおととら」と「鋼の錬金術師」。

 

「うしおととら」は骨太なストーリーとテーマ性ですが人間キャラクターの魅力で若干弱いかなというところ。

 

「鋼の錬金術師」は最後まで悩んだのですが、最終決戦の盛り上がりがキメラアント編ほどではないかなというところで惜しくも外れました。

 

ただ、「HUNTER×HUNTER」がこれから評価を下げるようなことがあればすぐに交代するような本当に僅差での選出でした。

 

5番 サード 「沈黙の艦隊」

40代以上の大人が読む漫画の最高峰を一本選ぶならこれ!!

 

他の人が作る漫画ランキングでは見たことがありませんが、結構昔の作品なので読んでいないのでしょうか?

 

日本の原子力潜水艦が独立国を名乗る、ロシアやアメリカなど他国とガチの戦闘を行い死者も出る、息をつかせない衝撃の展開が連続な名作。

 

その姿勢と破壊力からサードで5番に収まりました。

 

しかし思想的に特別偏っているわけではなく、政治を比較的フラットな目で見た稀有な作品です。

 

かわぐちかいじ作品でも最高傑作だと思いますし、現状同じ方向性で戦える作品は皆無と言っていいでしょう。

 

最終盤の展開は少しだけ賛否両論あると思いますが、リアル寄りの作品としては絶対にオススメです。

 

「沈黙の艦隊」選出裏話

10代後半から20代向けの青年漫画とは別に、30代40代以上を向けた作品となると幅が広くて選出が難しいです。

 

仕事物系なら「宇宙兄弟」や「ヤミ金ウシジマくん」、「島耕作シリーズ」あたり。

意表をついたら「こちら葛飾区亀有公園前派出所」とか「孤独のグルメ」「美味しんぼ」あたりも浮かびました。

 

その中で、若年層との違いで政治や思想に踏み込むとなると「沈黙の艦隊」と「勇午」の二択に。

 

そうなったとき、一つのテーマを掘り下げて描くこととシリーズものの深みの違いが出てきます。

 

候補が出揃った後は比較的すんなり「沈黙の艦隊」が選出されました。

 

6番 ライト 「G戦場ヘヴンズドア」

圧倒的青春の熱量!

漫画家漫画が最近ではしばしば話題になりますが、ブームの火付け役はこの作品かもしれません。

 

荒削りな青いパワーを評価して、敵を休ませない攻めの6番ライトでの起用です。

 

3巻で完璧にまとめた抜群の構成力、印象的なシーンの演出力、キャラクターの描き分けも含めた画力と、表面的なパワーだけでなく実はあらゆる面で一級品の実力を兼ね備えています。

 

お仕事物としては弱いですが、少年漫画の次に悩める中高生にぜひ読んでほしい作品です。

 

「G戦場ヘヴンズドア」選出裏話

青年漫画で10代後半~20代くらいの若い人向けは有力作が多くて悩みました。

 

その中で、ぜひ入れたい仕事や創作というテーマを持たせると残ったのは「G戦場ヘヴンズドア」の他に「BECK」「のだめカンタービレ」「BLUE GIANT」あたり。

 

「のだめカンタービレ」は女性向けながら男性が読めるという点でぜひ入れたかったので悩みました。

 

決め手は青春1点突破の破壊力と、3巻というコンパクトなページ数で完璧にまとめられた構成力。

 

どうしても10巻以上で長くなってくると作家さん自身思いもしない成長に戸惑ったり、ハードな連載の影響が出てきて間延びしたり粗がでてくることがあります。

 

可能なら出来る限り本筋は短くまとめる、脇道はスピンオフとか巻末のおまけなどで追加がベストな気がします。

 

7番 レフト 「神のみぞ知るセカイ」

邪道から始まって王道を突き抜けた最高のラブコメ!

 

一見すると主人公がギャルゲーマー、絵柄も萌え寄りでオタク向けですがそんなことはありません。

 

ちひろというヒロインの存在がこの作品を大きく飛翔させ、ラブコメの一つ先の世界を開拓しました。

 

ここまでキャラが立っていて主体的なラブコメ主人公というのもそうはいませんし。

 

ややマイナーですが外す訳にはいかないと7番、レフトでの起用。

 

キャラクターが多いけど誰が選ばれるか分かっているラブコメは少年向け、少女向けともに多いです。

ですが特殊な設定のため、「神のみぞ知るセカイ」はそもそも主人公の桂馬が誰かと最後にくっつくのか? というところからスタートしておりその解答をきちんと出してくれたのがすごい。

 

本筋に関わらないヒロインも魅力的で若木民喜先生のセンスが光ります。

絶対にもっと評価されるべき作品!

 

「神のみぞ知るセカイ」選出裏話

少年向け、少女向けどちらからも選べますし、ラブコメは必ず一本は入れる必要があると思っていました。

 

候補に上がったのは「神のみぞ知るセカイ」の他だと「タッチ」「ラブひな」「俺物語!!」あたり。

 

特に「タッチ」はアニメでカットされたラスト間際、アイドル住友里子ちゃんのエピソードが素晴らしい。

 

恋愛を描いた作品の場合、これが大きな壁として立ちはだかります。

 

これを越えた作品は30年近く現れなかったと思います。

 

その上でやはりちひろの存在とラストの桂馬の選択が一つ大きな意味があったこと、各エピソードの密度から「神のみぞ知るセカイ」を選出しました。

 

ただ少女漫画は僕自身まだそれほど読めていないので、もしかしたらもっと良い作品があったかもしれません。ここはこれからの課題ということろです。

 

8番 セカンド 「浦安鉄筋家族」

童心に帰れる、圧倒的爆発力のギャグ漫画!

 

「浦安鉄筋家族」はコロコロコミックで多い、小学生の下ネタの発展系を得意とした漫画です。

しかし、ベタだけでなく現在主流となっているシュール系のエピソードもしっかり抑えています。

 

長く続いていることもありますし、人によって笑いのツボが異なるので8番という打順ですが長打率は高め。

 

主人公である小鉄が小学生で小柄なこと、作品が長く続いている努力家なイメージからポジションはセカンドになりました。

 

キャラクターがどう見ても現実の人や他作品のパロディだったり、分かりにくいネタがあったりちょっとマニアックなところもしっかり抑えています。

 

「浦安鉄筋家族」選出裏話

ギャグ漫画は一本は入れたい。

その上で年齢性別を問わずに楽しめる作品は意外と少ないです。

 

候補は「浦安鉄筋家族」の他、「銀魂」「日常」「ピューと吹くジャガー」「魔法陣グルグル」あたり。

 

「銀魂」と「魔法陣グルグル」がギャグ特化でないことから外れ、「日常」と「ピューと吹くジャガー」はともにシュール系。

 

そうなると、ベタもシュールもこなせつつ長く続いているのにテンションの落ちない「浦安鉄筋家族」は強かった。

 

「FXで有り金全部溶かした人の顔」で有名なちょぼらうにょぽみ先生がベタもできる進化をしたら一気に有力候補になるかもしれません。

 

少女漫画と同じくギャグ漫画も少年向け・青年向けのシリアス作品に比べると読み込んでいないジャンルなので、これから強化していきたいと思っています。

 

9番 ピッチャー 「ドラえもん」

最初に読む漫画を1冊選べと言われたら「ドラえもん」!

 

アニメも高いクオリティで長く放映が続いていますし、漫画を読んでも通常エピソードと大長編ドラえもんの二刀流でもはやズルいくらいの強さ。

 

この二刀流を評価してピッチャーでの起用になりました。ただ、爆発力は弱いので9番です。

 

ちょこちょこ物事の本質を突いた哲学的なセリフがあったり、ひみつ道具をどう使おうかという想像することの楽しさを教えてくれる優れた作品です。

 

45巻もあるのに実は主要な名前付きのキャラは案外少なかったり。

 

どこから読んでも大丈夫を極めた一つの結果が「ドラえもん」だと思います。

 

「ドラえもん」選出裏話

最初に読む漫画を1冊あげるとしたら、まず思い浮かんだのは「ドラえもん」でした。

他だと知名度的にどうしても数段劣ります。

 

その上で、「ポケットモンスターSPECIAL」と「落第忍者乱太郎」が候補に。

 

「ポケットモンスターSPECIAL」はどうしても原作ゲームが新しく追加されるという事情からシリーズものになり、ストーリー漫画としては一貫した強さに欠けます。

 

「落第忍者乱太郎」は初めて読む漫画としては情報量が多すぎるかな、という懸念がありこちらも最初に読む1冊としては弱い。

 

そういった事情から事実上「ドラえもん」の一択ですんなり選出されました。

 

あとがき

いかがだったでしょうか?

 

今回このまとめを作ったのは、

いろいろな漫画ランキングがあるけど100位までとかあると本当にちゃんと選べるのか?

という疑問があったのが発端です。

 

少年漫画でベストランキングとかならともかく、ジャンルが複数あるとそもそも比べること自体難しいと思います。

それに、100作もあると88位と87位は絶対に入れ替わらないのか? 実は73位と61位が逆な場合もあるんじゃないのか? とか色々思ったのです。

 

そう考えたとき、「打線組んでみた」には2つの利点があります。

 

1つは基本的に9作という少ない数しか選べないこと。

DHとか中継ぎとか抑えとかもう少し増やしたとしても15作はいきません。

こうなると、選ぶ方も慎重に選びますし、ときには断腸の思いで好きな作品を外す決断をします。

 

今回僕は基本となる「オールタイムベスト」というテーマで作品を選出しましたが、もっといろんな作品を紹介したければジャンルを絞ればいいのです。

 

「オールタイムベスト」は自分の好みの方向性に向かってジャンルを深掘りしていく基本となるまとめです。

 

これを受けて最近勢いのある新しい作品が読みたいとか、ギャグ漫画が読みたいとか思ったらぜひ掘り進めていってください。

 

2つ目は、ジャンルが違うと純粋な順位だと比べにくいのでランキングの上下ではなく役割で考えた方が良いということです。

 

少年バトル漫画ばっかりとか、ありがちな選出を防ぐことができます。

好みは人によって異なるので基本となるまとめの場合、これは結構重要だと思うのです。

 

野球で考えるとポジションで役割やイメージも違いますし、バランスを取ることを考えます。縛りがないまとめの場合はこの制約のおかげで逆に質が高くなると思います。

 

そんな理由で、今回の選出を「打線組んでみた」形式で行いました。

 

人によってはツッコミどころもあるかもしれませんが、そういう場合はコメントをぜひお願いします。

 

この記事があなたが面白い漫画と出会うきっかけになったら僕としてはとてもうれしいです。

 

ありがとうございました!