凡才ですから

凡才だから努力して一日ひとつだけ強くなる。

本当にほしいものはやっぱりお金じゃ買えない(かもしれない)

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どうも、タイヘイです。

 

お金じゃ買えないものがある、というのはどこかのクレジットカードの宣伝文句のようですが本当にそうでしょうか?

 

ホリエモンが出てきたあたりで、大抵のものってやっぱりお金で買えるよなと僕はひそかに思うようになりました。

 

それから10年ほど経った今は社会に出て、身体を壊したりいろいろありました。

そんな経験があってようやくお金とそれ以外のどちらが大事なのかという問いに一応の答えを持てるようになったような気がします。

 

今日は、人が本当にほしいと思うものは何なのかについて考えようと思います。

 

友情と愛情といった人との関係はお金じゃ買えない

お金じゃ買えないものの代名詞が友情と愛情です。

親友とか恋人のことですね。

 

友達はともかく、恋人ならお金があれば手に入るとか言う人もいるかもしれませんが論点がちょっとずれています。

 

僕も含めて人がほしいのはお金がなくても自分を愛してくれる人であって、お金を主目的にする人がほしいわけではないのです。

 

キレイなおネーちゃんのいるお店でお酒を飲んだりするのは楽しいですが、恋愛とは求めているものが違うんだよ、ということですね。

 

これが恋愛じゃなくて結婚を考える場合だと、収入は大事になりますけどそれって子供を育てられるかどうかっていうのが無意識に入ってきてるんですよ。

 

婚活だと数字で見れる年収が重視されがちだけど、実際は性格の相性とかの方がずっと大事。

 

年収600万だけどお金遣いが荒いし家事も全然しない人と、年収300万だけどコツコツ貯金してて料理が好きとかの人がいた場合って基本的に前者の方が有利ですよね。

 

でもこれだって個人の好みがあるわけで、家電みたいにスペックを重視するとそれを忘れがち。

 

婚活より趣味とか友人や仕事を通しての方が良い出会いがあったり、場合によってはナンパの方がまだマシなことすらあるのはちょっと覚えておいた方が良いかもです。

 

 

スキルや健康といった自分の内側に属するものはお金じゃ買えない

人間関係が自分の外側に属するものだとしたら、スキルや健康といった自分の内側に属するものはお金じゃ買えません。

 

もちろんお金があれば学校に通ったり本を買ったりもできるし、人間ドッグを受けたりライザップを利用したりもできます。

 

でも、100万円とか1000万円と引き換えに急にスキルや健康が手に入る訳じゃないんですよね。

 

これが経営者だったら、スキルのある人をお金で雇うみたいなことがあるわけですが僕たちが英語を話せるようになりたかったりするのはそういうことじゃないんですよ。

 

髪の毛が寂しくなってきたらほしいのはカツラじゃなくて髪の毛が自然と生えてくることというのも同じですね。

 

物欲はお金があれば一瞬で満たせますが、自分の内側にあるコンプレックスを解消したり満足感を与えてくれるわけじゃないのです。

 

 

お金で買える唯一絶対のものは「時間」

じゃあお金が大事じゃないかというとそういうわけでもないのです。

物欲って多くの人は2,300万円から多くても1000万円くらいで満たせると思います。

でも人生に置いてお金がかかるのってむしろ趣味より生活費の方。

 

切り詰めれば一ヶ月10万とかでも何とか暮らせますが、これだって年間120万かかります。

22歳から80歳くらいまで、自分の力で約60年生きるとしたら7200万かかるわけです。

 

ちょっと生活のレベルを上げれば15万、20万くらいまでは普通に使いますしそうなると1億円、1億5000万円とかになってしまうのです。

 

そう考えると自己実現とかそれ以前に、本質的には結局のところ、生きるために働いているのです。

 

そしてこれがツライ。

 

仕事は8時間。

でも残業が普通に2時間(場合によってはそれ以上)。

昼休みは1時間あっても好きなことを完全にできるわけでもない。

さらに通勤に短くて1時間、長くて3時間とかそれ以上。

 

普通に働くと、どう短く見積もっても10時間は拘束されちゃうんですよ。

 

正社員や契約社員に限らず、アルバイトとかパートだって確実に30分とか1時間は無駄にしてますからね。

 

お金があるとこの拘束時間をなくせるわけで、それが唯一絶対と言えるくらいの圧倒的な価値。

 

自制できて継続的に稼げるならブロガーとかネットの自営業がめちゃくちゃ有利なのはこの点。

 

自分をコントロールできるなら理想的なのが自営業のフレックスタイム制。

仕事の合間に家事をしたり、気分転換に昼寝や運動をしたり。

それで、通勤時間がゼロなので精神的にも体力的にも有利だし無駄な時間がない。

 

ただ、全部の仕事がそうなるには100年200年かかるでしょう。

今の時代にセミリタイアとかもう二度と働かないとなると1億円じゃ足りないくらいですし普通はそこまでの金額を1度には手に入れられないんですよね。

 

手元にお金があるからと生活のレベルを上げたり、無駄なものを買ったりして失敗する人が実は宝くじの高額当選者には多いとかの話も示唆に富んでいると思います。

 

 

 

いろいろ話しましたが、お金で買える・買えないに関わらず僕たちがほしいと思うものって本質的には形にならないものなのかなって思います。

 

人間関係もそうですし、スキルや健康もそう。時間だってそうです。

 

家(住む場所)とか食べ物とかって生きるために必要なものであって、ちょっと欲求の質が違う気がします。

 

もちろん、美味しいものを食べたいとかそういう気持ちはありますけど実際に毎食が高級店での外食だったら飽きたり疲れたりするような気がしませんか?

 

そんなことをいろいろと考えると、もっと目に見えないものにお金を使うと幸せになれるかもしれないと思う今日このごろです。

 

ありがとうございました!